表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/51

第四話「泣かない子」

 ラズベリを出たのは、昼を少し過ぎたころだった。


 ディルクから地図を受け取り、翌朝出発という段取りだけ決めて、夜久、蒼依、ゼータの三人は村の中へ出た。

 今夜の宿は確保した。次にすべきことは、情報だ。


 村の中を歩くと、ディルクから聞いていた賊の話が肌で感じられるようになった。


 大通りを歩く大人が、少ない。


 いないわけではない。

 商売をしている者もいる。荷を運んでいる者もいる。だが年齢層が偏っていた。老いた者と、まだ若い者。壮年の男女の姿が、明らかに少ない。


「やっぱり大人が少ないね」


と蒼依が小声で言った。


「ああ」

「働き盛りの人たち、ということか」


と夜久は言った。


「消えているのが商人だとすれば、この村から街へ荷を運ぶような仕事をしている者が多く被害に遭っている、ということになる」

「つまり……」

「壮年の男女が標的にされやすい」


 蒼依が少し顔を曇らせた。

 

 ゼータは二人の会話を聞きながら、路地の奥をぼんやりと見ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ