第五十六話 ティーパーティー
私とアルキドゥはリサテアの家に向かっていた。とあることを報告するためだ。
私ことユーリは昔から女の子っぽいリサテアみたいになりたいと思っていた。でも、私の家の事情を知り強くなることを決意した。アルキドゥはそんな私と一緒に何でもしたがる。
「リサテア、お待たせ! 」
「あ、遅いよ、二人とも。紅茶が冷めちゃうよ」
「あれ、シーナは? 」
「クッキーを作ってくるんだって」
「へえ」
私、アルキドゥ、リサテア、そしてシーナ。私達4人はほぼ毎日ティーパーティーをしているとても仲良しな友達だ。
紅茶を飲んでいるとシーナが走ってやってきた。ぜえぜえ言っている。
「じゃあ、揃ったから報告するね。私とアルキドゥはなんと、なんと! 長の護衛の試験に合格したのです! 」
「あの人気の……」
「すごいね。私やリサテアには絶対無理だよ」
「えへへ。これでイリスとも頻繁に会えるよ」
かっこいい長のお側にいることは女子達の憧れ。私ももちろん憧れている。
イリスは名家中の名家のお嬢様なので、長の息子のひとりに嫁ぐこととなっている。とは言え、末の息子のため結婚したって権力は手に入らない。イリスはとても嫌がっていた。
「それなら私達とこうしてティーパーティーは難しいんじゃ」
「大丈夫だよ。暇なときは遊ぼう! それに平和だしそんなに忙しくはないよ」
「そうだね」
お茶を楽しんでいると、あっという間に時が過ぎた。私達は解散した。




