第五十八話 お嬢様らしく
私の名前はリサテア。お母様に言われて最近は色々とお嬢様らしいことをさせられている。
「いってくるわね」
「お母様、いってらっしゃいませ」
今日も私のお屋敷に3人を招く。本来ならば怒られそうなのだが、3人ともお嬢様らしかったり、長の側にいたりするので認められている。
「ふう~イリスが結婚するんだってねえ」
「わあ、それはおめでたいわね」
「私の叔父さんとでしょ、聞いたよ」
お母様は消さなければならないとぼやいていた。どういうことなのか私にはまだ理解が出来ない。
デアトラス学院でお勉強中の私は明日のお茶会は不参加となる。あの、傲慢な人たちとまた会わなければならない。苦痛でしかない。
「リサテアは明日、頑張ってね」
「うん」
家柄に縛られるのは嫌。アルキドゥはよくわからないけど、ただの貴族みたいだし……シーナやユーリはお嬢様なのに自由。私ぐらいだ……。
お茶会後、私はイリスに会いに行った。
「どうしたの、リサテア」
「私、もう嫌だよ……お母様はおかしいし、お父様も変だよ! 」
「大丈夫、安心して」
イリスに抱きしめられるとやさしくて暖かくて心地い。お母さんにもこうしてほしい……。




