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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
59/231

それでも俺は変わりませんでした。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 事前説明会


 母さんと共に学校の一室で席に座り時間を待っている。テーブルの向かいには教師が一人座っていた。


 少し待っていると戸が開き一組の親子が入って来た。母親に続き知らない制服を着た女子が顔を見せた。


 不意に目が合う。

 反射で咄嗟に視線を逸らし、少し恥じらいながら俯く俺。


 側から見たらモジモジとしてちょっとキモいんだろうな。


 その親子が席に着くと、前に座る教師がプリントを配り説明し始めた。


 始業式の日程、持ち物、集合場所。

 必要事項はちゃんと耳に入れてはいるが、彼女の事が頭にチラつき集中できなかった。


 時たま横目で彼女を見てしまう。


 彼女がこの部屋に入って来た時の数秒の映像が何度も頭の中でリピートしていた。


 部屋に入り軽く会釈をする彼女、柔らかそうな髪がふわっと揺れていた。顔を上げた彼女と目が合い、先に逸らしてしまったのは俺の方だった。

 そんなたった数秒の事。


 彼女が美人かと言うと、それは人によると思う。

 照れた雰囲気を残しながらも丁寧な身のこなしで席に着く姿は清楚さを感じる。

 細身の体のラインとその仕草、肩を少し越える位に伸びた髪がよく似合う歳相応の女の子。


 ちょっと可愛い人がいる。ただそれくらいの事。

 家族以外の知らない人が数人居る、それだけでも少し動揺してしまう。いつになっても変わらない情けない俺。

 人の目が苦手だ。人と目が合うのが苦手だ。

 だから、いつの頃か前髪を伸ばして目を隠すような髪型が定着していた。


 いちおう人前でテンパらない為の俺なりの対応策。


 説明をしていた教師が話終わる頃合いで、また違う教師らしい男性がこの部屋に入って来た。

 その男性は席に座るなり自己紹介をし、始業式当日とクラスについて更に細かい説明をし始めた。


 どうやら、この説明をしている男性教師が担任になるらしい。今年の転校生は俺と彼女の二人で、彼女とは同学年、と言うか揃って同じクラスになると言う話だった。


 説明会が終わり教師たちに簡単な挨拶をした後、昇降口を出た辺りでクラスメイトとなる彼女とその母親へあらためて挨拶と自己紹介をした。


 もちろん、それまでのやり取りも含め全て母さんがしてくれた。俺は小さく頭を振るくらいの会釈しかしていない。ごめんなさい。


 母親同士の会話はタイミングを逃すとエンドレスになるのは何でだろう。ほら、向こうの彼女だってちょっとそわそわし始めたよ。


 『これから宜しくね』と笑顔で手を伸ばす。とかさ。俺にそんなコミュ力があればこの時間も少しは楽しく思えるんだろうな。

 ごめんね、話聞いてなくて名前忘れました。

 ごめんね、コミュ力無い俺のせいで今苦痛だよね。

 ごめんね、なんかいろいろ。


 なるべく目を見られないように少し俯きどうしたらいいか分からず立ち竦む俺。

 時たま目が合い照れた反応をしてしまう俺。

 そんなカッコの悪い姿をこれ以上見られたく無くてそわそわする俺。


 ああ、早く帰りたい。


 結局、三十分くらいの井戸端会議を終え、母さんは新しい自宅へ、俺は燈山家へ向かった。

 家に着く頃には昼時を過ぎてしまい腹ペコぷち怪獣となった茜にブーブー言われるが、なんて言うか、ちょっと可愛いかった。


 あの子、名前なんだったっけな。

 同じクラスか、結局一言も話さなかったし逆にちょっと気まずくなったかも。

 はあ、ちょっと失敗した。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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