やっぱ幸せなんて結局刹那でした。③
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
人が違っても学校が違っても、この年頃の人達が行なういじめはだいたい同じだった。
幼い頃から変わらない日常が少しずつ少しずつ戻っていく。
何の空気を察したのか最近は川崎さんがこっちに来なくなった。その為休み時間になると青木さんが川崎さんの席の方に行きよく話をしている。
これはこれでいいと思う。その代わり授業中にめっちゃいちゃいちゃするんで!
ただ、二人の楽しいそうに話をする姿を眺めているのはいいけど、何故かすぐ近くに必ず男子達が屯っているのが気にかかる。そりゃまあうちのクラスのカースト上位の美人二人、ほっとかないよね。
今日はめんどそうなのに絡まれてる、青木さん大丈夫かな。
「うおー!まじでー!おーい白井ー!」
クラス中に響き渡るようなデカい声、ビクッと反応してしまう自分にも相手にもイラつく不条理。
「結羽ちゃんが夜お前でエロい事してるらしーってさ!よかったなー!嬉しいだろー!」
クラス中が静まり返る。
一泊置いてテンション高めの男子や真面目そうな女子達が軽い言葉でそいつを責め立てた。
常にハイでノリだけで生きているような頭のイかれたヤロウ。キメてんじゃねーのか?平気で他人を傷付けて、その笑いはみんな苦笑なの気付かないのか?
たしか矢野とか言ったかな、周りにどれだけウザがられても気にせずいつも上位グループに混ざって騒いでいる。
一緒にいた仲間達にどれだけ責められようと矢野はそれでも変わらない、そのまま笑って済まそうとそんな自分の状況すりゃネタにしてお笑いステージの緞帳を下ろそうとしている。
いや、ちょっと待て!おかしいだろ!言いたいことはたくさんあるぞ。
おい!何俺の女泣かしてんだクソ野郎、殺すぞ。
なんでお前が下の名前で呼んでんだ?
わかってんのか?お前の発言は人を殺す凶器だぞ。
女子を傷つけてなんでいつまでも笑っているんだ?
頭湧いてんのか?
お前の人生はお前が主役だよ好きにしろ、ただ他人に干渉した時点で相手から見たらお前はただのウザいモブなんだよ!人一人の人生の責任も持てない癖に自己満で人の心を傷付けてんじゃねーよ!ガキか?
死ね!クソガキ。
死ね!
アホみたいにいつまでも笑っている矢野を見て、周りも釣られてだんだんと笑い声が増えていく。
は?何?笑い話で済ませる気?みんなばかなの?
ああ、みんな死ねばいいのに。
心の奥底で膨れ上がる悪感情が俺を侵食していく。本当は分かっている、一番許せないのはここで何もできず未だに席に座ったまま動くことが出来ない俺。脳内でしか言いたい事言えないダサい俺が一番許せない。
教室の向こうで顔を真っ赤にしながら俯く青木さん。いつもの照れじゃない、涙を必死に抑えようと顔を歪めながら耐えている、そんな表情だった。
ごめん。俺が情けないせいで、俺と付き合ってしまったせいで。
予鈴がなる頃、何食わぬ顔をして戻ってきた青木さん。今度は照れいっぱいにさっきの矢野の発言を必死に訂正しながら自爆していた。
俺はそんな青木さんの可愛さに、いろんな今で胸が締め付けられていた。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。