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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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バイト先で後輩ができました。⑤

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 ラブレターの差出人が目の前にいる。

 藤川蓮菜、照れながら思い出を語る彼女の話を聞いてなんとなく思い出した。


 そういえば居たかも。

 千鶴ちずる、少し前に付き合っていた元カノ、一ヶ月も保たずクリスマスイブに俺をフった女、その友達だ。


 照れを隠せないようなもじもじとした態度が愛くるしい、好みはあるけど俺としては充分可愛い。そんな子に告白された。

 拳を強く握り締めながら俺からの返事を待っている。


「あ、ありがとう。えっと、その、少し時間下さい」


 心は冷静なのにそれを口に出そうとするといつもの臆病で弱々しい俺になる。

 何か複雑な心境の様な表情で承諾してくれた。だが連絡先を交換した事で今日一の笑顔を見せてくれた。


 複雑な心境は俺の方だった。

 付き合ってもこんな状態では相手に失礼だ。けどフるなんて経験ないからわからない。どうすればいいんだろう。


 一日数回のメッセージのやり取り、文章の終わりには必ず『返事はいつでもいいからね』とむしろ催促。次第にそれを苦痛に感じる様になり、気付くと返事を返せなくなっていた。


 告白から二週間くらい経った頃、事件が起きた。

 放課後廊下の方から名前を呼ばれ、それと同時に教室にぞろぞろと女子達が入って来た。席に座る俺を囲う様に集まった女子は十人以上居たと思う。

 逃がさないぞと言わんばかりの空気で動けない。


「白井さー、ちょっと酷くない?蓮菜ずっと待ってんだけどー」

「思わせぶりな態度とってさ、それあり得ないんだけどー」

「どーすんの、ねぇ!男ならちゃんと返事しろし!」


 寄って集って、とはこう言うのだろう。

 女、怖い、手が震える、怖い怖い怖い怖い。


「ねえ聞いてんの!」

「はいっ!」

「だからさー、どーすんだって言ってんの!」

「え、えっと、その・・・」


 威嚇と見下しの間のような目で皆俺を見ていた。


「・・・はい、・・・付き合います」


 この回答以外は殺されると思った。


 その言葉を聞いた途端にガラッとテンションを変えた女子たちは皆それぞれにきゃっきゃ騒ぎ始める。すると一人が廊下で待っていたらしい女子の手を引き戻ってきた。

 なんだか少し気まずそうに入ってきたが、俺の前に立つなり照れて顔を真っ赤にする藤川蓮菜だった。


 脅迫じみた尋問の末、晴れてカップル成立。


 とは言え、元々可愛いと思っていたし付き合ったら付き合ったでよかったと本当に思っていた。

 はずだったのたが、それもすぐに壊れてしまった。一ヶ月を過ぎた頃、唐突に理由も無く一方的に俺は振られた。


 現在


 そんないろんな記憶が混ざり合い『女子の集団』は俺の中でトラウマになってしまっていたようだ。自分の体の異常を感じそれを自覚した。笑顔を作るのがやっとだった。


 放課後


 そんなこんなで今日はずっと鬱な俺。封印していたいろんな過去をほじくり返された気分だ。


 足取りが重い中、バイト先の休憩室で休んでいると、そこに店長が学制服を着た見慣れない女子を連れて入って来た。


「あの!えっと、その・・・く、紅林花奈(くればやし かな )です。今日から、よよ、よ、よろしくお願いしますっ」

「じゃあ話した通り彼女を頼むね。紅林さん、当面の間は白井君と同じシフトにするからしっかり覚えるんだよ」


 緊張しながらも大きい声で返事をし、俺に向かって振りかぶる様な大きいモーションで激しく会釈をする。


 まじで忘れてました。焦り名乗って挨拶をした。

 藤川蓮菜と被って見え少し抵抗があった。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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