君と出会った日
一週間が立った。
そして僕は病室でカプセル型のVR機器に横になっている。
父さんに運んで貰ったのだ。
「いおり無理しちゃだめよ?」
母さんが心配そうな目で見ている。
「大丈夫だよ。母さん。」
と僕は言った。
「悠聖が作ってくれたから信用はしてるんだが。」
「父さん、悠聖さんに本当にありがとうって伝えて!」
笑顔で僕は父さんに言った。
「父さん一回やってみる!」
蓋を閉じゴーグルをつけて、目をつぶる。
意識がだんだんと薄くなっていく。
「いおり楽しんでね」
父さんの声が聞こえた気がする。
そこで意識がゆっくりと沈んでいった。
目を開けるとそこには草原が広がっていた。
そして僕は地面に立っていた。涙が出た。
3分程度待っていると。
目の前にちっちゃい羽の生えた小人が現れた。
「ようこそ「君と紡ぐ物語」へ」と小人は言った。
「まず君の名前教えてね!」「イオリ」と答えた。
「イオリ君だね!よろしくね!」
「スキャンするよ少しだけ待っててね!」
「内藤いおり君15歳......だね!」
といい「本名でも大丈夫と聞いた?」
「うん!」と僕は答えた。
「ここからはボードの指示にしたがってやってね!」
少し冷たいなといおりは思った。
しかし初めてこの世界であった人?だ。
名前を聞いてもいいのかな?いおりは聞いてみた。
「あの?あなたのお名前教えてくれませんか?」
その人はびっくりしたようで
「ありがとう!君が初めて聞いてくれたよ!」
と花が開いたように笑顔で返事をしてくれた。
「僕の名前は、トイ!おもちゃの妖精だよ!」
「ゆっくりでもいいなら僕が次の説明もしていい?」
とキラキラした笑顔で聞いた。
「よろしくお願いします!」
まずは剣士
剣士は基本的な武器の原点だよ!
魔力、精神、体力、力、速さに小補正
次に魔術士
スキルレベルの一番高い魔術の属性が頭に付くよ
魔力と精神に中補正がかかるよ!
スキルはレベルアップでもらえるスキルポイントで交換できるよ!
最初に10ポイント貰えるよ!
3つ目は格闘家
力と体力に中補正
四つ目は曲芸士
トリッキーな武器を扱うよ序盤は苦労するよ
運と速さに中補正
最後に技士
生産する職業の見習い職業だね!
○○技士から○○職人に進化すると一人前
になった証だよ!
技巧に大補正
「僕のオススメは技士!他の人は知らないけど
この職業はテイマーも含まれてるんだよ!」
「僕はいおり君が気に入ったの!君と一緒に旅をしたいな!」
「トイ?ここの仕事どうするの?」
「そ.それは...」
「もう!この仕事いや!パパにやめていいか聞く!」
トイはどこから取り出したかわからないスマホをだし
「パパ!気に入ったいおりってこがいるの!
一緒にいていい?」
とトイの父さんに聞いているようだった。
「え!いいの!やった!」
「そのかわり?ちゃんとその子守りなさいだって?」
「パパありがとう!大好き!」
「いおり!パパがいいって!」
そして僕はボードに手を置いてこう言った
「僕は技士になります!」
体が光ったそしてピロンと音がなった。
(ユニークスキル獲得者が現れました。)
(ユニークスキルはまだ他にも種類があります。)
(しかし獲得できるのは一人だけ)
(世界のどこかで見つけられるかも知れません。
それではプレイヤーの皆様
よい旅をお楽しみ下さい。)
ええーーーーーー!!
僕が叫ぶとトイが「世界の声が先に言っちゃったよ、、、」
「いおり!スキル欄オープンって念じてみて」
心の中で言って見るとポワンと目の前にボードが出てきた。
名前:イオリ
職業:玩具職人
スキル:空っぽのおもちゃ箱+1
:テイム(トイ)+1 p50
なんでー!!
なんで技士なくなってるの?なんで?
混乱していると
トイが「まあしょうがないよね」
しょうがなくないよね!?
「イオリ落ちついて!一旦深呼吸」
スーハー
「落ち着いた?」
「ありがとうトイ!」
「いおりスキルポイントあるけどどうする?」
「トイはどうすればいいと思う?」
「スキルさっきゲットしたしいるように
なったら増やせばいいと僕は思うな!」
「トイありがとう!」
「最後の僕の仕事!いおりはどうしてこのゲームをするの?」
「トイそれはね、復讐のためだよ」
嫌われるかなとおもっていると
トイは笑顔で言った。
「僕たち似ている部分が多いね!」
「僕はね!おもちゃの妖精の他にね
復讐の妖精って言われてるの」
「君が持っているそのスキル
空っぽのおもちゃ箱」
「それはね僕のスキルであり君に託した物」
「別名残虐の箱と呼ばれてるんだよ」
「君と出会うことは運命だったのかも知れない!」
最後にトイはこう言った。
「いおりこれからよろしくね!」「せーの!」
「「ダイブ!」」
ここに最凶のタッグが生まれた。
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