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依頼と武器?

今回は短いです。

ごめんなさい。


 ギルドマスターが重い口を開く。


「実はドラゴンの目撃情報が寄せらせた」


「ドラゴンですか!間違いなんですか?」


ドラゴンは滅多現れない存在で現れれば近隣の街などに必ず甚大な被害を与える。

ドラゴンのランクはAだがその強さは強大で12人のランクAの冒険者で犠牲者をだしながらどうにか倒せるかどうかだ。

それほどの強さがありながら何故ランクAなのかと言うと、犠牲をだしながらでも人に倒せる可能性があるからだ。


「現在ギルドで確認に行かせているが、まず間違いないだろう」


「そうですか、どうするんですか?」


「勿論、討伐隊をだす。だが、現在この街にAランクは君一人なのだ。後はBランク6人のパーティーがいるがドラゴン相手では力不足だろう」


「魔国との国境近くの街なのにAランクの冒険者が少なすぎませんか?」


 最前線の都市なのに戦力が足りなすぎる。

 ギルドマスターは背もたれにもたれて、


「君はAランクになる事がどれだけ大変か知らないからな。Aランクの冒険者は今この国には君をいれて10人だけだ。その殆どが国の依頼を請けるので王都に拠点をかまえている」


「えっ!少ないですね。じゃあドラゴンはどうするんですか?」


「今、王都や他の街にある冒険者ギルドに応援を要請した。早くて四日後にドラゴンの討伐に向かう」


「それでも、10人じゃあ足りないですよね?国軍とかはいないんですか?」


 ギルドマスターは顔をしかめた。


「国軍はいることはいるが色々と手続きが面倒で呼べたとしても十日以上かかる。それに10人全員は集まらんだろう。良くてクラインのパーティー6人くらいだ」


「他の3人は?他国にあるギルドは?」


「3人はそれぞれ自分のパーティーと別の依頼に出ているそうだから今回は来れんだろう。他国のギルドからではまったく間に合わん。なのでクラインのパーティー6人と君それに私の合わせて8人だ!」


「ギルドマスターも戦うんですか?」


 ギルドマスターは少し誇らしげに胸を張った。


「私とて賢者と呼ばれた元Aランクの冒険者だ。暫くの間、戦場を離れてはいたが、まだまだ戦えるさ。ギルドマスターとしてお前等だけを死地には行かせられんよ」


 トワはギルドマスターの凜とした姿に見とれていた。

 ギルドマスターはそんなトワに笑顔を向けて、


「この依頼は死にに行くようなものだが、・・・・・承けてくれるか?」


 部屋に少しの沈黙がおきる。

 トワは腕を組み、目を閉じて少し考えていた。

ギルドマスターは唇を噛み締めてトワの返答を静かに待っていた。


(ドラコンがどれ程なのかは分からない、しかし四日後なら其までにステータスを上げておけばどうにかなるかな?とりあえずやってみるか)


 トワは頭の中で考えを纏めて目を開く。


「わかりましたやります」


 ギルドマスターは申し訳無さそうに、


「そうか、ありがとう」


「でも俺は死ぬ気はありませんよ。俺達が死んだら次にこの街が滅びる可能性が高いんですよね?」


「そうだ」


「なら、絶対に倒します」


「そうだな。我等に負けは許されんのだ。それと、この事はギルド職員も数人しか知らない事だ。なので、あまり他言はしないでくれ」


「わかりました」






 ギルドマスターと話を終えて二人の所に帰る。

 ギルド登録は終わっていて二人はサリーさんと楽しそうに話をしていた。


「アイリ!リーネ!帰ろっか」


なるべく二人には気付かれないように何時もの感じで声をかけた。

 リーネは普通に返事をするがアイリはトワの顔をじっと見る。

しかしアイリは何も聞いてこない。

トワはそんなアイリを見て家に帰ったら皆にドラコンの事を話そうと思った。

二人を撫でてギルドの扉を出るときに何気なく振り返ると、サリーさんはドラゴンの事を知っているらしく辛そうな顔で深く頭を下げていた。

そんなサリーさんにトワは軽く頭を下げギルドを出る。




 家に帰る前に鍛冶屋のダルトンの所による。

 店に近付くと何時もの様に金属音が聴こえる。

 店に入り前回の轍を踏まない様に最初から大声で、


「すーいー「ウルセーんだよ!」ません」


 いきなりでも怒られた。


「なんだオメーか、なんか用か?」


「はい、三人の武器が欲しいんですが良いのありますか?」


 アイリとリーネは恐がってトワの後ろに隠れる。

 リーネは勿論アイリも始めて会ったダルトンにビビってしまった。

アイリの今使っている武器は以前アイリが使っていた物をロイドが売ってくれた。


「アイリ、リーネこの人は鍛冶屋のダルトンさんだよ。恐いのは見た目だけだから大丈夫だよ」


 アイリとリーネを撫でながら落ち着かせていると、ダルトンが、


「誰の顔か恐いだと!」


 と、怒りだした。


「冗談ですよ。それで、何か良いのありますか?」


「オメーのはわかるが、嬢ちゃん二人はなに使うんだ?」


 トワの後ろの二人をハンマーで指した。


「アイリは短剣でいいか?」


 アイリはトワを見上げて頷く。


「はい、・・・・出来れば二本欲しいです」


「ん?予備にか?」


「いえ、二刀流が出来るように練習したいです」


「わかった。リーネは弓か?」


 リーネは、首を横に振った。


「弓は狩りの時に使っていたけどあまり上手くないです。殴ったり蹴ったりが得意です」


ステータスを見ていたからしっていたが、一応聞いてみたがやっぱり格闘が得意と言った。

ダルトンは髭を触りながら考えている。


「なるほど、だったら良いのがあるぜ、ちよっと待ってな!」


 ダルトンさんが奥に走っていった。

 暫くして戻ってきたダルトンが、


「これだ!籠手とブーツだ。これにはアイアンタートルの甲羅を加工してある。硬くて攻撃にも防御にも使えるすぐれものだ」


アイアンタートルとは鉱山等にいるCランクの魔獣で甲羅は硬くて物理攻撃どころか魔法も効かないらしい。

リーネに着けさせるとピッタリだった。


「おう、やっぱ大きさも合うな。次はこいつだ、」


 と言ってカウンターに二本の短剣を置いた。

ダルトンが短剣を鞘から抜くとそれぞれ朱と蒼の刀身をしていた。



「朱のがファイアーリザードの牙から造った代物だ。蒼のがアイスリザードの牙から造った代物だ。その短剣に魔力流すと朱の方は炎を纏い相手を焼きつくし、蒼の方は冷気を纏って斬った相手を凍らせる」


ファイアーリザードはCランクの魔獣で全身に炎を纏った蜥蜴だ。

アイスリザードもCランクの魔獣で相手を凍らせる息を吐く蜥蜴。

 大きさはともに軽自動車位ありデカイ。

 短剣をアイリに渡すとうっとりと眺めている。

最後に刀身が真っ黒に輝いている刃渡り70センチの剣をだした。


「これがオメーのだ。サーペントの牙と骨から造った代物だ。魔力を流すと切れ味が上がるぜ!」


 サーペントは海にいる大蛇でBランクと高い。

長さが20メートル以上あり海の中から襲いかかってくるために攻撃を予測が出来ない。

ドラゴンと同じで滅多にでないが現れると海の町が消えることもある。

 トワは剣を仕舞い、


「いくらですか?」


「白金貨1枚だ!」


「買います」


「速答か!!本当にいいのか??」


 値段を言ったダルトンの方が驚いていた。


「金ならありますから」


 白金貨をカウンターに置く。


「やっぱAランクになると稼ぎが違うんだな」


 ボソッとダルトンが言う。


「よし!これも持っていきな!」


 ダルトンは白金貨を受けとると奥から剣と短剣をさせるベルトと籠手を仕舞える腰袋をトワに放り投げた。


「えっと、これは??」


「サービスだ!」


「ありがとございます」


 トワが頭を下げるとアイリとリーネも一緒になって頭を下げる。


これでゴブリンヒーラー分の金は無くなったけどまだまだ十分に金はあるから気にしない。

金を払い店を出て家に帰る。

何故ダルトンが凄い素材を手にしたのかを聞きたかったが聞いてはいけない雰囲気を出していた。




 家に着いて皆で飯を食いドラゴンの話をした。

 皆一様に青ざめている。

そのあと討伐隊を出すことやトワも行くことを話すとアイリが自分も行くと言い出した。

アイリはすでにステータス譲渡で強くなっているがドラコンがどれ程なのかは分からないのでアイリは待っていてもらうことにした。

アイリは嫌がったが必ず帰ると約束をして他の人も一緒にアイリを説得をして渋々待っていてくれると言った。






 それから少し話をして風呂に入る。

 勿論アイリとリーネも一緒にだ。

 アイリを慰める意味も込めてたっぷりと楽しんだ。

アイリはまだ三日目だと言うのに随分となれてきていてしかもトワのツボを的確に攻めてくる。

リーネもぎこちないなからも胸の凶器を惜しげもなく使ってきた。

風呂から上がり部屋に行くが二体一で、しかもアイリは体力が上がりそのうえトワの急所を攻め続ける攻撃でベットでヤる気力がなくアイリとリーネを両脇に寝かせ抱きながら眠りについた。
















ありがとうございました。

次頑張りますのでお願いいたします。

仕事が忙しくなってきたので少し更新が遅れるかもしれません。

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