俺の彼女は天使でした。④
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
「えー!じゃあ何?一緒にいて手も繋いでないの?」
「いやそれマジ無いってー」
「でもさでもさっ、隣にいるだけで幸せってゆーか」
「はぁ、もううちら中学生、子供じゃないだよ?」
「そうそう、もっとあるじゃん?する事さ。ほら、いろいろとさ。付き合うってそーゆー事じゃん?」
朝のHL前、俺たちの隣でプチ女子会に花を咲かせハイな女子達。
俺と青木さんは何となく気まずく、そして他人事で無い微妙な心境に二人揃って俯くしかなかった。
「って事みたいだけど、二人とも」
川崎さんがとっても優しい顔で俺と青木さんに圧をかけてきた。もちろん隣で騒いでる女子達には気付かれないようにさり気無く。ただ、その目はとても攻撃的で鋭かった。
昨日の夜から、こんな平和でほわほわする青木さんとのお付き合いに暖かい幸せを感じていたのに。
翌朝早くも全否定されてしまった。
え?そんなにダメなの?俺たち。
隣で俯く青木さんは赤くなりながらも微妙な表情をしていて、でもそれもまた可愛かった。
いいんです!俺の彼女は天使だから!
その後すぐに担任が来て朝のHLが始まった。結局この日は少しだけ互いに微妙なテンションを隠し切れないままではあったけど、まあいつも通りの一日だった。
帰りも昨日と同じように少し遠回りのルート。でも今日は昨日よりは話ができた。なにより嬉しいのが明日のデートの約束ができた事。
デートは青木さんから誘ってくれて、その時のまたテレ全開の様子が可愛く、俺も喜びなのか恥ずかしさなのかわからない動揺全開で変にキョドった返事をしてしまい今でもちょっと後悔している。
明日は初デート!
青木さんと二人っきりは初めてだ。まあヨーカドーに行くってだけで時に目的は無いけど、学校の外で一日一緒に入れる!嬉しい!
ああ、どうしよう。どうしよう。
緊張と興奮が渦巻く新しい感情に感動し、いつもより箸を進める手がスローになっていた。
「お兄ちゃん大丈夫?」
「どうかしたの巧太君、そんなにボーっとして」
「えっ!?あっ、いや。大丈夫、大丈夫!」
「ほんと?なんてゆーか、顔超ヤバいね。ははっ」
咄嗟に顔を隠し、慌てて落としてしまった箸を郁乃さんが拾ってくれた。
「ははーっ、大丈夫だよお兄ちゃんいつもカッコいいから。たまに変なトコも面白くて好きー」
ちょっと救われちょっと和む、茜の可愛さは最強だ。郁乃さんもお釈迦様みたいに安らかな笑顔になっていた。
「でも本当何かあったの?ちょっと顔が赤いけど」
「・・・実は」
あまり引っ張っても言いづらくなるだけだし調子いいかと思った。
二人に初カノの報告と明日はデートで日中は出掛ける事を告げた。
「え!そうなの!なんだ、だったら言ってくれたら今日はもっとご馳走にしたのにー。そっかぁ、そうだよね。おめでとう」
「お兄ちゃん結婚するの?茜もう会えない?」
「けっ結婚!?しないしない!お付き合いしてるだけだからっ。茜とも会えるしここにも来るっ!家族は別だからっ!」
「ふーん。なら、いいんだけど」
やっぱこういう話は凄く照れる、郁乃さんは精一杯応援してくれる感じだけどそれが余計に恥ずかしい。
小学生の茜は理解できない所があるのか、いろいろ言い方変えて説明してやっと納得してくれた感じだ。ただ、何となくいつもよりテンションが低くなったように思えた。
お風呂を済ませ茜の勉強タイムと自由タイムに付き合った後ベッドに入った。つかさず茜が俺の懐中に潜り込んで来て、猫の様に丸くなっている。
布団のヨレを直し、おやすみの声を掛けようとしたが既に気持ちのいい寝息が聞こえてきたのでやめた。
はぁ、明日何着てこ。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。