悪役令嬢が落ちていたので
くだらないことを考えるのが好きです。頭からっぽにしてお楽しみください。
ぼくが学校が終わって帰っていると、道に女の人が落ちていました。
ドレスを着ているし、髪型はたてロールです。
これはきっと悪役令嬢だなってぼくは思いました。
「どうしたの?」
ぼくがたずねると悪役令嬢は泣き出します。
「王子様に婚約破棄されて、おうちから追い出されちゃったの!」
かわいそうだなと思いました。
「ぼくの家にくる?」
悪役令嬢はホッとしています。
だけど一緒におうちに帰ったら、ママに怒られてしまいました。
「うちじゃ飼えません」
「いいじゃん一匹くらい」
「無理です」
なんとか説得したので、一晩だけはとめてもいいってゆるしてもらいました。
今日の晩ご飯は焼き魚です。
ぼくはちょっと心配しましたが、悪役令嬢は器用におはしを使っています。
「わたくしのマナーは完璧なのよ」
さすが悪役令嬢だねってほめたらうれしそうです。
ご飯の後は一緒にテレビを見てスマホゲームをしました。
ぼくばっかり勝っちゃったので怒っています。
おふろに入った悪役令嬢はママのパジャマを着ました。
今夜はソファーでねるそうです。
次の日。今日は悪役令嬢とお別れしなくちゃいけません。
「どこか行く場所はあるの?」
ぼくが聞くと悪役令嬢は悲しそうに笑いました。
「修道院に行くわ」
「途中まで一緒に行くよ」
ぼくは悪役令嬢と手をつないで歩きます。
三丁目の修道院が見えてきました。
さようならを言おうと思ったその時です。
「待ちたまえ!」
目の前に男の人が現れました。
とってもカッコ良くて王冠をかぶっています。
「私と結婚してくれたまえ悪役令嬢」
「あなたは隣国のスパダリ王子! ええ喜んで」
悪役令嬢とスパダリは手を取って仲良く去って行きます。
ぼくはバイバイと手をふりました。
この程度でAIに対抗が無理なのは分かっています。
もっと破天荒なお話があったら読みたいですね。




