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救出

結構、日が空いてしまいました。

申し訳ありません。

もう太陽が沈んだ。

燃えるたき火がパチパチと音を鳴らして燃えている。

(左腕の龍・・・自分と関係あるのだろうか)

自分の右腕の龍を眺めながらシェイルは考えにふけっていた。

「んっ…」

少女がのそのそと起き上った。

どうやら少女が目覚めたようだ。

少女の瞳は、深い青に染まっていた。

その青い双眸でこちらに目をやる少女。

「・・・」

シェイルは出す言葉を迷っていた。

(何か言わなきゃ)

迷いに迷い最終的に発した言葉は

「乾いただろう」

シェイルは立ち上がりワンピースの方向に歩いて行った。

自分でもなぜ取りに行ったかわからなかったがしょうがないのでワンピースを取り少女に渡そうとした。

だが、

「よう、兄ちゃん」

声が聴こえた所はワンピースの奥だった。

そのワンピースをたくしあげくぐってくる巨漢の男

片手に金棒、汚れ、ぼろぼろになった肩かけの服

変態・・・いや盗賊?

「・・・」

「おっ、兄ちゃんビビらせちまったか?まあいいそっちの小娘を貰って行くぜ大事な大事な商品だからな」

後ろを向くと二人の盗賊が少女を連れ去ろうとした。

「んっ…んっ!!」

焚火の向こうにいつの間にか口と手に縄をかけられている少女がいた。

「連れてけ」

巨漢は、子分と思われる者に行き先を顎で指示すると、子分は「へい」と低い声で言い少女を連れ去っってしまった。

巨漢はこっちを向き

「すまねえな」

巨漢は棍棒を大きく上げると。

「うちの職業は”人売り”なもんで人に顔見られちゃなんねぇーだ。だから」

ドーン!!

「死んじゃあくれねえか?」

棍棒は地中に一メートルほどの穴をあけた。


”人売り”それは人をさらって貴族等に売る商売人。

人を売る時、凍てついたような仮面をしている。

売られた人は何らかの術で売られる前の記憶がないらしい。


「・・・」

シェイルは黙って双剣を引き抜いた。

「あん?何だ?やるのか」

シェイルは首を縦に振り肯定した。

「フッ、おもしれえかかってこいよ坊主っ何!!」

彼が言葉をつむいでいる間にシェイルは彼の懐に飛び込んでいた。

シェイルは大きく振りかぶり彼に剣をさにして当てた、みねちのつもりだったが

ドドドドドーン

吹っ飛んだ巨漢はばきばきと木を折って飛んでいき大きな大木まで飛んで行った。

その飛距離およそ50メートル

剣で切られた傷はないものの骨の数十本は折れているだろう。

「行こう」

シェイルは、乾いたワンピースを手にっ取った。

(少し汚れたか)

そんな事を思いつつ少女の救出に向かった。


~~~~~~・~~~~~~

「ガタン ガタン」

「んっ」

少女は眼を開けた。その青い双眸で見たのは静まり返った夜の空と輝く月、御者台にいるのは仮面をかぶった男二人

少女は起き上がった。

「くちゅん!!」

少女は服を着ていなかったせいですっかり体が冷えてしまったようだ。

仮面をかぶった一人が少女の言った言葉に何も言わず彼女のほうへマントを放り投げた。

「ありがとうございます・・・すみません、私は誰ですか?」

男は何も言わずさっと何かに書きそれを手渡してきた。

”イ―ナ・ヘルティスト”

と書いてあった。

他にもさまざまな事が書いてあり目を通していくと一つの項目に目が止まった。

”記憶:抹消済み”

だった。

(あれ・・・何で私・・・名前覚えていなかったの?)

イ―ナは、頭のどこを探ってもさっき見た”イ―ナ・ヘルティスト”しか名前が出てこなかった。

「ゴトン!!」

大きな岩でもあった様だ。

もっと下に視線を下げて行くとまた目が止まった。

”売買場所:センストル市場”

イ―ナの頭ですべてが一致した。

「私は、売られるの?」

仮面の男の方をまた見たがそこには仮面の男はおらず白いワンピースを持った少年が立っていた。

「・・・」

「・・・」

一時沈黙

「着ろ」

渡されたのは白いワンピースだった。

「え?」

イ―ナはわからなかった。

彼が誰なのか。

この渡されたワンピースが誰のものなのか

でも、

「ありがとう」

なんだか温かく、そして懐かしかった。

(でもなんでワンピース?)

イ―ナは、自分の体を見た。

そこから見えるのは膨らみかけた胸に下着だけの姿の自分だった。

「・・・」

イ―ナは、目の前にいる少年をまた見た。

少年は、目をそらすでもなくまじまじ見るでもなく見慣れたような感じで凝視していた。

「エ…」

「エ…?」

イ―ナは横にある綺麗な石を持ち

「エッチーー!!」

声と一緒に彼の顔めがけて投げつけた。

ガン!!

「・・・」

少年は、理由がわからないと言う顔で横に倒れた。


~~~~~~・~~~~~~

右手に双剣の片方を、左手には白いワンピースを持ち走っていた。

「いた」

シェイルは目の前の馬車をとらえた。

(俺、何でこんな事やってんだろう。)

シェイルはこんなことする事はガストが死んで、一度もすることはなかった。

(気分が悪いな)

走る速度をもっと上げどんどん馬車に近ずき追いついた。

シェイルは、御者台の横に付き

「ッ!!」

仮面の男を御者台から引きずり落とした。

男は、体勢を崩し

「ゴトン!!」

馬車の車輪にかれた、たぶん重症だろう。

御者台に上りもう一人をけり飛ばす。

「グハッ!!」

あまり力も入れていないが1,2メートルは飛んで行った。

「私は、売られるの?」

その声でシェイルは振り向いた。

「・・・」

「・・・」

なんて言っていいのか迷っていた、女・・・いや少女とまともに話した覚えがない。

最終的にしぼりだしたのが

「着ろ」

そんな不愛想な言葉だった。

「え?」

そう言ってびっくりする少女にシェイルは、白いワンピースを押し付けた。

彼女は少々戸惑ったものの

「ありがとう」

そう言ってもらえたのがシェイルはうれしかった。

少しそんな事を考えていると

「エ…」

「エ・・・?」

不意にそう聞き返してしまった。

少女は小刻みに震えていた。

(寒いのだろうか?)

少女は横に置いてあった綺麗な石をつかみ

「エッチーー!!」

自分に投擲してきた。

少女との距離1メートル弱・・・

よけれるはずがない

ガン!!

「・・・」

シェイルは倒れながら。

(異性は凶暴?)

シェイルはそんな事を考えていると意識が刈り取られた。


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