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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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新しい始まり、なんて思ってました。⑥

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 読んでいた本をパタンッと音を立てて閉じ、その本の表紙を眺めながら意味深な沈黙を作っていた。


「これ、読み終わったわ」


 見慣れたジャケット。

 こないだ読み終わった平田さんに借りた本だ。


 閉じた本の表紙を眺めたまま言葉を続けた。


「この主人公のノボル君、白井君にちょっと似過ぎだと思う。可愛いとこも臆病なとこも。それでちょっと聞いてみたんだけど、ごめん少し喋り過ぎたかも」

「え!あ、別に。大丈夫。確かにちょっと人が、異性が怖いってのはあるかも」


 目を合わせるようにまじまじと見つめられていて、視線の行方に戸惑っていた。


「ほんと、実写版ノボル君ね。まあそっちの本もそうだけど、この手の物語の少年って大抵こんな感じではあるけどね」

「そ、そうなの?」

「ねえ、白井君って女性経験はある?」

「じょっ!女性経験って!なっなんでいきなり!?」

「・・・そ。興味はあるのね」

「な、無くは無い、けど」


 少しの間を空けてクスッと笑われてしまった。そのせいで余計に恥ずかしくなってしまった。


「ほんと、可愛い」


 ちくしょう。なんか悔しい。


「し、紫ノ宮さんこそっ!そ、そそ、そーいう事に興味あるの?好きな人とかいるのっ?」


 必死の追撃。

 のつもりの質問。

 攻めたはずだったのに、何故か今俺は紫ノ宮さんに壁ドンされているような体制で詰め寄られていた。


「・・・あるよ。白井君みたいな子、興味あるなぁ」


 時間が止まるような感覚、久しぶりのパニック。


 無言のまま俺から離れた紫ノ宮さんは椅子に座ると同時に声を出して笑い始めた。


「ははっ。白井君、顔真っ赤」


 揶揄われた!くそう、恥ずかしい。


 普段のクールな雰囲気じゃない明るく笑った紫ノ宮さん、悔しいけど凄く可愛いかった。


 ごめんごめんと何度も軽い謝罪の言葉を述べながら紫ノ宮さんは未だ笑っている。


 そうやっていつも笑っていらたいいのに。

 こんな時間も嫌いじゃない。

 あんま恥ずかしいのは困るけど。


 クラスの男子達にはちょっと嫌われているような気がする。まあ、気にするレベルじゃないけど。

 図書委員の仕事も悪くない、ただちょっと平田はやっぱり苦手だ。


 やりたかったバスケ部は、なんだかよくわからないけど。


 それでも、青木さんや川崎さんがいて、紫ノ宮さんがいて、こんな日々が本当に楽しい。


 この学校に転校して来て本当によかった。

 俺の新しい生活の始まり、そんな風に思ってしまうくらい、なんて言うか幸せだった。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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