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ミラベルさん、騎士めざします!  作者: 凜乃 初
一章 騎士を目指す少女の一歩
4/86

1-2 傭兵ギルド

 食事を終え一息ついていると、不意に視線を感じた。


「ふむ、殺気はないが悪意が混じっているな。だが、どうもあやふやだ」


 ナイトロード家の稽古で、殺気を感じるような訓練も受けたことがある。

 あの時の父の殺気は、それだけで人を殺せると感じたほどだ。当然私は腰を抜かしたし、ルー兄さまは漏らしていた。

 流石に、あんな殺気を出せるのは達人の領域にいるものだけだが、それにしてもこの視線からは殺意はおろか、悪意ですらずいぶんと曖昧に感じる。

 本気で私たちを狙っているわけではないのか? だが、無差別にしては私たちに固定されすぎている。


「どうしたものか」


 周辺に視線を巡らせれば、この悪意が籠った視線を向けてきている相手が特定できるだろうが、そんな露骨に動けば相手にもバレてしまうだろう。

 狙われていると気づかれずに、対策を立てるのが一番なのだが――


「どうかした?」

「うむ、変な視線を感じてな。そろそろ行こうか」

「うん」


 トアは不思議そうにしながらも、私の後についてくる。

 屋台街を後にし、宿へと戻る道を進んでいると、後ろから数名の気配。それがずっと屋台街から付いてきている。


「お前たち、私に何か用か?」


 振り返りながら問いかけると、数人の男が驚いたようにその場で立ち止まった。

 相変わらず、その視線からはふわふわと曖昧な悪意が伝わってくる。


「へっ、気づかれてたか」

「なあ嬢ちゃん、あんた金持ちだな」

「そんな浮浪者のガキにおごれるぐらいだ。よっぽど金持ってんだろ?」

「俺たちにも少しは恵んじゃくれねぇか?」


 ふむ、男の数は四人。どいつもこいつも酔っぱらっているな。

 なるほど、ふわふわとした視線の正体は、相手が酔っぱらっていたからか。これは一つ知識になったな。意識のしっかりしていないものの悪意は、同じようにふわふわとしている。

 戦闘時も、意識を失いかけている相手はこんな感じの悪意や殺意を向けてくるかもしれない。この状態でも、相手は戦意を全く失っていないし気配だけに頼るのは危険ということだな。


「済まないがそれはできない。トアは仕事をしっかりと果たした。その礼として食事を奢ったのだ。何もしていないお前たちとは訳が違う」

「ああ!」

「てめぇ、誰に向かって口きいてんだ!」

「女のくせに剣なんか下げやがって」

「少し痛い目みないと分かんねぇみたいだな」


 口々に荒っぽいことを言う男たちだが、怖さは感じない。むしろ、代わる代わるしゃべるものだから、コンサートホールに声が反響しているようにも感じる。これはこれで面白いな。

 だが、トアには十分怖かったようだ。私の後ろに隠れて、裾を掴んでいた。

 私はトアを安心させるように頭を撫で、大丈夫だと答える。

 余裕な表情の私に我慢の限界が来たのか、酔っ払いたちのうちの一人が襲い掛かってきた。


「おら!」


 大振りの拳を受け止め、そのまま関節を決める。


「痛てぇ! 痛てぇぇええええ!」

「全く、酒臭い上にうるさいだけでは、住民に嫌われるぞ」


 トンッと突き飛ばせば、男は慌てたように仲間の下へと戻っていく。


「私はこれでも傭兵になるためにここに来たのだ。酔っ払いのお前たちが傭兵に勝てると思っているのか?」


 私が鞘から少しだけ剣を抜き、その磨かれた刀身を見せる。

 すると、男たちは真っ赤だった顔を青くして、怯えるように数歩後ずさる。

 ふむ、これはもうひと押しだな。


「そうか、逃げぬならば斬るまでよな!」


 キンッと甲高い音と共に、男たちの足元に一陣の亀裂が走った。

 ナイトロード流剣術、抜剣術風切(かざきり)。風を切る音と共に敵を斬る技だ。速さに特化した技であり、覇衣を乗せると男たちの足元を切り裂いたように離れた相手に攻撃を当てることもできる。


「ひっ!?」

「うわぁぁあああ!」

「殺される!」

「た、助けてくれ!」


 引き攣ったような悲鳴。そして、恐怖が限界に達した男たちは慌てて路地裏へと逃げ帰っていった。

 私はそれを見送って剣を鞘へと戻す。そして振り返りながら、トアの頭に再び手を置いた。


「どうだ、大丈夫だっただろ?」

「お姉ちゃん、すごい」

「私は騎士を目指しているからな。これぐらい当然のことだ」

「おお!」


 キラキラした瞳に見つめられ、再び胸が高鳴るのを感じる。

 さっきから何なのだ! この不思議な感覚は!

 不思議な動悸に胸を圧迫されながら、再び私たちは道を歩き始める。

 そしてすぐに宿の前に到着した。


「じゃあね、お姉ちゃん」


 そうか、トアはここに泊まっているわけではないから、ここでお別れなのだな。

 そう思うと、どこか寂しいものを感じた。

 ほんの数時間の付き合いではあるのだが、トアのあの笑顔が忘れられない。

 路地裏へと去ろうとするトアを、私はとっさに呼び止める。


「ああ。トア、明日も案内を頼みたい。朝九の鐘が鳴るときにここに来てもらえるか?」

「分かった!」

「ではまた明日」

「うん!」


 笑顔で駆けていくトアを見送り、私は宿へと帰るのだった。

 

 カウンターで鍵を受け取り、自分の部屋へと戻る。

 一部屋にトイレの付いた簡素なものだが、作りは意外としっかりしているらしく隙間風は無いうえに隣から声が漏れ聞こえてくることもない。

 女性におすすめできる宿としては正解なようだ。


「ふぅ」


 カバンを置いて、室内着に着替え髪飾りを外し、ベッドへと倒れこむ。

 ベッドはやや硬く、お世辞にも良いものとは言えない。ただ、今まで使ってきたベッドが貴族用に設えられたものなのだ。それと比べること自体がお門違いというものだろう。

 それに、騎士ならば野営をすることだってある。ベッドがあり天井があり、扉に鍵を掛けられる場所で眠れることに不満など持つはずがなかった。


「とりあえず明日はギルドへの登録か。早めに何か依頼を受けられるといいが」


 傭兵ギルドの仕事は、時期や環境によって大きく異なる。

 魔物や害獣の被害が多ければ傭兵ギルドへの依頼も当然多くなるし、逆に少なければ仕事は減る。

 護衛の任務もあるが、これは商人の動きに合わせないといけないため比較的に時期が限られてしまう。夏前のこの時期ならば比較的には多いほうだろうが、登録していきなり護衛任務を紹介されることはないだろう。まずは実力を確かめるために、いくつかの討伐依頼が回ってくるはずだ。

 となれば、やはり魔物や害獣の出現報告次第か。

 金はまだあるが、あまり安心もしていられないだろう。今後は身の回りのことも全て自分でやらなければならないのだ。服の洗濯に剣の整備、食事の確保――は宿でも大丈夫だろうが、やはり金はいくらあっても足りない。


「当面は安定した生活を確保することが目標だな」


 最終目標は当然騎士となることだ。だが、焦って仕損じればその目標も遠のく。

 まずは着実に、近い目標から――

 そんなことを考えながら、私は眠りへと落ちていくのだった。


 翌朝、目を覚ました私はまだ眠気の残った足取りで鏡の前へと向かう。

 寝ぐせの着いた銀色の髪を櫛で梳かし、ヘアバンドで一つに纏める。

 いつもならば、使用人たちが身だしなみを整えるために我先にとやってくるのだが、今日はそんな煩わしい存在はいない。

 私は外出用のケープを羽織って部屋を出た。宿の庭には井戸が掘られており、宿泊客は自由に使えることが出来るのだ。

 井戸にはすでに何人かの女性がおり、顔を洗っていた。彼女たちと軽く挨拶を躱してから、私も井戸から水を掬い用意されていた桶に流し込む。

 指先を水につけてみると、なかなかひんやりとしていて、季節的にも少し冷たく感じ入る。

 パシャン!

 手で水をすくい、顔に掛ければ眠気は一気に吹き飛んだ。


「ふぅ」


 持ってきたタオルで顔を拭い、細かい汚れを丁寧に落とす。

 そして部屋へと戻り、鏡でチェック。よし、問題無いな。ヘアバンドを解き、左のもみあげにかかる一束に、いつもつけているリボン飾りをつけた。

 騎士服を模して作ってもらった自慢の一張羅を身にまとい、腰に剣を下げて食堂へと降りる。


「おはようございます! よく眠れましたか?」

「ああ、疲れていたのかぐっすりだったよ。朝食をもらえるか?」

「はい、すぐにお持ちしますね。お好きな席に座ってお待ちください」


 昨日受付をしてくれた従業員の女性が、今日はウェイトレスを務めているようだ。

 私以外にもすでに多くの宿泊客が食堂へと来ており、テーブルは徐々に埋まりつつある。

 流石に一人でテーブル席を占領するのも悪いと思い、私はカウンターを選択する。

 そこに、トレーを持ったウェイトレスが戻ってきた。


「お待たせしました。朝食のセットです」

「ありがとう」


 差し出されたのは、トーストとベーコンエッグ、サラダにスープと、一般的な朝食のレパートリーだ。だが、どれもボリューム満点で食べごたえがありそうである。

 その量に驚いていると、ウェイトレスが苦笑する。


「うちは冒険者の方も多いので、料理のボリュームは凄いんですよ。食べきれないようでしたら、次回からは量を調整しますので」

「そうか。いや、私にはこれぐらいがちょうどいい」


 確かに一般の女性には朝からこの量は多いかもしれないが、騎士として訓練を行い、筋肉の維持をしなければならない私にはちょうどいい量だ。


「分かりました。ではごゆっくりどうぞ」


 笑顔で去っていくウェイトレスをしり目に、私はさっさと朝食を平らげる。

 朝食を済ませ荷物を持って宿を出ると、すぐにトアが駆け寄ってきた。


「おはよう」

「うむ、おはよう。今日もよろしく頼むぞ」

「うん」

「では傭兵ギルドへの案内を頼む」

「五十エルナ」

「しっかりしているな」


 指定の金額を支払い、トアの道案内が始まる。

 私の泊まっていた宿、華山亭はトエラの東西南北を中央でつなぐ通りのやや西側にある。

 そこから東へと向かい、町の中心へとやってきた。


「あれ」


 トアが指さす先にあるのは、トエラでも目立つ巨大な建物。一見神殿のようにも見えるが、出入りしているのはみな屈強な男たちばかりだ。

 なるほど、あれほど分かりやすかったから、宿への道案内の時よりも安かったのか。


「ありがとう。登録にどれだけ時間がかかるか分からないし、今日はここまででいいぞ」


 いつまでもギルドの外で待ちぼうけさせるのも悪い。その間でも門にいれば案内を求めるものがいるかもしれない。

 ならば、稼げる可能性がある方へ行ってもらった方がいいだろう。

 するとトアは、少し残念そうにしながらも一つ頷いた。


「分かった。じゃあ行ってらっしゃい」

「ああ。行ってくる」


 トアに見送られ、私は傭兵ギルドへと足を踏み入れる。

 そこはまるで役所のような空間だった。

 正面にカウンターが並び、奥では事務仕事をしている職員の姿が見える。

 向かって右側には二階への階段があり、階段の手前に書かれた表示には会議室と書かれていた。左手には掲示板があり、傭兵たちが何やら真剣に物色している。あれに主な依頼が書かれているのだろう。

 受付の職員に頼み、依頼を紹介してもらうことがほとんどであるが、ああやって自分で自分に合った依頼を探すことも可能だと聞いたことがある。


「登録は――どこでもいいのだろうか」


 特にカウンターに決まった表示はない。ただ番号が振られているだけだ。

 なので私は、空いているカウンターへと足を勧める。


「おはようございます。どのようなご用件でしょう?」

「ギルドへの登録を行いたいのだが、ここで大丈夫か?」

「登録ですか? ここで問題ありませんが、失礼ですがお嬢様が? 非戦闘部署(サポーティメント)への登録でしょうか?」


 受付嬢は、私が登録を申し出たことで驚いたように目を丸くする。

 まあ、十五歳の少女が傭兵ギルドに登録したいと言い出すのは、驚くことかもしれない。

 成人しているとはいえ、この年でギルドに登録するのは珍しいからな。

 むしろ、もっと幼い時から、お手伝い感覚でギルドに登録するか、もしくはもっと実力を磨いてから戦闘部署(ファイティパート)に登録するのが普通なのだろう。


「ああ、私だ。戦闘部署(ファイティパート)への登録を頼む」

戦闘部署(ファイティパート)ですか――」


 受付嬢の視線がこちらを射抜く。その眼は、本気なのかとたずねてきているようにも感じた。だから私は真っ直ぐに視線を受け止め、むしろ本気度を表すように受付嬢の目を真っ直ぐに見つめ返す。


「――承りました。ただ、戦闘部署(ファイティパート)への登録には、実技テストがございます。少々お時間を頂くことになりますので、ご了承ください」

「分かった」


 まあ、実力も分からない者を、戦闘部署(ファイティパート)に登録することなどあるはずないか。


「では、こちらの用紙に必要事項の記入をお願いします」


 差し出された用紙に、私は羽ペンでスラスラと必要事項を書き込んでいく。

 ペンの扱いは貴族の嗜み。そう言われ、母からみっちりと訓練を受けた私の字は、本の複写を依頼されても問題ないレベルになっている。

 名前欄に姓を抜きミラベルとだけ書いて、用紙を受付嬢へと返す。


「これでいいか」

「うわー、綺麗な字ですね!」

「実家が厳しかったのでな」

「お名前は、ミラベル様ですね、内容に問題ありません。武器は長剣、覇衣まで使えるのですか! 十五歳で覇衣だなんて凄いんですね! 登録が戦闘部署(ファイティパート)なのも納得できます!」


 覇衣、それはかつて(ともしび)の火の粉とも呼ばれ、剣士が修行を積んだ先にある到達点の一つとされてきたものだ。

 命はたき火のようなものだと言われており、灯の火の粉とはそのたき火から零れた火の粉のことである。本来それはただ地面に落ちて静かに消滅するだけだが、これを自らの意思で操れるようにしたものが覇衣というわけだ。

 この覇衣は体に纏って身体能力を高めることもできるし、それ自体を放つことで攻撃することもできる。

 昨日浮浪者たちを驚かせた、遠くの地面を斬る技もそうだし、ナイトロード流秘伝奥義の覇斬も根底にはこれがある。

 これを習得するには、剣の才能とたゆまぬ努力が必要と言われ、これを使いこなせなければ騎士団の上には行けないと言われるほど騎士にとっては必須事項だ。

 当然ナイトロード家の騎士は、全員覇衣を使うことができる。

 その中でも私は、とりわけ早く習得することができたがな!

 だがその代りに――


「魔法は使えないんですね。まあ、覇衣まで使えるのに、魔法も使えたら反則ですしね」


 受付嬢は書類に問題なしと、加入申請の手続きを進めていく。

 そう、私に魔法の才能はない。

 貴族では魔法の才能を持つ者が多いのだが、ナイトロード家は騎士としてその剣を磨くために魔法の才能を全て排除してきたのだ。

 それは、婚姻の際にも魔法の使えないものを選ぶ徹底ぶりである。

 おかげで、私は魔力を感じることはできるものの、魔法を使うことは全くできない。

 まあ、魔法を使うことができるもの自体が少数のため、これまでさほど気にしたことはなかったがな。


「ではミラベル様、書類はこれで大丈夫です。実技テストの準備ができるまで待合席にかけてお待ちください。後ほど私、担当受付のルレアがお迎えに上がります」

「分かった。ではよろしく頼む」


 私は言われた通りに席に腰かける。

 実力テストか。いったいどのようなテストを受けることになるのだろう。

 対人戦で実力を確かめるぐらいが一番楽なのだろうが、常に傭兵志望の者たちと戦えるものが控えているとは限らない。道具を使うにしても、鎧斬りぐらいならば簡単にできるが、鉄板斬りは少し大変だ。あれは刃の入れ方を間違えると、こちらの剣の刃が欠けてしまうからな。できれば、やりたくないのだ。

 試験内容を想像しながら待っていると、傭兵ギルドに一人の少女が入ってきた。

 見たところ私と同じぐらいか。全身を覆う黒いローブを身に纏い、身の丈ほどの杖を持っている。

 ローブの膨らみから腰にナイフが下げているのが分かるが、あの大きさだとサバイバルナイフだな。戦闘用ではなくあくまでも野営のためのナイフだろう。

 ということは、彼女は魔法使いか。

 なんとなく視線で少女を追っていくと、その少女は窓口へと向かった。


「あ、あの! 依頼報告を!」

「お帰りなさい、クーネルエ。じゃあ依頼書と討伐対象の納品をお願いします」

「あの……ごめんなさい。納品ができないんです。ものが無くて」


 対象品の納品となると、クーネルエという少女が受けたのは討伐依頼か。なんだ、私以外にも戦闘部署(ファイティパート)に登録している女子がいるんじゃ何か。

 しかし納品できないということは、討伐に失敗したのか?

 だが、受付嬢の対応は少し違った。


「またですか。クーネルエ、何度も言うけどちゃんと納品できないと依頼の達成にはならないわよ?」

「分かってるんですけど……どうしても」


 受付嬢はあきれたようにため息を吐き、あの子は申し訳なさそうに何度もペコペコと頭を下げている。


「分かったわ。でも規則は規則。今回も依頼は失敗になるから、依頼金は依頼者へ返金されるわよ。クーネルエの取り分はゼロね」

「分かりました」


 依頼失敗に少女は落ち込み、顔を俯かせる。


「対象自体はいつも通り?」

「はい、影も形もなく」

「分かったわ。なら追加依頼は出さないでおくわね」


 影も形も? 依頼対象を見つけることができなかったのか。

 まあ、相手も生き物だしそういうこともあるが、まるで毎回同じ結果になっているような言い方だな。

 ちょっと疑問に思い、尋ねてみようかと席を立とうとしたところで、戻ってきたルレアに声を掛けられた。


「ミラベル様、お待たせいたしました。準備ができましたのでご案内します」

「む、そうか」


 どうやら試験の準備ができてしまったようだ。あの少女のことも気になるが、今は試験に集中だな。まずは私自身が傭兵になれなければ意味がないからな。

 私は迎えに来たルレアと共にギルドの奥へと向かうのだった。


tips

傭兵ギルドには戦闘部署ファイティパート非戦闘部署サポーティメントがあります。

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