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第五話「笑い声の向こう」②

 二十分ほど歩いたころ、道の脇に荷車が一台放置されていた。


 すぐに目についた。

 痕跡を消そうという気もないのか、隠してすらいなかった。


 夜久は近づいて、荷台を調べた。

 荷物は残っていた。袋の口が開いていて、中身が少し散らばっている。でも大きく荒らされた様子はない。地面に荷物が投げ出されているわけでも、何かが壊れているわけでもない。


 ただ、御者がいない。


 地面を見ると、砂利が乱れている場所があった。

 複数の足跡が重なって、もみ合ったような跡。血痕はない。大きな争いにはなっていない。


 つまり、それだけ手際が良かったということだ。

 

 荷車の周囲から、草が踏まれた跡が続いていた。


 街道を外れて、森の方へ。

 夜久は影桜の柄に手を添えて、その跡を辿り始めた。

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