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108 終結するも内戦へ~制海権をかけて ロマニャー海軍vs共和国海軍~

地上、空戦にて戦果をあげている頃、海上では、空母機動艦隊とイージス,ミサイル駆逐護衛艦隊が航海していた。

空母飛燕艦橋にて、艦長と艦隊司令長官が今後のことについて話していた。


「陸さん、空さんは戦果を順調に挙げていますね。」


「艦長。そろそろ、じゃないか?我々も手柄をあげれるぞ。」


艦隊司令長官の言った通りに、対艦レーダーに、敵艦隊の影が映り、艦内放送にて伝えられた。


「艦長。準備していた戦闘機を上げろ。」


「は!『全機発進!』」


艦長の艦内放送にて、空母飛燕の格納庫にいたパイロットたちが自分の機体に乗り、エレベーターにより甲板に出ると、エンジンを発動させカタパルトから次々とF-24戦闘機が、空へ飛び立って行った。


「司令。全機発進しました。」


「受け入れ準備は済ませておけ。そして、対空・対艦戦闘用意。」


艦隊は、敵艦隊といつでも戦闘出来るように対空・対艦戦闘用意に入り準備した。

空母飛燕から飛び立っていった戦闘機隊は、敵艦隊に向けて空路をとり、発見次第ミサイルを撃ち込めるよう、発射スイッチに親指を掛けていた。


共和国海軍は、ロマニャー海軍航空隊を捕らえるため、王国軍と戦争中にロマニャーから提供されたレーダーを改良及びその技術を使って独自開発をした対空レーダーにうっすらと機影が映ったり、映らなかったりしたが、対空戦闘準備を発令した。


「敵機!」


共和国海軍の駆逐艦の横目前に迫った時、駆逐艦に発見される前に、二発の対艦ミサイルVX109を発射していたため、備えつけの機関銃で牽制したあと機首を上げた。

駆逐艦に発見されたため、駆逐艦備えつけの25.5mm三連装4基を撃ち始めた。

一人の砲手がロマニャー海軍航空隊の機体が通り抜けるのを不信に思い海上を見ると、対艦ミサイルVX109が飛んでくるを発見したものの遅すぎた。

対艦ミサイルVX109が共和国海軍駆逐艦の中央に着弾し、VX109の弾頭の高性能爆薬により、大爆発し駆逐艦は轟沈。

航空隊が発射した対艦ミサイルは、駆逐艦から巡洋艦らしきものからかたぱっしから沈めていき、駆逐艦二隻だけのこしてその駆逐艦に他の駆逐艦などの船員救助通信を送り、艦隊へと帰還した。


「司令。敵艦隊の内、救助目的のため残した駆逐艦二隻意外轟沈を確認。航空隊の被害は軽微です。」


「そうか。では、付近の敵を消すか。艦長!全艦に命令。『これより、別の一群に向けて攻撃開始!』」


「は!」


航空隊により全滅した共和国海軍艦隊以外に接近してくる別の艦隊と艦隊勝負となり、駆逐艦から艦対艦ミサイルであるハープーンミサイルが発射され、イージス艦からはトマホークが発射された。

共和国海軍艦隊は右にいる駆逐艦クラス四隻、巡洋艦クラス二隻が轟沈したため、輪形陣の片翼が崩壊したため、陣形を変更した。


「砲撃開始!」


共和国海軍艦隊から負けじと戦艦から砲撃を受けたが、イージス艦、駆逐艦の随伴艦は、機動性を生かして砲撃を回避した。

空母は射程外にいたため、帰還してくる航空隊を収容していた。


ミサイルによる先制攻撃により、被害甚大となった共和国海軍艦隊による砲撃を全て回避は出来なかったが、イージス艦、駆逐艦の主砲砲撃を行うも、戦艦の装甲には歯がたたないので、戦艦以外の随伴艦に向けて砲撃を行い、戦艦には魚雷を当てていった。


「艦長!魚雷装填完了!いつでもどうぞ!」


魚雷室から艦内無線を通じて、装填完了を伝えると、CICによる座標入力で入力された方位に向け発射管が自動で動く。


「魚雷発射!」


四連装の魚雷が方位に向くと、発射口が開き、等間隔で魚雷が放たれていく。


「艦長!対艦ミサイル用意!」


「は!対艦ミサイル用意!」


司令長官から艦長に命令が下ると、艦長は復唱して、CICは対艦ミサイルに座標入力して、いつでも発射できる準備に入った。


「通信!各艦に通達!砲撃を辞め。ミサイルに変更せよ。」


「は!」


通信兵は、通信室に向かい各艦に暗号無線で司令長官からの命令を伝えた。


「司令、いつでもミサイル撃てます!」


「よし!対艦ミサイルハープーン発射!」


「ハープーン発射!」


護衛艦隊の司令長官が乗るイージス護衛艦から、対艦ミサイルハープーンが放たれると、他の護衛艦からもハープーンやトマホークが発射され、共和国海軍の中型艦は海の海蘊(もずく)となったが、戦艦クラスは最後の悪あがきで主砲を発射すると、艦隊先頭にいる艦の後部に被弾した。


「司令、敵戦艦の主砲が先頭艦の後部に着弾。すぐさま、総員退艦命令によりエンジンルーム以外海上に避難したようです。そして、敵戦艦は艦の先端を真上に上げ轟沈しました。」


「よし、このまま制海権を掌握する。空母機動艦隊と護衛艦隊の旗艦を空母飛燕とする。」


空母飛燕を旗艦とする海上部隊は、そのあとに来る援軍との交代を繰り返し、制海権を維持し続け、海上近くにある共和国の都市に対して空砲を昼夜を問わず鳴らしたりして威圧を与えていた。

それから、一週間後に上陸部隊を乗せた強襲艦が到着した。

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