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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
90/230

そしてとことん落ちていきました。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 それから数日たった今日も特別やる事も無く、いつも通り図書室のカウンターに紫ノ宮さんと並び座っている。


「そう。結局生徒会に入ったのね。おめでとう」

「全然めでたくないよ、はぁ」

「まあ・・・そう、ね」


 また気を使わせてしまった挙げ句に沈黙の空気。ああ、俺いるだけで人に迷惑掛けてそうだ。


「あ、そう言えば最近白井君の噂を良く耳にするわね。えっと確か『ちょっとモテるからっていろんな女子に手出してる』とか『それで青木さんに愛想尽かされた』とかいろいろ」


 なんですと?


「そうなの?」

「いやいやいやそんな事あるわけないから!女子どころか男子とすりゃ上手く話せなくて、その、い、いじめられたり、するのに・・・」

「まあ、そうよね」

「青木さんはもちろんだけど、普通に話せるようになった紫ノ宮さんだって俺にとってはレアなのに」

「・・・ふーん」


 まあどうでもいいけど、みたいに相変わらずフラットなテンションの紫ノ宮さん。

 本当に興味無いんだろうな。


「なら次耳にしたら訂正しこうか?」

「え!?ううんそのままでいいよ。火の粉飛んでも申し訳ないし。それに、青木さんはそんな噂に振り回されたりしないよ」

「ふーん・・・白井君がいいならいいけど。信じてるのね」


 いろいろ思うところはあるけど


「もちろん!」

「ふーん・・・だと、いいわね」


 暗めに意味深な事言わないでほしい、自信無くなるじゃん。とりあえず聞かなかった事にしよう。


 そう言って中ば空元気のテンションも危うくなるように周りの男子からの嫌がらせが加速していった。


 これはもういじめだ。


 仲間外れや無視はもちろん、通りがかりにぶつかったり持ち物の紛失は日常茶飯事となった。

 それでもよく声を掛けて来てくれた女子達も次第に距離を取るように、十一月の半ばには晴れてぼっち君が完成されていた。


 そしてそうなると湧いてくる者達がいる。


「なあなあ、白井君も一緒に行かないか?」

「そうだねそうだね、はは。アニメ好きなら絶対欠かせないよね」


 転校して来たばかりの頃に何度か絡んできたオタク連中だ。ぼっちの俺を見て同属とでも思ったのか?もしそうなら少し癪だ。


 決してオタクを悪く思わないけど、『オタク』を免罪符に堂々と社会不適合者的行動を取って団体の中で協調性も無く浮きまくっているヤツを俺は嫌っている。


「そう、だね。行ってみようかな」


 思ってもいない言葉が口から出た。

 振り返って見ると、この時それだけ弱っていたんだと過ぎてから少し後悔した。


 週末に例の三オタと千葉のアニメ系専門店に行きアニメネタ一本で思いの外充実した一日を過ごすことができた。


 どんなに変なヤツと思っていても、深く関わってみると意外と見る目が変わるものだ。いろんな一面を知り共感したり尊敬したり、互いに認め合う事でできる絆があると初めて知った日だった。


 まあキモい所も更にたくさん知ったけど、これって友達ができたって言えるのかな?どうかな?

 そして翌週末も彼らと行動を共にした。


 冬服も定着しマフラーや手袋が必須になる頃、俺から見える景色に変化が見え始める。


 朝教室に入ると挨拶をしてくれる人はもういない。


 男子達は基本無視。

 女子達は少し冷たい視線を送ってくる。そしてあからさまに俺を避けるような行動を取る。


 青木さんを見るのも後ろ姿が多くなった。

 けど!青木さんは俺の彼女ですから!


 男子達よりも女子達からの方が実に陰湿で心に喰らうものがある。この嫌がらせのような俺への扱いはいつの間にか男女が逆転し更に酷くなっていた。


 早く茜ダイブで癒されたい。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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