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chain  作者: 神崎美柚
カゴ ノ ナカ ノ 鳥
17/143

第十七話 美術部顧問のある日

 3月末のおひる。ポカポカ陽気が気持ちいい。

 今日も中々いい絵画を描けた。人間の血を使って描くのはとても楽しい。


「スフィアさ~ん、失礼しますね~」

「あ、はい。どうぞ」


 ゆっくりと片づけ、声の主である澤村優美を迎え入れる。彼女はアルロイド家の紅茶が目当てなのだ。


「4月から旅行と聞きましたが、どうされたんですか~? 」

「──素敵な風景画もたまには描こうかなと思いまして」

「あらあら、それはそれは」


 人間の血が足りなくなってきた。それでは私の楽しみがなくなる。久しぶりに片田舎で殺戮をしようかしら。


「くかー」

「睡眠薬、いれすぎたわね」


 睡眠薬で彼女を眠らせたのには訳があった。側に悪魔の気配を感じたのだ。


「……この高校、悪魔に好かれやすいとは聞いたけれどまさか、そんなはずは」


 誰かに見られている──そんな気がしたので、彼女に手紙を残し帰ることにした。



「お帰りなさいませ」

「ただいま」


 アルロイド家は殺戮を好む一家。しかし、私一人しか残っておらず、へたに動けなかった。

 それでも私はこの地を宮島家から守るという任務を受け、桜高校美術部顧問として働いている。


「お久しぶりねえ、アルロイドの末裔さん」

「!? 」


 誰かに抑えつけられ、気を失った。 

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