こんなんでも初恋でした。④
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
『心の強さが最強への近道』
これは完全に自論です。
俺から見るこの世界で、おそらく俺がなれるだろう最強とはきっとそういうもの。その過程にある自分がずっと心に刻み続け信じてきた言葉だ。
どれだけ頭が良くても、どれだけ運動ができても、天才でも何でも、心にキツイの一発食らっただけで人は簡単に壊れる。鉄壁の壁、最強の防御は肉体でもステータスでも無く『心』にあるべきだ。
現実世界では精神攻撃が最強。
知識や経験で上手くかわす。無理だ、カスったって食らってる。
巧みな話術で受け流す。受けた時点で食らって終わる。
そもそも地位やステータスで敵を作らない。そんな幼稚な理想像、存在しない。
この世界での精神攻撃の対策は『食らう』を前提にしなければならない。
受けた上でそれをどう跳ね除けるのか。
大抵の人は、溜め込み他で吐き出して他者へぶつける、もしくは時間を掛けて自身で消化するのどちらかだ。
負の感情と言うのは不思議と思いもよらない所で不意に生まれてしまう。そして、攻撃するか伝染させるかどちらにしろ他者に投げる事で解消する。
心が強ければ受け止め自身の内で完全に消化する事もできる。
俺はその方法での攻略を極めている。
一番の友達が『大丈夫』と言ったのにフラれた。
そもそも友達なら結果を知っていたはずだ。
それでも急かすように背中を押す彼女。
考えれば考えるほど心に淀みが生まれ渦巻いていく。
ああ、いっそこのまま闇堕ちしてしまおうか。
不幸を感じるとついつい中二的な発想をしてしまう。けどすぐにそうなった自分を想像して幻滅し現実に戻る。その繰り返しだ。
正しい間違いは関係無く、ダサい自分が許せなく頭の中では正統派キャラの俺が闇キャラの俺をこっぴどく叱っている。
そんな精神世界を側から見下ろしながら、自宅のキッチンで大好きな牛乳を一気飲みしていた。
こんなにダサいのは俺じゃない。
こんなザ・正義みたい俺なんてない。
熱くなっちゃってさ、どっちもまじダサ。
牛乳が美味しい。
はあああー。うん、ちょっと落ち着いた。
『ピンポーン』
飲み干したグラスを流しに置き、インターホンを覗き驚いた。
何度か深呼吸をし、動揺を落ち着かせてから玄関を開けた。
「ご、ごめんね急に」
そこに居たのは青木さんだった。
ドアを閉めて玄関に立つと、照れを隠せないような仕草で目を泳がせている。そして耳元から垂れる髪をクルクルと指で巻くのはこういう時の彼女の癖だ。
「ど、どーしたの?」
「あ、あのね。えっと・・・」
ごめんなら聞き飽きたよ。できればもう触れて欲しくないです。
落ち着かせたはずの心臓が暴れ出しそうだ。
「えとね、その・・・す、好きな人、私の。約束だったから」
ああ、そっちか。
バックが千切れてしまいそうな程力が入っている。
そんなに嫌なら別にいいのに。俺もあんまり余裕ないから。
「白井くん、です」
は?
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。