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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
39/231

また傷を抉られました。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 今日の紫ノ宮風華はしつこい。

 今日はなんか特別おかしい。これもうストーカーじゃね?

 怖かったり可愛かったり珍しく喜怒哀楽が激しいし、そもそも解放する気無いのか何を言っても全く諦めてくれない。必死さがまじで怖い。


「なんで?なんでバイトしているの?」

「なんでって、別にいいじゃん」

「だって、そんな毎日入って扶養限度ギリギリまでやってない?なんで?」


 ほんと際どいとこついてくるよな。


「た、ただの生活費の補填だよ」

「・・・こうた、確か母子家庭だったよね?そこまで厳しかったの?それとも何かあった?何か問題抱えてる、とか?」

「何も無いって、ほんとただ生活の為。深い意味は無いって」


 更に一歩踏み出す紫ノ宮、絶対に逃さないと言う主張のようだ。


「うそ。絶対何かある、そこまで稼がないと生活が大変なんて絶対おかしい!」

「だ、だからっ何もないって!嘘ついて無いって言ってるじゃん!」

「・・・本当の事言って。話して」

「な、何なんだよっ、本当に何もないんだって!」


 次第にこっちも苛立ってきた。本当に何も嘘もついてはいないけど、必要に迫る紫ノ宮から逃げたくてムキになり当たってしまう自分が抑えられなかった。


「本当にただ生活費稼いでるだけ!大変なんだよ一人暮らしは!」


 言い終わってから口を押さえる俺。やってしまった。

 あー、めんどくさい事なる。


「・・・どう言うこと?聞いてないけど。引っ越しって、そう言うこと?なんで?どうして一人暮らしになるのよ?」


 口が滑った自分に後悔し、そして諦めた。これ以上の質問攻めにならない程度に事情を話す事にした。


「もう本当に嫌だったんだ。いじめもしんどかったし、彼女ができてもすぐフラれるし。毎日が単純に辛かった。・・・と、登校拒否してたんだ。学校でも問題になって家族も心配して、だから学校と何度も話をして決めたんだよ。家族と自分の為に・・・」


 こんなカッコ悪い自分を曝け出すような話、したくなかった。


「でもそれじゃだめだと思った。これ以上家族に迷惑掛けたくないし、だからバイトしながら新しい学校で新しい土地で一人で生活して、か、変えたかったんだ自分を!だけどさ、結局逃げたんだ俺は」


 口に出すとあらためて情けなくかっこ悪い自分を知る。


 もう十分だろ?


 黙ってしまった。

 そりゃそうか、ま、情けならいらねーぜ。へんっ


「・・・ごめんなさい。全然、知らなかったから。そんな風に苦しんでたなんて全然知らなかったの」


 なんて顔すんだよ。本気で同情とかやめてくれ。


「・・・どこ?」


 は?


「どこなの?家」


 なぜ?まさか・・・


「行く、このまま私も行くから」


 嘘でしょ?まじっすか。


「い、いや冗談でしょ?いきなりは困るから普通に!」

「大丈夫、散らかってても私気にしないから」

「そ、そうじゃなくてもうこの時間で紫ノ宮さんの家の人とか心配するし普通に問題あるでしょ?」

「大丈夫」

「いやいやいや、だって」

「大丈夫」


 必死に否定の言葉を探して口にするも全て弾かれる。


「大丈夫だから!」


 俺の中で変に引っかかる言葉だった。無意識に手が震え心拍数が上がる、一番弱い自分が呼び起こされた、そんな感覚でこれ以上は逆らえなかった。


 その後はどんな会話をしていたのか覚えていない。気が付くと自宅近くのコンビニ前で立っていた。

 買い物が終わりコンビニから出て来た紫ノ宮に合わせて自宅のアパートに向かって歩き出した。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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