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109 終結するも内戦へ~ロマニャー海軍陸戦隊と陸軍海上機動旅団vs共和国陸軍都市防衛軍~

海軍艦隊により制海権を得てから一週間後に強襲揚陸艦が到着し、まず海軍陸戦隊がゴムボートに乗り陸をめがけて出発した。

陸軍海上機動旅団は、別の強襲揚陸艦からAAV7に乗り、別の砂浜を目指した。

このとき、海軍陸戦隊が上陸するところと陸軍海上機動旅団が上陸するところでは、あまり離れていない都市で、陸から行けば遠くなるが、海上からエンジン付きので行けば6時間弱で漕ぐ船なら2日かかる距離である。


海軍陸戦隊のゴムボートが砂浜に乗り上げ、陸戦隊員達が、一気にゴムボートから降り攻撃を開始したが、丘の上に置かれているトーチカからの銃撃や狙撃手(スナイパー)からの攻撃により陸戦隊員達は、設置した防衛柵に身を隠し、自動小銃や軽機関銃等を使って対抗していた。

そして、遅れて何隻かの上陸用舟艇が砂浜に乗り上げ、ハッチが地面に着くと、小銃や軽機関銃などの音よりも大きい戦車のエンジンが場に響くと同時に、戦車から一発、主砲から放たれた弾が丘のトーチカの一部を破壊した。

攻撃がまちまちになってくると、陸戦隊は、つかさず動いた。


「行け!突撃!突撃!」


陸戦隊の将校により突撃命令が下ると、物陰から応戦していた陸戦隊員が、一斉に走りだし、丘に上がる為の勾配を登り、丘にある防衛陣地に攻撃を行い、トーチカの占領を行い、ロマニャー国旗を掲揚して占領を海岸側へと伝えた。

こうして、上陸地点付近を占領すると共に補給拠点を作り、戦車部隊と共に首都を目指した。


一方陸軍海上機動旅団は、上陸したのち陸軍の一部兵が携帯してある携帯型擲弾筒M2、小銃擲弾筒から防衛施設へ攻撃を初め、それから、物陰に隠れて陸戦隊と同等のやり方で攻撃をしていた。


「報告。陸戦隊は上陸完了。約4時間後に浜辺一帯及び敵防衛陣地を占領。おわり。」


通信兵からの報告を聞いているとき、後方から、戦車を積んだ機動揚陸艇が浜辺に乗り上げ、ハッチを開き戦車が浜辺に降りたった。


「主砲射撃用意!」


戦車の主砲の角度を変え、砲弾を装填し、射撃スイッチを押した。

砲弾が主砲から放たれると、少し山なりを描き共和国歩兵を攻撃していた。


「装填完了!」


続いて砲兵が砲弾の装填が完了すると、指揮官からの砲撃命令により、防衛陣地にあるトーチカなどを破壊した。


「進めや!突撃に前へ!行けぇぇ!」


射撃が緩くなってくると、陸軍海上機動旅団歩兵部隊は全軍突撃を開始するともに、浜辺から共和国軍を撤退させることに成功し、そのまま浜辺付近から見える都市を無血占領した。

占領した都市で閲兵式をすることになった。


「これより、閲兵式を行う!縦列4列!」


指揮官の命令により、素早く整列して、軍楽隊が先頭を歩き、ロマニャー陸軍行進曲を演奏しながら市内を行進した。


「頭~右!」


先頭を歩いている部隊指揮官は、壇上にいる陸軍海上機動旅団の指揮団長が敬礼をして答える。

路上から聞こえる力強い曲が流れてきて、市民の多くと言えど、子供が窓から覗いていたりした。

とある家の一室にて、とある人が閲兵式を見ていた。


「あれが、ロマニャー軍か。」


「は。」


「やはり、我々と装備とか違うのだな。通りで、ロマニャー王国軍が負けるわけだが、これからの身の振り方を考えねぇば。アーロン脱出して帰るぞ。」


「は。」


部屋から二人の影は消えていった。


閲兵式も終わりに近づいてきて、兵器の御披露目及び展示が行われ、食料配給などを行い1日は終わった。


「よし、出発!」


朝から軍用トラックで出発合図が出ると、トラックから排気ガスが出て首都を目指した。

都市は、補給拠点も兼ねている数百の守備隊を置いてあるので、安心して前線移動が出来るのであった。

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