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123 ロマニャー&アンシュvs小国連合~アレーハン国へ空挺降下作戦~

二回更新します。

爆撃機と護衛機が去っていたあと、変わって大型輸送機がやって来た。


『降下地点まで、一分。準備されたし。』


「総員、降下準備!」


隊長の号令の元、座席に座っていた隊員達は、腰ベルトと両肩ベルトを外し、リュックを背よい、拳銃をホルスターに固定されていることを確認、降下フックを鉄棒にかけ、扉の前にたった。


『降下よーい、降下、降下、降下』


輸送機の後部扉が上にスライドで開き、隊員が軽くジャンプしたあと、降下フックベルトが外れ、斜めに落ちていく。

ある一定の高度につくと、落下傘を開き、地面に着地し、携行していた銃底を折り畳みを元に戻した小銃を持って、降下してくる隊員を護衛にあたる。

隊員達が全員降下し終わると、空軍基地を占領しに向かった。


「あれは…ぜ、前方から敵!敵だぁ!」


敵が接近してきたことを鐘をならし、警戒注意報が発令された。


「敵か!総員配置に付け!お前達も行け!」


「は!」


士官たちが敬礼し終わると、部屋を退出して部隊に戻り指揮を執り始めた。


「構え!」


指揮官の命令により、歩兵銃を構え、銃口から火薬、突起状の鉛を中にいれ、銃口の下に付いてある鉄棒で押し込み、土嚢の上に置いた。


「止まれぇ!空挺戦車を前に出すぞぉ!」


隊員達が降下完了を終えたころ、別の輸送機から、空挺戦車が落ちてきて、急いで此方に向かってきた。


「遅れて、すみません!」


「謝ってないで前に先に進んでくれ、あと体を出さないほうが良いと思う!」


「分かりました!後ろにちゃんと着いてこれる速度で行きます!」


戦車が降下部隊の全面に出ると、時速20kmぐらいのスピードで、降下部隊に合わせた速度で、前進していく。


「撃てぇ!」


アレーハン国空軍基地の防御陣地から、一斉射撃が行われた。

ライフリングされた銃から放たれた鉛は戦車の装甲に弾かれたりしたが、ライフリングがされていない銃では、空気抵抗が無くなると、そのまま地面に落下した。


「砲手、お返しだ。」


砲手が60口径の弾を装填機に置き、スイッチを押すと、火薬などを自動で装填され、砲身の上下の仰角を決めた。


「てぇー!」


車長の砲撃命令を受け、砲手が射撃ボタンを押し、防御陣地の射撃してきた所に向けて60口径の弾を発射した。

駐退機により、砲身が前後し車体は停止して発射したためあまり揺れなかったが、弾は弾道を描いて、防御陣地に着弾し爆発した。

3両の戦車は、そのまま前進しながら行進間射撃を行い、近くに近づくと降下した空挺部隊が突撃を始めた。

突撃していく、空挺部隊ではあるが軽機関銃を使う小隊の援護や戦車に搭載されてある機関銃の援護射撃により、防衛陣地につくと装備してある銃剣でアレーハン国空軍基地守備隊と乱戦に入った。


「おら!邪魔だ!」


指揮官は、サーベルを鞘から抜きサーベルでアレーハン国空軍基地守備隊の兵士を斬っていったり、拳銃で牽制したりした。

アレーハン国空軍基地守備隊も負けじと、歩兵銃を使って防御したり、銃剣でロマニャー軍兵士を突き刺したりしていた。

乱戦になるも、援護射撃やFULLAUTO機能のあるお陰か、アレーハン国空軍基地守備隊は壊滅した。

ロマニャー軍空挺部隊にもかなりの被害が出て、部隊活動が出来なくなっていた。


「報告します。死者400名、負傷者3400名です。軽傷者は数に含んでおりません。報告終わります。」


報告により五千人ほどいた空挺部隊は千人しか実質動け無い状態になっていた。

それからも、報告兵から立ち替わり報告を聞いていると。

ちなみに、救護兵50名は含みません。


「報告します。作戦に戦車を使った空港整備ですが、人員不足が置き整地などの整備は終わっていますが、誘導灯を置くなどの人員がおりませんので、整備にはまだ時間がかかります。以上です。」


「わかった。手伝おう。」


「あ、いえしかし、指揮官殿が手を煩らせるようなことをしなくても…」


「よい。案内せよ。」


「は、は!」


指揮官を含めた作業員が滑走路などを整備したり、誘導灯を設置したりなどを行い、なんとか作戦全部を終わらせ、指揮官はそのまま隊員の慰問周りを始めた。


「お前、なに立っているんだ?怪我人は座るなり、横になるなりせんか!」


「は、自分は軽傷のマークをつけられ、早期に治療によりある程度治りましたので、歩哨に立っております!」


「そうか!すまんかった!では、命令だ!歩哨の任を解き、私を案内しろ!」


「は!」


指揮官を連れた歩哨は、そのまま医務室に入り、治療が済んでいる負傷者の簡易的な敷きマットで、握手と話をした。

それから、二時間後味方の輸送機が滑走路に着陸し、死者や負傷者を乗せ帰還した。

輸送機と入れ違いで、本国から送られてきた援軍が続々と降りてきて、ジープや戦車などの機械化部隊なども降りてきて、元の基地よりでかくなり、そのまま前線基地となった。

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