124/143
第百二十四話 エピローグ シルディ編
リサテアからもう凛子には会わない方がいい、と提案された。人間に深入りはよくないのは分かってる。だけど……。
「シルディ、私と森で暮らさない? 」
「どうしたの、お母さん」
「私、もう疲れたの」
モーキュネストの側の森。そこで暮らすという。凛子とは関わるのではなく、側で見守るのが許された。
出来るのなら私は凛子と一緒にいたかった。
しばらくして尋ねてきたのは知らない男の人。お母さんへの客人らしい。
「リィデさんにお願いがあります」
「何でしょうか」
「──裁判に参加してください」
意味が分からなかった。どういうことだろうか。
「あなたがたが操られていたとは言え、こちらは状況が分かっていないのですから」
「分かりました」
お母さんは厳しい目をしていた。




