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情報漏洩?

 後書きのステータスにスチールクラブから奪った分を足してなかったので直しました。


 次の日、装備が完成して、屋敷も護衛のリルが家に来て心配事が無くなったので予定より早いが、今日、王都に向けて出発することにした。


 出発前に準備をしようとしたら、衣服などの着替えはフラウ達が、道中の食事の用意はガイン達がしていたので、トワはアイテムボックスに仕舞うだけで準備が終わった。


 トワは元の世界ではオタクでニートだったが、引き籠りでは無くてアクティブなオタクだった。

 海外でやっているイベントに行き限定のアイテムを買いに行く事もよくあった。

 そのため、決めたらすぐに行動するし、遠出も苦ではなかった。


 そんなこんなで荷物を仕舞ってフラウ達にあとの事を任せたあと冒険者ギルドに行ってサリーさんに出発の報告をして、道具屋で野宿の為のテント等を買い街を出た。



 道中にゴブリンやミニウルフ、オーク等の魔獣が出たがトワはステータスを奪うどころか戦う事もなかった。


 アイリとリーネに道具屋に置いてあった弓を買って渡しておいたら、練習がてら次々と魔獣を倒していった。

 トワは倒された魔獣と矢を回収する事しかやることがなかった。



 そんな事をしながら歩いていき、以前オークを狩りまくった森を抜けた時に、この辺に米を作っている町があるとガインに聞いていた事を思い出した。


「二人ともこの辺に町がある筈なんだけど場所を知ってるか?」


 アイリとリーネは互いの顔を見合わせた。

 やっぱり知らないかと思い、ガインに詳しい場所を聞いとけば良かったと後悔しそうになったら、

 二人は顔を見合わせたまま笑ってアイリが答えた。


「フラウさんの言った通りですね」


 そんな言葉に意味がわからず首を傾げる。


「フラウがどうした?」


 アイリは笑顔のまま


「実は、フラウさんがトワ様はきっと米を売っている町を探すだろうからって詳しい場所を教えてくれました」


「うちの連中は凄いな」


 トワが感心していると後ろから誰かが走ってくる気配が複数した。。

 トワ達は振り向いて気配の方を見る。


「トワ様、なんでしょうか?魔獣に追われてる訳でも無いみたいですけど?」


「なんだろうな?」


「ご主人様、見送りじゃあ無いですか?」


 トワとアイリはリーネを見て小さくため息を吐く。


「リーネは、前から思ってたけど、少しネジが緩んでないか?」


 その言葉にアイリが頷く。


「あ~!ご主人様酷いです」


 頬を膨らましながらプイッと横を向く。


「ははは、ごめんごめん、でも、そんなリーネが可愛いんだよ」


 そんな事を言いながらリーネを撫でると、


「トワ様のファンじゃ無いですか?」


 と、アイリが言い出した。


「アイリ?どうした?」


 トワは首を傾げて聞き返すとアイリは、


「トワ様のファンじゃ無いですか?」


 今度は泣きそうな顔で言った。

 それを見てトワは、リーネばかりを褒めている事に嫉妬している事に気がついた。


「リーネの真似をしなくてもアイリは可愛いよ」


 そう言ってアイリを軽く抱き締めて、よしよしと頭を撫でてやる。


「私も撫でてもらいたかったから、リーネちゃんみたくバカな事を言えばトワ様にしてもらえると思ったんです」


「アイリちゃんも酷いです」


 今度はリーネが泣きそうなのでリーネを軽く抱き締めて撫でてやると、ようやく近づく奴等がわかった。


「テメーら、はあはあ、覚悟しやがれ!はあはあ、」


 昨日アイリ達に絡んできた奴等だった。

 走ってきたらしく息切れが凄い。


「あんた等か、なんかようか?」


 少し声に怒気をまぜて聞く。


「はあはあ、昨日の落とし前をつけてもらうぞ」


 昨日は震えまくってたくせに今日は凄い強気だった。


「昨日は邪魔が入ったが、ここなら邪魔されねー!」


 そう言って剣を抜いた。

 昨日の失態は無かった事になってるらしい。

 すると、昨日のもう一人の細身の男が前に出て、


「私はこちらのバートン様に仕える執事のヘンスと言う。昨日事を詫びれば命まではとらん」


 バートンと呼ばれた男が一歩踏み出してヘンスの横に並ぶ。


「どうせ、ドラゴンを倒したとかハッタリだろ。テメーみてーなクソガキが倒せるわけねーからな」


 アイリとリーネが怒りを露にして攻撃しようとするのを止めてアイリに質問する。


「な~、冒険者同士でも殺すと罪になるんだよな?」


「それは街の中だけです。街から出れたら冒険者同士で殺しあっても罪にはならないです」


 そんな裏ルールみたいなの知らなかった。


「そうなの!?」


「はい。そうじゃないと森とかで襲ってきたのが、盗賊か見分けがつきませんから。もし、まだ盗賊に落ちていない冒険者だった場合返り討ちにした方が罪になってしまいますから」


(そうか、俺は鑑定眼があるからわかるけど、普通はわからないからか。)


「じゃあ、この場合殺しても良いんだな?」


「はい」


 トワがアイリとこそこそと話をしているとヘンスが、


「逃げるならどうぞ、しかし、そちらの奴隷は我々が迷惑料としていただきます」


 ヘンスはニヤニヤ顔で言った。


(こんなのが執事とか名乗るなよ。全国の執事に謝ってもらいたい)


 そんな事を考えていると、バートンもニヤニヤしながら、


「死ぬまで玩具として遊んでや...」


 バートンは最後まで喋る前にキレたトワが、威圧の波動を発動したために、糸の切れた人形の様にその場に崩れ落ちた。


「これ以上汚い口で喋るな!」


 もう聞こえないバートン達に言葉を吐き捨てた。

 

 ステータスを奪うために確認した。




バートン 人間 33歳  Lv40

ギルドランクB   スキルポイント80

HP:130/130

MP:20/20

STR:110

DEF:105

INT:30

DEX:50

AGI;80

LUC:2

スキル:

剣術Lv3

格闘術Lv2










ヘンス 人間 35歳 Lv40

ギルドランクB   スキルポイント85

HP:125/125

MP:30/30

STR:115

DEF:110

INT:40

DEX:50

AGI:75

LUC:6

スキル:

剣術Lv3

格闘術Lv1

 




 意外に強かった。


(Bランクも事実だったな。て言うか、二人とも賢さ無さすぎるだろ!)


 馬鹿すぎて懲りずに襲ってきたんだなと、納得していると他の奴を鑑定出来ない事に気がついた。

 バカ二人の後ろで倒れている奴等に近づいて確認すると、既に死んでいた。

 キレた事で威圧の波動が強過ぎた為にショック死していた。


 そんな奴等を苦笑いしながら見ていると他に足りなかったので、辺りを見るとアイリとリーネが少し離れたところから一人ずつ死体(鑑定出来なかっのでそう判断した)を引きずってきた。

 どうやらこの二人は少しはまともだったらしく、昨日の事で既に力量差を感じていて、トワ達と話はじめて少したった頃に逃げ出していたらしく、トワが威圧を使った瞬間にアイリとリーネが殺しに行ったらしい。


(全く気がつかなかった。それだけ苛ついてたって事か)


 トワはバカ二人のアイリ達に向ける気持ち悪い視線と言動に怒りで周りが見えなくなっていたようだ。


 バカ二人しか残らなかったのが残念だったが我慢して二人分のステータスを奪って殺して死体を街道の外に捨てた。

 街道と言ってもただ草原に石や土で少し舗装された砂利道で、街道の外と言っても草が生えて緑の地面か土色の地面かの違いで、正確には草むらに捨てただけだ。


 アイリやリーネが装備を剥ぎ取ろうとしたから。


「汚いから捨てときなさい」


「でもトワ様?売ればお金になりますよ?」


「そんなにお金に困ってないからそれに、せっかく綺麗なアイリとリーネがそんな汚物を触っちゃいけません」


 トワがそう言うとアイリとリーネは口を揃えて、


「「は~い」」


 と言って触ろうとするのをやめた。

 トワはとりあえず腰につけている財布だけを奪ってアイリ達の案内する方に街道を外れて歩いていく。


(何で、俺達の居場所がわかったんだろう?)


 そんな事を考えながら歩いていく。


 


 実は男達はギルドでトワ達が今日、王都に向かう事を話していたのを聞いていたらしく、トワ達が道具屋で買い物をしているうちに待ち伏せをしていたらしい。

 しかし、後ろから襲うつもりでいたら魔獣を倒しながらなのに、AGIが化物並みなのでトワ達がゆっくり進んでるつもりでも移動が速くて着いていくのがやっとで、ようやく話をして止まった為に追いついたのだった。




 しばらく歩くと町についた。

 町はそんなに大きく無くて冒険者ギルドはなかった。

 住んでいる人の数も少なくどちらかと言えば村と表現した方がしっくりくる感じだった。

 村と町の違いは城壁があるかだった。

 村はまわりを木の柵で囲っただけだ。

 ここのまわりは低いが高さは2メートル位の壁で囲われているので町と呼ぶらしい。



 そんな事をアイリとリーネから聞きながら米を売っている店を探しているが売っている店が一軒もなかったが、諦めきれずに探し続けいると数十人の人達がトワ達の前に出てきていきなり土下座を始めた。

 

「冒険者の方々にお願いがございます」


 トラブルの匂いが凄くするがこの状況を無視は出来ないので(米の為にも)顔をひきつらせながら聞いてみた。


「どうしたんですか?」


 すると先頭にいた老人が顔を上げて、


「門の兵士からお聞きしました。何でもAランクの冒険者の方だとか、」


(個人情報がだだもれじゃねーか!)


 トワは心の声を仕舞って、平常心を装った顔で聞いてみた。


「そうですが、何かあったんですか?」


「実は町のタンボにヒポグリフが数匹住み着いてしまって今年の収穫が出来ないんです。どうか、ヒポグリフを倒していたたけないでしょうか?」


 ヒポグリフとは、馬の体に鷲の頭と翼をもったBランクの魔獣だ。


「田んぼとは米のですか?」


 魔獣の事よりも米の方が重要だった。


「お!コメを知っていましたか。そうですコメのタンボです」


 米が食えなくなると一大事なので(俺が)、俺は真剣に

話を聞く。


「田んぼは町の中ですか?」


 ペルイトの街では畑は街の中にあったので、ここもそうなら町の中に魔獣が入り込んだ事なので、辺りの気配を調べて警戒する。


「いえ、タンボには大量の水が必要なので少し離れた川の近くです」


 ヒポグリフを倒さないと米が手に入らないのならばやる事は決まっていた。


「わかりました。倒しましょう」


「お~、本当ですかありがとうごさいます」


「その代わり倒したら米を売ってください」


「倒していただけるのでしたら、米を差し上げます」


 その言葉にやる気が満ちて、


「アイリ、リーネ、行くよ」


「「はい!」」


 そう言って三人は走りだした。

 


 









 


 今の時点の三人のステータスです。




小鷹コダカ 永久トワ人間 15歳 Lv80

ギルドランクA スキルポイント245(165↑)

HP:24330/24330(4500↓)(1395↑)(+20)

MP:12078/12078(4500↓)(2330↑)(+20)

STR:9954(4500↓)(2125↑)(+60)

DEF:12693(4500↓)(4015↑)(+20)

INT:8593(4500↓)(1134↑)(+20)

DEX:7623(4500↓)(860↑)(+20)

AGI:4607(4500↓)(1200↑)(+20)

LUC:95

スキル:

剣術Lv5

槍術Lv1

短剣術Lv1

格闘術Lv4

棍棒術Lv3

肉体強化Lv4

筋肉強化Lv4

気配察知Lv4

隠密Lv3

炎耐性Lv5

状態異常耐性Lv5

火魔法Lv4

水魔法Lv4

風魔法Lv4

土魔法Lv4

回復魔法Lv4


特殊スキル:

アイテムボックス×2

飛行×2

咆哮

硬化×6

威圧の波動

獄炎の息

腐敗の息

HP超回復

MP超回復

自己再生


ユニークスキル:

鑑定眼

ステータスドレイン

ステータス操作

ステータス譲渡






アイリ 猫獣人(奴隷)13歳 Lv40(19↑)

ギルドランクD6/10 スキルポイント55(45↑)

HP:2320/2320(50↑)

MP:2270/2270(50↑)

STR:2278(40↑)

DEF:2270(40↑)

INT:2263(38↑)

DEX:2205(45↑)

AGI:2205(45↑)

LUC:35(22↑)

スキル:

短剣術Lv5(3↑)

隠密Lv4(1↑)

弓術Lv3(3↑)

気配察知Lv4(1↑)


特殊スキル:

硬化






リーネ 犬獣人(奴隷)13歳 Lv30(22↑)

ギルドランクH6/10 スキルポイント80(60↑)

HP:2100/2100(80↑)

MP:2045/2045(40↑)

STR:2081(65↑)

DEF:2068(55↑)

INT:2038(30↑)

DEX:2067(55↑)

AGI:2080(60↑)(+20)

LUC:30(24↑)

スキル:

格闘術Lv5(3↑)

弓術Lv3(2↑)

俊敏強化Lv2


特殊スキル:

硬化



 こんな感じです。


 これからもよろしくお願いいたします。










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