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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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そしてとことん落ちていきました。⑤

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 自分で言うのもあれだけど女子にはそこそこモテる方、ただ俺が情けなくキョドってしまうだけ。


 でもそんな女子達からも距離を取られてしまう今日この頃、今や青木さんを除き俺の味方は三オタくらいだ。


「あー、うん。そ、そうだね、ごめんまた今度」


 そう言えば最近俺から積極的に話しかけていたけど、こいつらから絡んで来なくなったし、誘いも断られるようになった。


 なるほど、これは経験がある。


 道場に通っていた時、同い年だった来田(きだ)君と仲良くなった。一年以上仲良くやっていたけど、ある時練習も遊びも俺が誘わなければ絡む事が無いなと気が付いた時、求められていない事を知って俺からのアプローチを辞めた。すると当然のようにそのまま関係が終わったんだ。


 結局こんなオタク連中にすりゃ、また見限られてしまったんだ。来田君もこいつらも、初めはそっちから俺を求めてきたのにな。


 友達ってなんだろう。


 十一月も終わろうする頃、LHR(ロングホームルーム)で担任の日下部先生がいつにも増して熱の入った表情をして俺達を見ている。


 何を話すかと思ったらすぐに生徒に進行を振った。そして前に出て来たのは、俺に初めからずっとちょっかいを出していたヤンチャ系男子の神埼(かんざき)だった。


 彼はずっと俺に突っかかって来ていた佐藤(さとう)の隣りにいつもいたヤツだ。


 顔が良くて割とオシャレ、頭は良い方じゃないけどクラスでも人気のある上位グループのイケメンだ。

 ちょっと悪そうな振る舞いもモテ要素に含まれるみたいで、好き勝手やってる神崎はそう言う周りの人間をよく解っているんだろう。


「今日はみんなに大事な話があるんだ!」


 なかなかの演出家だ。一言で全員の注目を引いた。


「残念な話だけど、今このクラスにはイジメがある。いじめなんて良くない!当たり前の事だ!」


 教室内が少しざわついた。

 至る所からそれを否定するような声が聞こえる。


「いや!ダメだよちゃんと認めよう。悲しい事にこのクラスでいじめは確かにあるんだ!可哀想な被害者が実際にいるんだ!本当はみんなもわかってるんだろ?」


 静まり返る教室。

 そして視線が俺に集まってくる。


「そうだね、悲しい事にこのクラスでは白井君に対するいじめが実際に起きているんだ」


 あ、まじですか。


 それを聞いて乗り出す日下部先生は犯人を追及しようとするが、神崎がそれを止める変な光景だった。


「いや大丈夫!やったやつを裁こうって話じゃ無いんだよ。いじめがどれだけ悪い事かを知って、どうすれば無くなるか、どうすればもっとクラスが良くなるか、そう言う話がしたかったんだ。そうやって俺たちの意識が変わればいじめなんて自然に無くなる、そう思わないか?」


 拍手喝采の中、神崎を筆頭に『いじめについて』と言うクラス会が行われた。

 その平和的思想と人を先導するリーダーシップに彼に対する評価が高まり、それを誰かが『ヒーロー』と呼び皆が認めていた。


 俺と言う一名を除いて。


 このクラス会は二回に渡り行われ、二回目は多数の教師と他クラスの級長などこのクラス以外の者も参加していた。


 会議中何度俺の名前が上がったかカウント仕切れない程だ。


 俺はいつものように心に蓋をして、ただ時が過ぎるのを待つだけ。胸に抱いたこの疑問は決して解決はしない事を俺はわかっていた。


 可笑しな話だよ。


 いじめ?まあ、確かにたくさんの人にいじめられているんだと思う。でも困ってないよ?助けて欲しいなんて思った事すりゃないよ?


 みんなが俺を被害者と言う。でもその被害者だけ公開されて、加害者は名を伏せる、意味がわからない。


 クラスの半数位かな、それ以外誰も知らなかったのに、全校生徒が知る程、俺の闇が広がっていく。


 凄いね神崎お前主犯格なのにね、『いじめをネタにしたいじめ』やるじゃん、お手上げだよ。


 翌日からわざとらし位にクラスのみんなが俺に構ってくる。正直言ってとても迷惑だ、心の中で『うるせー、消えろ』と言いながら超絶純粋笑顔一発。


 俺って演技派、ははっ凄いだろ。


 良いも悪いも皆無理した行動、もって一週間程だった。まあ当然の流れ、でもいっそこの方が静かで良い。


 あからさまな嫌がらせは無くなった、でも見えない所で姑息で陰湿な嫌がらせは続いている。


 よく揶揄ってきた女子達や、よくこっそりと声を掛けてくれていた大人しめの女子達は、結局そのまま俺から少し距離を取ったまま。まあ、女子ってそんな感じなのかな。


 そういやあの三オタとも気付いたら疎遠になったな、薄情者め。


 清々しいほどのぼっち、はい俺です。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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