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転入生

それから要と睦が7分ほど話していると、担任の教師が来てそれから始業式へ行く為に、体育館へと移動した。

 後に1時間ほど校長の長ったらしい話やらで、ほとんどの生徒が夢の中へと意識を飛ばしている。そんな中、要と鼎は眠る事は無かった。二人とも本当は睡魔がすさまじく襲ってきているが、眠る事が出来なかったのだ。お互いの座っている席は離れていて、顔はおろか姿さえも確認できないが二人とも同じ何かを感じ取っている。


 二人とも誰かの視線を感じている。別に睨まれたり、殺気を感じたりしていないのでそこまで気にする事は無いが、この双子は少々警戒心が強いため眠ったりしないで気を緩めることはしなかった。二人とももしかしたら、何か危険な事が生じるかもしれないと思っている。・・・・・・・しかしそれは取り越し苦労だったのだが、ある意味鼎にとっては危険な事かもしれいないが・・・・・・。

 誰かの視線を感じるものの、その正体が見当たらなく始業式の途中ともあって、二人とも席からたち捜すなどということはせず、警戒しつつも大人しく席に座っていた。


 それから20分ほどたち始業式が終わった。その後はクラス発表が行われた。もちろん双子なので鼎と要が一緒になる事は無く、要と睦はまたも同じクラスになった。要達は2年C組に鼎はB組になった。

 そしてそれぞれ教室移動が終わり、まだ担任が来るまでは時間が掛かったのでまた、それぞれ雑談を始めた。

 ある意味要達は有名人で、要は特に女子に人気があるが、男子としては男装している女子などを恋愛対象としてみる事ができないので、顔は良いがそれほど男子にモテることはなかった。

 それで要の周りには女子が多く集まり、それらと睦と雑談をしていた。


「鼎君と同じクラスに離れなかったけど、要ちゃんと一緒になれたからよかったよ!」

「私も、要ちゃんと一緒になれて嬉しい」

「それに、鼎君とは隣のクラスだしねぇー」

「2年生では楽しくなりそうだね!」


そう言われた要は、集まっている女子に向かって、とびきりの笑顔を向けて言った。


「うん、自分も皆と同じクラスになれて嬉しいよ」


その笑顔を見て、その言葉を聞いた女子たちは皆いっせいに顔を赤らめた。しかし睦は例外で顔を赤らめる事は無く、呆れたような目を要に向けた。要はその視線に気づくことなく今だニコニコと笑っている。睦はそんな要の腕を掴み自分の方へと引き寄せ、誰にも聞こえないように要に耳打ちした。


「ねぇねぇ、今の笑顔と言葉って、もしかして女子が喜ぶと思ってワザとやった?」


それを聞いた要は、さっきとは違い若干黒い笑みを浮かべた。


「そうだよ、やっぱり第一印象はよくないとね。女子は怒られると怖いし後々面倒な事になるからね」


そう言うと要は、睦の元から離れ女子の方へと向かった。それを見て睦は若干顔を青くして、乾いた笑いを思わずこぼしてしまった。


(アハハ。やっぱり鼎君の双子の妹だね、今のは結構腹黒かったよ。やっぱりあの二人顔だけじゃなくて、性格も似ていたんだね。・・・・・・なんか二人の将来が心配になってきた)


 そんな事を思われていると知らず、要は女子たちと雑談をしていた。もちろん作り笑いをつけて・・

 

それから暫くして、新しい担任が来たので皆それぞれの席に着いた。そして担任はホームルームを始めた。


 「えー、自分が新しくC組の担任となった高城です。まぁよろしく。」

 

「それと、今日は転入生がこのクラスに来る事になりました」

「先生、男子ですか?女子ですか?」

「男子だ。まぁ女子は喜ぶだろうけど落ち着いて黄色い声をあげたりしないように」


 「それじゃぁ、入って」



 それまで皆騒いでいたが、一気に静かになり女子は特に期待を込めた目で教室のドアへと目を向けている。それは要も例外ではなく、じっとドアの方へと目を向けていた。しかし要としては顔がどうこうの問題ではなく、自分と同じ立場である双子の片割れの存在に興味があっただけだった。

 そして、ドアがガラっと開き一人の男子が入ってきた。そして担任の隣まで来て・・・・



    「始めまして、雅等黄 太陽です。よろしくお願いします」


  



 最高の笑顔を向けて自己紹介をした・・・・・・・・。

少し間が空いてしましましたが7話です!正直もっと早く書きたかったんですが、話の内容とか流れとか全く考えていなかったので遅くなってしまいました。

 私は書く前にちゃんと話の流れとか考えていなくて、今回も「最後に転入生だせばいいかなぁ」としか考えていませんでした・・・・・orz。

 毎回話を書いている途中に、内容とか流れとか考えながらやっているので、一番最初に考えたこの物語の、全体の内容とかけ離れていくと思います。


 まぁ私は中学生ですでに夏休みにはいっているので、もっと早く書いていこうと思います。夏休み中に10話書けたら、いいほうです。


ココまで読んでくださりアリガトウございました!

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