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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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過去の自分がずっと嫌いでした。①

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 俺の一番古い記憶は、断片的だが脳裏に焼き付いて絶対に忘れられない家族の思い出だ。


 決して贅沢に広くは無いリビングの中央で大きめのクッションに座る俺、多分二歳か三歳くらいだと思う。

 その向こうに見えるキッチンには両親がいて、壁に押さえつける様に父さんが母さんの首を絞めていた。


 父さんの足元にはまだ小学生の姉さんがそれを止めようと必死にしがみ付いている。


 そんな光景をただ茫然と眺めている俺がいる。


 あの時の事、姉さんはどう思っているんだろう。

 今振り返っても純粋にトラウマものだ。

 俺も男から女への暴力は、好き嫌いのレベルでは無く動揺が隠せないところがある。それが物理的でも精神的でも。


 その後、両親はすぐに離婚した。『白井』は母さんの旧姓だ。父さんはそれ以来行方がわからないらしい。まあどうでもいいけど。


 シンママとなった母さんは、いわゆるOLという仕事をしていたが必死に勉強し今は看護師をしている。金銭的にも良いが、子供の学校行事など合わせ易いと言う理由で基本は夜勤をしている。じゃあ一体いつ寝ているんだ?


 とは言え、まだ二十代だった母さん、その苦労から抑えられないストレスだってあっただろう。


 俺が幼い頃の白井家教育と言うのは基本ビンタだった。もしくは追い出しだ。


 食事中は正座。足が崩れたら即ビンタ、テーブルに肘が付いても直ぐに手が飛んできた。

 部屋を散らかしっ放しならビンタされ、嘘をついたり言葉使いが悪いとビンタ、叩かれっ放しの毎日だ。


 子供とは不思議なもので、怒られているイコール自分が悪い事をした。と考え、痛さ辛さ哀しさ苦しさで母さんを憎む、なんて考えは持った事も無い。

 と言うか、たとえそうでもやっぱり母さんが好きだった。


 姉さんはどう思っていたんだろう。


 小学生に上がった俺は更に怒られる事が多くなる、俺が怒られると姉さんも一緒になって立たされて順番にビンタをされる日々、本当に申し訳ない。


 やっぱり怒られるのは嫌だし、ビンタは痛くて嫌だ。更に姉さんが文句一つ言わずに一緒に罰を受けている姿を見るのが心が痛くて辛かった。


 さすがの俺も小学生、叩かれれば泣く。ごめんなさいと謝りながら必死に泣く。

 子供の心からの訴えはやっぱり『泣く』しかなかった。

 

 行儀が悪くて叩かれる、叩かれて泣くと『うるさい』と言われまた叩かれる。それが痛くて辛くて泣き続けると『いつまで泣いているの!』と言われまた叩かれた。


 そんな毎日が続き、子供の俺も少しは学ぶ。

 わんわん泣けば叩かれる、ならばと涙は出てしまうけど声だけは必死で抑えて耐えた。そして、いつの間にか泣かない子になっていた。


 結局は何かの理由で叩かれる、でも泣かない事で叩かれる回数は減った。

 そこから生まれたのが『追い出し』だった。

 『反省しなさい』と外に出され玄関の横で立たされる。


 そう言えば、あの時も怒られ叩かれて追い出され、裸足のまま夜に外で立たされた時はちょっと辛かった。

 多分一時間くらいだったろうか、子供の俺にとっては永遠に近いくらいに感じ、絶望感が凄かった。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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