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LIFE 6 SENSE

レビュー執筆日:2020/11/16

●インパクトのある歌詞と展開で、濃密に作り上げられた傑作。


【収録曲】


1.CORE PRIDE

2.いつか必ず死ぬことを忘れるな

3.一石を投じる Tokyo midnight sun

4.ace of ace

5.NO.1 (album ver.)

6.クオリア

7.シークレット

8.勝者臆病者

9.6つの風 (album ver.)

10.一億分の一の小説

11.MONDO PIECE

12.白昼夢


 「UVERworldの最高傑作は何か?」と聞かれたら、私は迷わずに今作と答えるでしょう。彼らの特徴といえば、ロックやヒップホップ、エレクトロ、R&B等といったジャンルを掛け合わせてメリハリを付けて激しく鳴らす音楽性と、ある種の「不遜さ」を感じられるほどの強烈な歌詞にあると思いますが、今作においては、そういった要素が上手く重なり合って非常に強い「インパクト」が生み出されているように思えます。


 特に『いつか必ず死ぬことを忘れるな』や『NO.1』からそれを強く感じられます。『いつか必ず死ぬことを忘れるな』では、タイトルの時点ですでに感じられるメッセージ性の強さと、曲の展開ごとにリズムの取り方が目まぐるしく変わる点が大きな特徴となっており、『NO.1』においては、「我らこそがNO.1」等といった不遜さの極致ともいえるインパクトのある歌詞とサビになってテンポが急に速くなる点から、一種のアトラクションのような高揚感を覚えます。その他にも、サビであえて高音を持ってこずにリズミカルに歌う『ace of ace』だったり、童話をモチーフにしたコミカルな歌詞を聴かせる『勝者臆病者』だったり、約3分半でまとめられた密度の濃いバラードの『白昼夢』だったりと、約50分の中に「聴き所」が満載の楽曲群が惜しげもなく詰め込まれています。


 歌詞に関しては若干「上から目線」な点が否めませんが、個人的には、中途半端にならずに行き切っているように思え、「偉そう」を通り越してむしろ「痛快さ」すら感じられます。そういった部分が気にならない方ならば、濃密でインパクト抜群の様相が見事に体現された今作を聴いてみたらどうでしょうか。


評価:★★★★★

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