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俺のせい?

いつもありがとうございます。

見て下さる方が増えていて恐縮です。



ゴブリンキングのランクをAからBに変更しました。


 朝、目が覚めると凄く爽快な気分だった。

 しかし、体がダルい特に下半身が、横を見るとアイリが起きてトワの頬にキスをする。


「お早うございます。ご主人様!」


 顔を赤らめて恥ずかしそうに挨拶をする。


(昨日より随分と大胆になったな。女性は夜を経験すると急に大人になるのか?)


 と、頭で考えながらアイリを抱き締めて、


「おはよう!昨日は楽しかった?」


 耳元で囁いた。

 アイリは腕をトワにまわして抱き締め返す。


「昨日は、すいませんでした」


 アイリが何の事を言っているのかわからずに、首を傾げる。


「ん?何の事?」


 アイリは、恥ずかしそうに?


「その・・・・途中で気を失ってしまって」


 どうやらアイリは昨日、気を失ってトワを満足させられなかったと気にしているようだ。


「気にするなよ。アイリは最高だった。俺は凄く満足したし。逆にアイリに、無理させ過ぎたかなって、」


「いえ、無理なんてそんなことは無いです。私、頑張りますので、その・・・今夜もその、・・・お願いします」


 アイリは、今夜も頑張る気らしい。

 トワはアイリの体を考えて今日は止めておこうかと思っていたが考えを改めた。


「じゃあ、今夜はもっと、激しくしないとな」


「はい、頑張ります」


「毎日の積み重ねが重要だ。これから、頑張っていこう。それと、ご主人様はやめて名前を呼んでほしいな?」


「ご主人様に対してそれは出来ませんよ」


「ダメかな?俺がお願いしても?」


「う~。わかりました」


「じゃあさっそく、はい、トワたよ、ト・ワ!」


「今ですか?・・・・ト、トワ様。」


「様はとれないかな?」


「それは無理ですよ~!」


 アイリは首をブンブン横に振る。


「なら、仕方ないかな」


 などと、話をしながらしばらくアイリの体を抱き締めて堪能した。

 そのあと、下に降りて先に下にいたガインとフラウと合流して食事をしながら今日の夕方までどうするかを話し合った。

 ガインとフラウはバローズさん達と家の掃除と準備をするらしい。

 二人にバローズさん達に任したらと聞くと。


「腕を治して貰ったから旨い飯を作るのに、厨房の使えるようにしときてえんです」


「屋敷を管理するのに敷地を把握しておきたいです」


 二人には二人なりの意見があった。

 これが、奴隷だから手伝ってくるなんて言ったら無理矢理にでも止めさせるところだか、二人共、自分の仕事をする為ならば止める理由がなかった。

 まあ、それも奴隷だからってのと変わらない気がしたがするが、二人は料理人と管理する者として行きたいと言うので認めることにした。

 二人に飯代ともしもの時のために、金貨を10枚づつ渡した。

 二人共断ったが無理矢理押しつけた。


(なかなか二人共打ち解けてこないな)


 そんなことをしてから宿のオッサンに今までの礼を言って宿を出る。

 宿を出てギルドの前でガインとフラウと別れて夕方には帰るから、バローズさんに鍵を受け取って屋敷で待っていてくれと言っておいた。


 トワとアイリはギルドで依頼を探す。

 アイリは度重なる失敗と奴隷に落ちたことで再登録したらランクがDからEに落ちていた。

 依頼はDランクのグリーンウルフ5匹の討伐とCランクのゴブリン上位種2匹の討伐に決めた。

 グリーンウルフは名前の通り緑色で象位の大きさだ。

 ゴブリン上位種はゴブリンナイトのことだ。


 ギルドポイントは上位ランクの者とパーティーを組んでも自分のランクが基準になる。


 例えば、Fランクの者とDランクの者がパーティーを組んだときにEランクの依頼成功で、Fランクにはポイントが入るが、Dランクには入らない。Dランクの依頼を成功させると、両者にポイントが入る。


 依頼を受け森に向かう。

 街道から外れたトワが最初の頃に近付いていた森だ。

 森に着き、アイリを前にして森に入っていく。

 斥候としての力を強くするためにあえて前を歩かせて気配を探らせる。

 戦闘になればトワが盾役となり攻撃を引き付けて攻撃はせずにアイリにやらせると決めていた。


 しばらく進むとアイリが短剣を構えて静に進み出した。

 アイリの行く方にグリーンウルフが1ぴきいた。

 グリーンウルフは此方に気付かずに寝ている。


 アイリは音もたてずに素早くグリーンウルフの真上の木に移動する。

 少し離れた所でアイリの動きに感心した。


(隠密スキルはレベル1でも使えるな。それともアイリの腕が良いのか?)


 と、考えながらグリーンウルフを鑑定してみた。



グリーンウルフ(魔獣)ランクD

HP:40/40

MP:40/40

STR:20

DEF:20

INT:25

DEX:25

AGI:30

LUC:8

スキル:

牙術Lv1

爪術Lv1

風魔法Lv1



(・・・・・魔法使えるよ!大丈夫かな?それに、風魔法奪えないかな?)


 などと、考えているまにアイリは木から飛び降り寝ているグリーンウルフの首の後ろ、人間なら脛椎の場所に短剣を突き刺した。

 するとグリーンウルフは一瞬暴れるがアイリが落ちついて刃渡り30㎝程の短剣を最後まで突き入れるとグリーンウルフがその場に崩れ落ちる。


「アイリやったな。凄いじゃないか」


「これぐらいは出来ますよ。元はDランクですから」


 そんなアイリの頭を撫でてグリーンウルフを仕舞う。


「少し休むか?」


 アイリは首を振り


「大丈夫です。頑張って早くトワ様のお役にたてるようになりたいです」


 そんなことを言うアイリを抱き締めた。


「可愛い奴め!」


 そんなアイリが周りを気にしだした。


「トワ様、囲まれてます」


「そうだな、グリーンウルフの群れかな?」


 周りには十数匹のグリーンウルフがいた。


「アイリは無理しないで良いからね」


 グリーンウルフが襲いかかってきた。

 アイリの方を気にしながら噛みつきに来た奴を右のフックで殴る。

 グリーンウルフの顎に当たり砕く感触がした。

 その場に倒れ込み微かに息はあるが動かない。


 すると、他のグリーンウルフが警戒して一定の距離を保っていた。

 すると後ろの列にいた奴等が風魔法を使おうとしていたので、火魔法を放ち1匹を燃やすと周りのグリーンウルフが魔法を止めさらに距離を離す。


 なかなか攻めてこないグリーンウルフをよそにアイリを見ると、グリーンウルフの攻撃を上手く短剣でいなしながら、複数のグリーンウルフを相手に少しづつ体力を削っている。

 グリーンウルフは風魔法を口から風を刃のように吐き出していた。

 アイリは風魔法を使おうとしている奴の目を短剣で斬りつけ視力を奪い顔を蹴って放つ向きを変えて同士討ちにしている。


(お~!アイリ凄いな!俺も真面目にやるかな!)


 トワは距離をとるグリーンウルフの群れに突っ込んで死なない様に足を切ったり腹を貫いたりする。

 少したってグリーンウルフが全て地に伏せる。

 数匹死なずにすんだためステータスを奪って止めをさす。

 アイリの方も倒したらしい。

 グリーンウルフをアイテムボックスに仕舞いながらアイリの倒した数を確認すると6匹いた。


「凄いじゃないか!6匹も!」


「いえ、トワ様のおかげです」


 アイリの方にいたグリーンウルフは背後から感じるトワの威圧感に気をとられて動きが悪かった。

 普通の状態のグリーンウルフならば2匹同時でもアイリでは危なかった。


「いや、アイリは凄かったよ」


 アイリの頭を撫でて歩くと少し開けた場所に出た。

 アイリの体力が回復してないため昼休みすることにした。


「ここで、昼休みにしよう」


「私ならまだ大丈夫です。トワ様に迷惑はかけません」


 息を切らせながらそんなことを言う。

 健気で可愛くて思わず抱きついた。


「アイリは可愛いな~!でも休むよ。お腹減ったしね!」


「そう言う事でしたらお言葉に甘えて休ませて貰います」


 そう言って、真ん中にある岩にもたれ掛かって座る。

 トワはアイテムボックスから出発前に買っておいた何かの肉が挟まったサンドイッチを出して二人で並んで食べる。


「ねぇアイリ?」


「何ですか?」


「こうしていると、デートみたいだね」


「ブォ!ゴホゴホ!」


 アイリが噴き出して咳き込んだ。

 顔を真っ赤にして、


「なゃ、なゃにをわたしはどれいなゃのょに」


 アイリは口ごもる。


(真っ赤になって照れるアイリは可愛いな~!)


 まったりとした時間を過ごして残りの依頼のゴブリンを探しに行く。

 しばらく進むとゴブリンの集落を見つけた。


「トワ様!大きい集落です。上位種がいると思います」


「じゃあ、行ってみるか?」


「はい!」


「俺が先に行って暴れるから隠れながらついてきて!」


 トワが先行してゴブリン集落に入りゴブリンを殺戮していく。

 すると、他のゴブリンに命令しているゴブリンの見つけて鑑定してみる。


ゴブリンナイト(上位種)(魔獣)ランクC

HP:80/80

MP:10/10

STR:60

DEF:55

INT:40

DEX:40

AGI:38

LUC:10

スキル:

剣術Lv2


「いた!でも相当強いぞ気をつけろ!」


 アイリを見ずにいった。

 アイリはゴブリンナイトの後ろに回って短剣を構える。

 そんなアイリを援護するためにゴブリンナイトの周りのゴブリンを斬ったり燃やしたりする。

 アイリがゴブリンナイトの頭に短剣を振りかぶる。

 後ろからの攻撃にゴブリンナイトは対処出来ずに攻撃を喰らったゴブリンナイトはそのまま倒れて事切れる。

 アイリの後ろからゴブリンナイトが数匹現れた。

 トワは急いでアイリの元まで走りアイリの盾になるようにゴブリンナイトの前に立ち塞がる。


 数匹の攻撃をトワが受け隙間からアイリがヒットアンドアウェーで攻撃をする。

 ゴブリンナイトの体力を徐々に削って動きが鈍るがゴブリンナイトの体が緑色に光ると動きが戻る。

 ゴブリンナイトの後ろに4匹の杖を構えたゴブリンがいた。

 そのゴブリンを鑑定すると、



ゴブリンヒーラー(上位種)(魔獣)ランクC

HP60/60

MP60/60

STR:38

DEF:40

INT:55

DEX:55

AGI:30

LUC:10

スキル:

回復魔法Lv1



(上位種って他にもいるじゃん!聞いてないよ!しかも、ヒーラーかよ、面倒だな)


「アイリ!ゴブリンナイトの手足を幾つか斬って、俺は奥のゴブリンを殺る!」


「わかりました。ゴブリンナイトに止めをさします!」


「いくぞ!」


 トワはゴブリンナイトの足を斬り奥にいるゴブリンヒーラーに向かって一瞬で詰め寄り手足を斬り飛ばす。

後ろを向くとアイリが全てのゴブリンナイトを仕留めていた。

 安心して4匹のゴブリンヒーラーからステータスを奪う。

 奪い終わり自分のステータスを確認しようとすると、


「ぐふっ!」


 アイリがふき飛ぶ。

 アイリの横の建物を破壊しながら出てきた棍棒を持った、2メートル以上のゴブリンに殴られたようだ。


「アイリ!大丈夫か!」


「だ、大丈夫、で、す!」


 腕を抑えながら立ち上がろうとする。

 咄嗟に攻撃を腕で防御して自分から後ろに飛び、更にはグリーンウルフやゴブリンナイトを倒してレベルも上がっていたためになんとか助かった。


「アイリ!無理するな!そこでやすんでろ!」


 そう叫びデカイゴブリンと対峙した。


(何なんだこいつは?俺の気配察知にも引っ掛からなかったぞ!それにこのデカさゴブリンか?)


鑑定すると、



ゴブリンキング(魔獣)ランクB

HP:200/200(+10)

MP:50/50(+10)

STR:100(+10)

DEF:100(+10)

INT:100(+10)

DEX:100(+10)

AGI:100(+10)

LUC:15

スキル:

棍棒術Lv3

肉体強化Lv2

隠密Lv2

回復魔法Lv2



「ゴブリンキングだと!テンプレ過ぎるだろ!この状況俺のせい?」


 気を引き締めて剣を構える。


(隠密レベル2のせいで俺の気配察知に反応が無かったのか?)


 トワはゴブリンキングと睨み合って剣を構える。


(アイリが心配だ!さっさと片付ける!)


「ぐごぉぉぉ~!」


 ゴブリンキングが吠えて棍棒を肩に担いで向かってくる。












凄い途中ですいません。

続きも頑張りますのでよろしくお願いいたします。

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