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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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俺の彼女は天使でした。①

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 転校初日の朝より緊張している。通学路もずっとそわそわしながら歩いていて気が付いたら上履きを履いていた。


 この戸を開けたらクラスメイトがいる。そして俺の机の隣りには青木さんが座っていて川崎さんと楽しそうに会話をしているんだろう。


 正直、まじでめっちゃ気まずい。

 昨日川崎さんに告っておいて、フラれたその日にその川崎さんの親友の青木さんと付き合った。


 なんて最低な男だ。

 いったいどんな顔して会えば・・・


 廊下で躊躇しているとバンッと勢いよく戸が空いて元気いっぱいなハイテンションの男子が飛び出してきた。

 あ、ワリーワリーと言いながら廊下を走り抜けていく名前も顔を知らない男子だった。


 そもそもいろんな緊張で心拍数が上がっていたところ、いっそ心臓が止まってしまうかと思い、そんな変な顔しながら教室に入る事になってしまった。


 ビックリした。恥ずかしい。


「白井君、おはよう。大丈夫?」


 何がですか?心の方の話ですか?じゃないよね、大丈夫です。

 笑顔が・・・ああ、やっぱ可愛いです川崎さん。

 昨日告っといて別の人と付き合うようなクズな俺になんて優しい笑顔なんだろう。何回殴られても許します。


「あ・・・お、おはよう」


 背中を向けていた青木さん、ゆっくり振り向きながら照れいっぱいな表情だった。


 胸を撃ち抜かれるとはこういう感覚か。

 ああ、俺の彼女。まじ天使。


「じゃあ、私先席戻るね。また後で」


 HLが始まるにはまだちょっと早いのに、俺が来た途端にそそくさと退散して行った川崎さん。


 俺の顔見るのも嫌なのかとも思ったけど、離れ側に俺たちに向けた甘い笑顔がその意味を伝えていた。

 青木さんは耳まで赤くしながらあたふたしていて可愛い事この上ない。


 まあ、そりゃ知ってますよね。

 ほんとごめんなさいでした。


「あ、彩加ったらさーもう!本当にさー、そその、へ、変な気使わなくていいのにさー、まったくだよー」


 俺と目を合わせず、相変わらずあたふたしながら言い訳みたいな言葉を吐き続けている。


 なんかずっと見てたい、どうしよう超可愛い。


 時間の経過と共に気持ちが落ち着いたのか、いつものようにたわいの無い話に夢中になっていると担任の日下部先生が入って来た。


「あ、あのさ・・・」


 小声で溢れた少し高めの声はちょっとだけ震えて聞こえた。


 伝えたい言葉をなかなか出さないでもじもじとしている青木さん。赤くなった顔を隠すように首元に手を当てながら呼吸を整えていた。


『今日は一緒に帰ってもいいですか?』


 ノートの隅に書かれた文字を見せるように俺の机に滑らすと、顔の横に垂れる髪をクルクルと弄りながら俺の答えを待っているようだった。


 そんな事、断る理由も無い。むしろ俺からお願いしたいくらいだ。

 そしてそんな言葉すりゃ照れて言えない、そんな可愛さに無性に胸が高鳴っていく。


 俺が頭を縦に降ると小さく『やった!』と喜ぶ姿が愛らしく、その眩しいくらいの笑顔が胸の奥で膨らむ何かを簡単に貫いていた。


 今日、人の尊さを知りました。


 ああ。なんだろう。

 俺の彼女、マジ天使。


 そして、日下部先生に日誌でポカッポカッとセットで頭を叩かれました。恥ずかしい事この上ない。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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