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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
30/230

とは言え皆可愛いと思いました。⑤

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

「GW、ですかね」


 恐る恐る言葉にだしてみると、目を丸くしてこっちを見つめる黄瀬。だがすぐに目を細めて睨んでくる黄瀬。

 ため息を吐いた、俺に向かってちょーデカいやつを。


「先輩ってーそういうとこありますよね。なんで当てちゃうんですかね、最低です。そこは普通もっともっと苦しんで苦しんで苦しんで苦しんだあげく、ごめんなさい教えてくださいーって泣きつくところじゃないですかー普通。そしたら、じゃあしょうがないですね、お願いの一つでも聞いてくれるなら許してあげてもいいですよー、ってなる流れじゃないですかー普通。もう全っ部台無し、ほんと空気読めないですよねーだから彼女も友達もいないんですよ」


 いやぁ今日はまたエイミー音頭がスゲーな、でも俺の交友問題関係無くない?

 誰かーエイミーマニュアル持ってきて、マジで。


 なんだか呆れ返って逆に冷静になった。


「わかったわかったごめん。えっと、どうすりゃいいの?」


 素直に降参して優しく話してるのにさ、許す気無い感じっすね。そのジト目やめて、謝ったじゃん。


「そーもーそーも!」


 言葉に合わせて横に付いた手をバンッバンッとさせながらキュートな顰めっ面で詰め寄って来た。


 なんとなくガチャンとトリガーを引く音が聞こえた気がした。


「先輩はー全っ然わかってないです。こんな可愛い女子が興味ない人と一緒にお昼するわけないじゃないですかー。こんな毎日一緒にいるんですよ?来週はGWですよ?そしたら普通誘いますよね?誘いたいですよね?目の前にこんな可愛い女子がいたらもう誘うしかないじゃないですかー普通」


 向けられた銃火器はマシンガンでした。

 割って入ろうと言葉を出そうとしてもその隙間も無い。そしてエイミーマシンガンの乱射は続く。


「先輩が本気で誘ってくれるなら考えてあげなくも無いですしー、そしたら行くところによっては服も買いたいですしー、もし泊りなら親や友達の根回しも必要ですしー。だからそろそろちゃんと決めとかなきゃって思いませんかー普通。ほんっと先輩ってー笑ってる時は可愛いし優しいのにー、笑ってない時の殺人鬼みたいな顔はやっぱりデリカシーの無さですかね、だからいつもすぐフラれるんですよー。ちょっと背が伸びてカッコよくなったからって調子に乗らないでほしいんです!分かってくれましたー?先輩は私をどこに連れていってくれるんですかー?そろそろ教えてほしいんですけど!」


 おうおうおう今日はまた一段とスゲーなエイミーマシンガン、言い終わってはぁはぁしてら。いやほんと、今日もつん多目のデレ少な目具合がいい味出してるよ。

 なんか途中ただの悪口だったけど、さあどーしますかね?このぷんすか子猫ちゃん。


 相変わらず口をツンとさせたままチューっといちごミルクを飲み干した。


 器用だな、可愛いけど。


 ていうか泊まりもいいみたいな凄い事言ってなかった?いいの?マジっすか?それって、あれっすか?


 とりあえず答えなきゃいけない。

 昔から女子の誘いは全部受けると決めている。ただ今はできない。黄瀬は可愛いから好きだし断りたく無いけど。


 ふぅ、と深呼吸してから名前を呼んだ。

 少し緊張めに返事をしてからゆっくり振り向く黄瀬、少し顔が赤く少し怯えている様にも見えた。


「か、彼女が、いるんだ」

「・・・・・は?」


 黄瀬の時間が止まっていた。

 一泊置くも頭の上のクエスチョンマークが消えない。恐る恐るといった雰囲気で言葉を出した。


「えっとー、ちょっと言ってる意味が解らないんですけど」

「だから、その。付き合ってる人が、いるから」

「・・・・・」

「・・・・・」


 沈黙の中、静かに荷物を纏め始める黄瀬。

 あぁしんどい。


 黄瀬は弁当箱をバックにしまい立ち上がると階段を降り始めた。「今回は・・・」と言葉を出した黄瀬の声は少し震えていた。


「いつまでなんですか?」

「え?な、なにが?」

「だ、だから、彼女さんとはいつまでなんですか!いつフラれる予定なんですか!」

「い、いやフラれる予定加味して付き合ったつもりはない、です。」

「・・・・・」


 震える声で意味の解らない事を叫ばれた。

 まあ、傷付けてしまった事はわかったけど。

 少しの沈黙の後、再び階段を降り始めながら大きく息を吸い込み、今日一の罵声を発しながら駆け降りて行った。


「先輩は!何回か死んだ方がいいと思いますっ!!」

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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