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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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それでも俺は変わりませんでした。⑩

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 平日は帰ると家に誰もいない。通常夜勤の母さんは、俺が朝起きるくらいに帰ってくる為、夜は基本一人だ。


 郁乃さんちに住んでた頃は玄関を開けると『おかえり』と『あかねアタック』はセットだった。


 初めは変な寂しさもあったけど、それはもう慣れた。茜には会いたいけど、一人で何かに没頭するには丁度いい。


 人生で初めて本気で勉強をした。

 まあ、数学だけだけど。


 そして中間テストが終わり、今日はテスト返却日。


 勉強はあまり得意ではない、ぶっちゃけ平均以上を維持するのがやっとだ。

 ただ数学だけは少し自信があって、これだけは青木さんに負けたことが無い。

 今回はちょっと頑張ったし大丈夫だろう。


 とんでもねえ勝負吹っ掛けられて焦ったけど、よしっこれなら。

 そういえば青木さんの好きな人、知りたいような知りたくないような。


 青木さんも返却され、数学の教師が授業を進める中、俺と青木さんがアイコンタクトでタイミングを計り、同時に机の上に返却されたテストを置く。


 科目 数学

 白井功太  八十八点

 青木結羽  九十二点


 うそー


 無言のまま両手は拳を握り、周りに気付かれないように小さく何度も何度もガッツポーズをしている。

 そんな無邪気な青木さんの喜ぶ姿が可愛過ぎて見とれていた。


「負けちゃったな、凄いね青木さん。結構難しかったのに」


 授業はもう進んでいる。心からの賛辞を呈した後、教科書とノートを開こうとしたが、その腕を掴み放さない者がいる。


「私、勝ったよ?」


 それ以上何も言わない。

 そして手を放さない。

 怖い。


 まあ、ですよね。


 『好きな人』と聞かれ正直言って『わからない』が俺の答えだ。

 ただ、ここに来てそんな答えじゃ許してくれないっすよね。そんな顔で圧かけてくるんだもん。

 

 自分の中の自分に問いかける。

 現状の把握、感情の認識、環境、記憶、知識、経験。その上で自分に最も理屈を通せる答えを導き出し、シャーペンを走らせた。


『川崎彩加さん』


 恥じらいが極まっておそらく変な顔をしていたと思う。

 反応が無く気になって青木さんの方を見ると、一瞬顔を歪ませていたように思えた。俺の視線に気付いた青木さんはすぐにいつもの明るい表情に戻っていた。


「凄い!そうだったのー?彩加かー、うんっいいじゃんいいじゃん!大丈夫っ、いけるよー!私応援する!」


 授業中の為、精一杯小声だが、目をキラッキラさせ超ルンルンでノリノリの青木さん、何が大丈夫なのか、何がいけるのか、俺は戸惑うしかなかった。


 学校で一番仲が良いクラスでそこそこ可愛い女子、その女子の親友が俺の好きな人。


 なんか、安いラブコメでも始まりそうだな。

 まじウケる。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますがご了承下さい。

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