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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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過去の自分がずっと嫌いでした。③

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 小学三年の頃、いつものように少し時間をずらし周りに人がいなくなった頃合いを見て帰ることにし校門を抜けた。


「明日と明後日は休みができたからこっちに帰っておいで」


 たまにこうやって母さんの声を聴けるのは嬉しかった。週に一回くらいこんな電話がある。


 まだ日が落ちるのが早い春先、久しぶりの道を周りを見渡しながら歩いていた。

 途中、団地街の間を通っていたところ、少し開けた大きな通りでベンチに座っている少女が目に入る。その少女は俺に向かって手を振っているように見えた。


 ただただ自然とその少女の元へ向かって行った。


 その少女の元に付くと、年上の女子かなと思いながら、何?と声を掛けた。


「コータ君だよね?一緒に遊ぼ」


 なんで名前を知っているのかとは、その時は疑問にも思わなかった。

 少しならいいよ、と言い手を引かれ向かった先はその子の家だった。


 鍵を開け入った家内には誰もいない。

 ここら辺の団地は少し古く、基本は畳部屋。その子の部屋なのか居間なのかわからないこの部屋は、子供の俺でもわかるくらい散らかっていて生活の雑さが感じられた。

 敷きっぱなしの布団の上で『恋人ごっこ』と言うものをすることになった。


 布団の上で全裸になった小学生の男女、異様な光景だ。

 その少女はひたすらに俺の体のあちこちを舐めていた。


「こ、これって何の遊びなの?」

「恋人ごっこだよ?恋人はこういうことするの、知らないの?ならキララが教えてあげるね?キララ、コータ君好きだからいっぱいしてあげる」


 疑問と不安が尽きない不思議な遊びに、ただ言われるがままに従っている俺。若干の蟠りはあっても、何故か従順でいる可笑しな自分をこの時くらいから自覚していた。


「ちょ、ちょっとくすぐったいっ」

「そお?じゃあこっちいっぱいするね」


 恥ずかしさと気持ちよさが混ざった不思議な感覚。意識がぽーっとなってされるがまま。


「かわいい。じゃあ今度はコータ君がして」


 何か悪い事をしている様な気がしていた。ただそんな気がするだけ、何もかもがわからずただこの子に従っていた。

 不思議な遊びに夢中になっていた為、誰かが帰って来たことに気付かなかった。


「ただいまーって、え?なになになにー?あれれー、ちょっと綺羅(きらら)何してるの?」


 そこに現れたのは姉さんと同じ制服を着た女性だった。腰位まで伸びた黒髪をふわふわと揺らし、前髪はセンターで分け顔全体を包む様に流れている。


 なんと無く姉さんに雰囲気が似ている、そんな女性が興味深々でテンションをハイにさせた様な高めの声で話しかけて来た。


「恋人ごっこだよ」

「ごっこ?じゃあ彼氏とかじゃないんだ」

「んー、キララそう言うのは良くわかんないけど、好きな男の子とはこーゆうことするってお姉ちゃん言ってたじゃん」


 咄嗟に下腹部を手で隠し、二人の理解できない会話を聞きながら動揺して固まる幼い俺だった。


「ねえ君さー、シロ先輩の弟君だよね?知ってるー、何度か会った事あるんだよー」

「お姉ちゃんコータ君知ってたの?キララたまに学校の帰り一人で帰ってるコータ君見てていいなって思ってたんだ。それでさっき声掛けて連れて来たの」


 そう言えば、この子は綺羅(きらら)って名前だったんだ、なんて今更もうどうでもいい。

 悪い事してるのを見つかってしまった、そんな感じの動揺もあったかも知れない。ただ言葉も出せず震えていた。


「へぇー、ふぅーん、そーなんだぁ。まさか綺羅も狙ってたなんてね、さすが姉妹。ならさ・・・」


 ゆっくりと近付いてくる知らないお姉さん。

 学生鞄と水色のセーラー服、そして下着を順番に投げ捨てながら向かってくる。

 少し大人な身体付きの裸のお姉さんが俺に跨がり囁いた。


「お姉ちゃんも混ぜて」


 崩れるようなニヤケ顔。

 イヤらしいと言う言葉もまだ知らない俺は、ただ本当に気持ち悪くて恐ろしかった。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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