彼女は紫ノ宮風華でした。②
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へ先に感謝を言わせて下さい。
ありがとうございます。
始業式が終わり教室へ向かう途中、クラスメイトの男子が小声で俺に何か言っている。
「だからさ、白井って紫ノ宮となんかあんの?」
あー、もしかしてさっき見てました?それ、一番触れてほしくないやつなんだけど。
いちおうそれ、気を使ってくれてるの?そのめっちゃキラキラした笑顔で。えっと・・・誰だっけ?
口に手を当て小声で話しかけてくる男子にイヤイヤながら視線で返事した。
「そんなあからさまにヤな顔すんなよなー、ハハ。ああ俺黒坂な、暁仁でもいいぜ」
そう言いながら肩に手を回しニカーっと笑いかける。
・・・笑顔めっちゃ眩しい。眩し過ぎて俺消えそうだからちょっと離れてくれ。あと肩ポンポンすんな。
俺も功太でいいよ、よろしくね。ってとっさに言っちゃいそうになった、あっぶね。自然に声かけてからのナチュラルボディタッチ。コミュ力超スゲーな。
あぁこいつあれね、陽気で紳士的でリア充ぶっ飛ばしててイケメンで、そして俺の苦手なヤツでイケメンだ。
「・・・別に。なんもないけど」
「怖い怖い怖いって、そして暗いな。ちょっと気になっただけ。まあいいや、また今度教えてくれよ」
いやです。
男の満面の笑み。凄ぇな、星見えそう。
ニカニカしながら遠慮なくどうどうと慣れ慣れしい。うっかりもう友達だと勘違いしちゃうところだった、気をつけよう。まあ、きっといいヤツなんだろう。苦手だけど。あと肩ぽんぽんすんな!
冷たくあしらったのにガンガン詰め寄ってくる。ほんとこういうヤツ苦手。
「ところでさ、なんで転校?家近いんだろ?」
「まあ、ちょっと、いろいろあって」
「ふーん、わかった。それもまた今度聞かせてくれよ」
「あー、・・・まぁ」
いやです。
ホームルームで乱射された質問が再度放たれた。しかし、また都合のいい言葉で全てかわしながら教室に向かった。その道中、一緒に帰ろうぜと誘われたが今日はごめんと即答、彼のガクンと肩を下した背中を見送って一息ついた。
とにかく明るい、でもバカに見えない程度に頼もしさがある。際どいラインで遠慮と配慮をちゃんと使い分けている。
俺もみてくれだけでイケメンと言われる事あるけど、きっとイケメンとは本来こういうヤツの事を言うんだろうな。
髪は少し明るめで爽やかさ靡くショート、長身でスリムだか筋肉質な雰囲気は男の理想の体型だ。顔もいい。
友達ちょー居そうなのにな。
教室に残りなんとなくぼんやりと外を見て黄昏れていた。一方的とは言え約束を受けてしまったしなと言い訳しつつ待ってしまう俺、やっぱキモいっすね。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
あらためて皆様に感謝します。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。