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巨大奇迷路~脱出の鍵は少女?~  作者: 心叶音
プロローグ
1/7

当選

寒い冬の夜


雨はしんしんと降り注いでいる


僕は鞄から鳴り出した携帯を取り出し応じた。


「はい、岡島ですが」


かけてきた電話主は低く重々しい声だ。


「おめでとうございます。あなたは抽選で迷路への挑戦権を手にしました、後日ご自宅に資料をお届けしますのでご確認ください」


「はぁ」


その後すぐに電話は切れた。


唐突に告げられた僕の耳には、雨の音だけが響いている。


「抽選---あ、もしかして---」


咄嗟にポケットからくしゃくしゃになっていたチラシを取り出す。



巨大奇迷路(選ばれし挑戦者は君だ!!)



赤一色で作られたいかにもホラー丸出しのこのチラシ---。


これか、これなのか。


僕はしばらくチラシを眺めていた。


案外挑戦権を手にしてから見てみると、ショボいイベントだな。






あれ、何で雨宿りしてたんだっけ。


そうか傘が壊れたからか。



なんかどうでもいいや。


このまま朝まで待とう。


朝になればチラシの事なんて忘れる。

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