ウイルス性肝炎でぶっ倒れた人の話
病気には本当に気をつけて。
はじめましての人ははじめまして、そうでない人はお久しぶりです。
たまにエッセイジャンルに顔を出す豆腐ことジルコです。
ここ最近、書いている途中の作品をほっぽりだし、それどころか小説家になろうにログインすらしていなかった大罪人はどこのどいつだーい。
私だよ!
という感じで、いつの時代のネタを使ってんだよというツッコミを受けそうな挨拶から入ったわけですが冗談はここまでにして
本当にすみませんでした。
特に連載中の作品を何の予告もなく停止してしまい、読んでくださっていた方には申し開きのしようもありません。
かくなるうえは自らの体に醤油を垂らして、存分に食らっていただきたく……あっ、まずそうなのでいらない?
そうっすか。
あっ、ソースでもいいですよ。私としては邪道な気がしますが、多様性の世の中ですしね。
さて、ここまで読んでくださった方は察していらっしゃるかと思いますが、私のエッセイは基本こういうノリです。
合う、合わないがはっきりと別れる感じだと思いますので、自分には合わないと感じられた方はブラウザバックすることを推奨します。
この投稿は10月ですので、その時には是非「トリックオアトリート」と叫びながらボタンをクリックしてください。
それを耳にした子どもたちが、仮装してお菓子をもらいにきてくれることでしょう。
配るためのお菓子を用意して、さあ、レッツ ブラウザバック!
とまあ本当に前置きはそのくらいにして、このエッセイの本題である、私がかかったウイルス性肝炎について書いていきたいと思います。
私が体調が悪いなぁと感じ始めたのは5月ごろです。
部署の異動があり、仕事量が増大した上に新規事業まで担当させられ、ひーひー言いながら日々を過ごしていたのですがまず起こった変化は……
体がだるい、でした。
これはまあ、新しい職場、新しい仕事のせいかな考えて過ごしていたのですが、続いて出てきたのが
食欲がわかない、です。
ここで少し私はおかしいなと思い始めました。
基本私は健啖家です。昔回転寿司で友人と限界に挑戦とか言って、100貫食べたくらいには大食いである自信がありました。
会計時に空になった財布を見て泣いたのも今となっては良い思い出です。
社会に出た今でも朝昼晩の3食をしっかりととり、そのうえ間食までし、デザートにアイスを欠かさない、運動をしていなかったら糖尿病まっしぐらのような食生活をしていたはずなのに、箸が進まなくなったんです。
食べられない訳ではないんです。しかし食べたいと思えない。
そのせいか体重が減り始めてしまい、通勤の自転車で息があがるほどになってしまいました。
ついに私も夏ばてデビューか、などと感慨にふけりながら、体重を戻すために無理矢理食べようとしていたのですが
なんていうか……その…下品なんですが、フフ……嘔吐……しちゃいましてね……
ちゃんとトイレに駆け込んだので、豆腐としての尊厳は守られた訳ですが、久々の出来事に自分自身が一番ショックでした。
焼け付くような喉の痛み、続くお腹の不快感、そして自身の口から漂うすっぱい臭い。
ここまで来て私は、なんかヤバイ(語彙力はご臨終)と気づきました。
そこで近所の病院に行った結果、下された診断はコロナではなく、夏風邪ではないかというものでした。
まあ小さな医院で、しかも私が微熱があったこともあって、そのうえ直近でコロナにかかった同僚がいたもんだから、事前にコロナかもしれませんと伝えてしまった私が悪いのでしょう。
きっと、知らんけど。
もらった薬を飲み、有給を使って休んでいたのですが症状は一向に改善しませんでした。
体力が落ちているからなぁ、などと思いながらさみしく過ごしていたのですが、ついにその時がやってきます。
布団に寝ていて、目が覚めたのでトイレに行くために起き上がろうとしたのですが……動けません。
猛烈なだるさが全身を包み込み、動かせるのはわずかに指のみ。
気分は小人の国に流れ着き、全身を拘束されたガリバーです。
ぼーっと天井を見つめながら、まとまらない思考の中、1つの言葉が明確に浮かび上がります。
それは
『死』
という強烈なものです。
おおよそ回復した今となっては、そんな大げさな、という感じなのですが、その時の私にとってその1文字はとても身近に感じられるものでした。
その後、なんとか体を動かし、大きな病院で血液検査をし、無事にウイルス性肝炎との診断が下され、栄養剤の点滴やらなんやらの助けを借りてどうにか回復することができました。
肝炎って薬がないんですね。いや、いちおう処方されるんですけど特効薬のようなものはないそうです。
安静に体を休めるのが一番ということでしたので、長いお休みをいただくことになってしまいました。
今では血液検査の結果も問題なくなり、このように復帰することができました。
改めて助けてくださった家族、医療関係者の方に感謝を、そして心配をおかけしてしまった皆様に謝罪をさせていただきます。
基本的に酒を飲まない私が肝炎になるとは、想定外の出来事でした。
でもそれがこのウイルス性肝炎の怖いところでもあります。
潜伏期間の数ヶ月、じわじわとこの病は体を蝕んでいきます。
あれ、ちょっとおかしいな。そんな微妙な積み重ねであるため、気づきにくいんです。
放っておくと慢性肝炎から肝硬変、肝がんに進行することもある非常に危険な病でもあります。
もし私の話を読んで、少しでも心当たりがある方がいらっしゃれば、一度病院にて血液検査を受けてみてください。
それがあなたの命を救うことになるかもしれません。
そうなってくれたら私としてもとても嬉しいです。
さて、思いのほか真面目なエッセイになってしまいましたが、ここらで終わりにしたいと思います。
まだ体調が万全だとは言いづらいので毎日更新は難しそうですが、少しずつ物語を書いていきたいと思っています。
これを読んでくれたあなたに、またお会いできることを楽しみにしています。
それでは。
追伸
せっかくのお休みだったのに、体がだるすぎて全く小説が書けませんでした。
これだけ休む時間があったら、何万文字書けただろうに……
まあ、これも良い経験だったと思って気持ちを切り替えていくしかないですね。
私から言えるのは
病は気から、じゃなくって、気になったら病院行け!