表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

世界は無慈悲で残酷だ

プロローグ

人はいつ死ぬか、なんて誰にもわからない・・・。

 だからこそ、悔いの残らないように生きなければならない・・・。 

 

 突然来る死に対し、悔いの残らないように生きることができるか?と問われたら、

 僕は「はい」と答えられないと思う。

 

 運命は残酷だ。


 その気になればあらゆるものを無視して何もかもを奪っていく。そして僕たちはそれに抗えず、奪われていくのだ。

 あの時だってそうだったのかもしれない・・・。










 「優~遅い!そんなんだといつまで経っても女の子扱いされちゃうよ?」


 笑いながらそう言ってくるのは僕の姉、優依である。


 「仕方ないじゃん。だってこれ重いし・・・。」


 僕はそう言うが姉はそうでもないようだ。僕のより重い袋を軽々と持っている。周りからはあの子たち姉妹かな?妹ちゃんの方可愛いとか聞こえてくる。

 だがこれだけは言おう・・・。僕は決して女の子ではないのである。

 背は155センチと小さく、少し女顔だからそう見えるのだけだと思う。きっとそうだ。あるものはあるのだ。


 「優、大丈夫?私が少し持とうか?」


 心配そうに僕を覗き込んでくるが、僕も男だ。そう簡単に甘えてばかりではいられないのだ。ましてやこの人の多い場所でそのような事をしてもらう訳にはいかない。


 「いい、別にこれくらい大丈夫だし!」


 そう言い僕は歩き始じめる。信号が赤になり足を止める。


 「優、今日のお買い物楽しかったね。また今度行こうね。」


 そう言って笑う姿はとても無邪気に見えた。このような日がずっと続けばいいなと思う。


 「そうだね、また・・・


 そう言いかけた時、角から猛スピードで飛び出してくるトラックが見えた。急いで逃げようとするが足が思うように動かない。姉も同じようだ。


 あぁ。理不尽だ。わかっていたのならば避けることができたのかもしれない。なぜ運命というのはこんなにも無慈悲で残酷なのだろう。


 君は、悔いのなく生きられたかい?


 そんな言葉が聞こえ、僕の世界は暗転した・・・。

拙くてごめんなさい。誤字等あったらすみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ