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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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俺の彼女は天使でした。③

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 ただただ真っ直ぐの一本道、いつもと同じ風景が、見る者の心情によってそれが変わって見える。


 なんだろう、不思議なもんだなぁ。


 などと考えながら、本当に向き合わなければならない大切な事から逃げる理由を探していた。それくらいに余裕が無く気付けば早二十分、カップルが無言のまま時間だけが過ぎている。

 男としての不甲斐なさを痛感する。それと同時に隣を歩く『彼女』という存在に興奮に近い感動も感じていた。


 どうか、彼女も同じ想いを抱きながら幸せを感じていますように。

 あと気の利いた会話すりゃできない俺を許して。


 大きな交差点で信号待ちをしている俺達は未だ無言のまま。正門で会った時、川崎さんは先に帰っちゃってさと一言二言話したっきり今に至る。


 一緒に帰った事は何度もあったが二人っきりってのは初めてで、青木さんは今俺の彼女で。

 ああ、なんだろう。どうしよう。


「あ、・・・えっと」


 もじもじしながらも先に声を発したのは青木さんだった。ただそれでも結局言葉にできず黙ってしまう、そんな青木さんの表情は少し悲しそうに見えた。


 そう。ここで何か行動しなければ、帰宅ルートはここで違えてしまう。


「むっ、向こうの通りまで行ってさ。回って帰るよっ!そしたらさっ、もう少し一緒に」

「いいの?」


 俺頑張った!

 家まで倍くらいかかる遠回りだけど、青木さんちの近くまで行けるし、何よりこの笑顔が見れて嬉しい。言ってよかった。


 しかし、頑張れたのはそこまで、結局ほとんど会話も無く最後の交差点でそれぞれの帰路につく。別れ際、何度振り返ってもいつまでも手を振ってくれる彼女の姿を脳に焼き付けながら、その余韻に浸り想いに耽る俺だった。


 あ、俺今顔キモいかも。でもいいよね。だって超可愛いんだもん。


 自宅アパートに着いて玄関を開ける。

 人はどうして誰もいないのがわかっていても言ってしまうんだろ。人間の不思議だ。


「ただいまー」


 『とりあえずミルク』

 ベッドにバッグを投げ捨て、ズボンからシャツを出しそのシャツのボタンを全部外す。そして冷蔵庫から牛乳を出してコップに並々とつぐ。それを一気に喉に流し込み小さな幸せを堪能する。


 帰宅時の俺のルーティンだ。小さな幸せを感じると共にいろんなものをリセットする為の大事な儀式だと思っている。まあ勢い的には居酒屋で大人が言う最初のあれだ。


 そしてその小さな幸せを堪能しつつ別れ際の青木さんとの最後のやり取りを思い出していた。


「よ、夜なんだけどさっ。で、電話とかしてもいい?めめ迷惑だったらいいの!私携帯無くて家電だしできるかわかんないだけどっ」

「うん!大丈夫!俺はいつでも大丈夫!今日でも明日でも毎日でも!何時間でも!」

「ははっ。それはお母さんに怒られちゃう」


 別れ際になってやっと話せた会話。でも嬉しかった、嬉しすぎて携帯風呂まで持ってきてしまう始末。


 昨日までは普通だったのに、付き合う事になってからずっと照れっぱなしで真面に会話すりゃできてない。それも可愛いからいいんだけど、やっぱもっと話したい。


 はあ、電話来ないかなぁ、でも来たら緊張するなぁ。


 いろんな初めてを知った。俺を好きという気持ちが伝わってくる嬉しさ、好きな人の可愛さ、一緒にいることの幸せな感情。みんなこれを求めてるのか、これが付き合うってことだったんだ。


 結局この日は電話は来なかったけど、でも好きな人から電話があるかもと思うと待ってる時間も好きになれる。それもまた初めて知った幸せの一つだった。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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