知恵の必要性を語る
必要がなかった
その結果必要性が知られないまま
死へと向かっていった
知らないままの者が
何も知らないままに世へ向けて
必要がないと叫んだことが
本来の必要性を知らせなかった
必要な者が知らないままになった
必要かどうかの取捨がなくなった
必要でなくても今は
今だけは知らなければならないのだ
無駄だと感じていたがことが
別のところで必要になるかもしれない
無駄だと理解できるのは
無駄だと理解できるだけの知恵がいる
分からない知恵無し者には理解できない