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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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また傷を抉られました。⑤

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 自宅に付くとドアの前で鍵を取り出した。


「あ、上がる?」

「こんな時間に女性を一人門前払いする気?」


 ですよねぇ。


 片手に少し大きめなコンビニ袋を持ち、薄く軽そうな鞄を肩にかけた女子高生が俺の家の前でそう語った。

 渋々といった態度を表しながら紫ノ宮風華を部屋に上げた。


 ここに住むようになって家族以外の人が入るのは初めてだ。

 部屋に通すとキョロキョロと辺りを見渡し、その後キッチン付近をより重点的に物色、手に持っていた荷物は流し場に置いた。


「散らかってないじゃない。と言うか綺麗ね」


 そうっすか。


「自炊はしてるみたいね。よかった、できそう」

「え?さっきコンビニで買ってたそれ、ここで使うの?」

「なら何処で使うのよ?うちの買い物ならうちの近くのコンビニ寄るわよ」


 まあ、そりゃそうっすね。


 着替えて座っててと一言告げると、カタカタとさっそくキッチンをフル稼働させ手際よく働き始めた。


 一人暮らし用の狭いワンルーム、正確には1Kの風呂トイレ別でメインの部屋は八畳ほど。キッチンスペースは小さいテーブルが置けるくらいに余裕がある。

 また築十年も経っていない新しい建物で若干オシャレで綺麗な作りをしている。最近流行りの収納が豊富なスマート設計。母親への感謝が耐えない。


 男の一人暮らしのうちのキッチンに制服姿の女子高生がいる。なんてオッサンのようなコメントをぼやいていた。


 でもそれがこいつなんだよなぁ。なんとも興奮しない残念感があるよ。と言うよりもさ、


 あの紫ノ宮風華がうちのキッチンで何かしている。


 なんなんだこの異様な光景は、夢か?いやいや、この恐怖心に似た止まらぬ鼓動が現実と言っている。


 あそこに見えるのが彼女だったらな、何故に紫ノ宮風華。


 複雑な気持ちで紫ノ宮の背中を見ながらキッチンと部屋を隔てる扉を閉め、言われた通り部屋着に着替えた。


 セミダブルのベッドをソファーがわりに座り、部屋の白い壁を眺める。空腹感を掻き立てる匂いを感じ、なんとなく思考停止状態だった。


「おまたせ、一通り揃ってるし意外にちゃんとしてるのね」


 意外っすか。


 部屋の感想などぶつぶつとこぼしながらテーブルに出来た料理と皿を並べ始めた。


 肉野菜炒めっぽいもの、漬け物が二種、味噌汁とご飯。


 一汁三菜。やるじゃねーか。


「いただきます」

「いただきます」


 普段通りの冷めた顔つきで手を合わせる紫ノ宮。勧められるがままにとりあえず食事をする。思考停止していた頭がゆっくりと動き始める。


「と、ところでさ。なんでご飯?」

「なんでって、お腹空いてたでしょ?これくらいするわよ、泊めて貰うんだし」


 今、なんて?


「コンビニって今は野菜とかなんでも売ってるのね。余った食材はしまっておいたから悪くならない内に使って」

「いやそうじゃなくてっ。泊まるってっ、こ、困るよ!」

「なに?こんな時間に女子一人帰らす気?」


 いやいやいや、あなたが勝手に来ておいて?


「い、家の人心配するんじゃない?俺、送るからさ!」

「大丈夫さっき連絡したから」


 そういえばコンビニで電話してましたね、いい歳の娘がそんなんでお宅の親御さん大丈夫っすか?


「うちも親帰らない日だし、妹ももう自分の事は自分でできる歳だから。・・・なに?大丈夫よ、私信用あるから」


 そう言うと左手を頬に付け目を細めてにやっと笑い言葉を続けた。


「明日は一緒に登校ね」


 たまに見るその妖艶な笑み。俺にとっては毒なんです。

 この料理も悔しいけど美味しい、ほんとなんか盛ってないっすよね?


「お、俺、彼女いるんだけど」

「・・・だから?」

「・・・・・」


 諦めてまた思考を停止した。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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