闇堕ちすりゃできませんでした。①
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
失ってやっと気付く、自分にとってそれがどれだけ大切だったのかを。
なんてさ、物語でバカな登場人物によくありそうな展開だよね。アニメ見て学んでたつもりだったのに今まさに痛感している。俺もそんなバカな一人だった。
どれだけいじめられていても、こんなに笑顔を作るのが苦しいなんて無かった。給食も箸がなかなか進まない。
よしっ、と気合いを入れておかずとご飯を無理やり口にかき込み最後に牛乳で流し込む。
そして手際よく食器を片付け即図書室へ、何があるでも無いのにとにかく急いで向かっていた。
しかし図書室は扉に鍵が掛かっていて入れない。
あれ?司書さん居ないのかな?昼はいつも俺達とバトンタッチで入るのに。
扉の前で立ちすくんでいると、直ぐに後ろから声を掛けられた。
「やっぱり先にいた。結構急いで来たのにどれだけ早いのよ。と言うよりどれだけクラスに居たくないのよ」
呆れた顔をした紫ノ宮さんが小走りに近寄って来る。たしかに紫ノ宮さんが来るのもちょっと早いくらいだ。
「昨日ちゃんと聞いて無かったのね、司書さん今日から一週間県の研修?か何かで居ないって」
俺に説明をしながら鍵をあける紫ノ宮さん、話し終わってもまだ息が上がったままだった。俺の為に本当に急いでくれたみたい、申し訳ない。
ごめん、と一言返しつついつものように受付カウンターに二人並んで腰を下ろした。
ふう、と息を吐き手元を簡単に整理すると置いてある本を手に取り読み始める。栞が挟んであった為、ここで合間に読んでいたのだろう。
「ねえ、何かあったの?」
「え?な、なんで?」
「ん、なんて言うか。なんか変」
察しのいい人は本当に苦手だ。と言うか隠せない位同様しているのかな俺。
読んでる小説から目を離さず更に追求してくる紫ノ宮さん。表情も声のトーンも相変わらずのフラットだけど、そこが逆に怖かった。
隠す必要は無い、ただ語りたく無かっただけ。しかし紫ノ宮さんの圧に負け振られた事実を伝えた。
「そう。残念だったわね」
まあ予想通りのクールっぷりでいっそ安心する。更に過度な追求はしないって所もまたありがたかった。
今日は何故か利用者が一人も居なく、静かな空間で沈黙が続いていた。すると突然、パタンっと音を出して本を閉じ席を立つ紫ノ宮さん。
「私、ちょっと先行くわね、戸締まりお願い。それと放課後は少し遅れるから」
俺の反応だけ見て図書室を出て行ってしまった。怒らせた訳じゃないよね?まあ、いいけど。
深い意味は無いけど、今は俺から離れる紫ノ宮さんですら寂しく思ってしょうがない。
別れたら話しもしたらいけないのかな。
ああ、なんて言うかもう、死にたい。
帰りのHRの後、職員室で鍵を受け取り図書室へ向かった。当然誰もいない、言ってた通り紫ノ宮さんだってまだいない。
人の気配が無い静まり返ったこの空間で年季の入った書物の香りが充満していた。
受付カウンターにバックを置き、黄昏れるように図書室の中央に無心で立ち尽くしていた。
今は何かしてないと変な事ばかり考えちゃう、とりあえず本の整理でもしようかな。
すると突然ガラッと勢いよく戸が開く音がした。
振り返り入り口の方に目をやると、息を上げ深刻そうな表情で俺を見る青木さんがいた。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。