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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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バイト先で後輩ができました。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 一年前


 高校に入学した事で何かが変わると思った。それだけでイジメられなくなると思った。紫ノ宮風華もいない、新しい世界に期待を乗せて新しい制服に心が踊っていた。


 しかし、それは入学初日に早くもぶっ壊れた。


 新しい学生カバンは貰った書類やら教材やらでパンパン、手には新入生用の小さい花束を掴んで帰宅のため校門を抜けようとしていた。

 不意に背中に衝撃を感じ前方に倒れそうになる。転ばずに済んだけどその慣れ親しんだ感覚がただひたすらに恐怖心に似た変な緊張感と共に全身を覆い始めた。


 振り向くと、同じ様に新品の学生カバンと小さい花束を片手に、そして片足を少し上げてにやにや笑っている男子がいた。

 その男子を中心に五、六人のグループがニヤけながらそして見下しながら俺を見ていた。


「よう、白井ー。なにフラフラ浮かれてんだよ」

「きもっ。ウケんわー」

「はっ、マジか。俺こいつマジ嫌いなんだよな、ムカつく」

「キモちびのくせに女にチヤホヤされて調子乗ってるとかマジ腹たつわ。死ねばいいのに」


 現実を知った。


 俺は何を勘違いしていたんだろう。高校生になったからと言ってなんだと言うんだ。よく見てみろ、着ている制服が違うだけで見慣れた奴らがうじゃうじゃいる。

 なるほど、そりゃそうか。ただ中学を卒業すればとそれだけで頭がいっぱいで何も考えていなかった。地元の高校なんてそりゃこう言うヤツら揃うよな。


 事態が悪化しないように、ただただ笑顔を取り繕いさも何も無かったかのように校門を抜け帰宅した。


 翌日から授業も始まり学校としては通常運転。そして俺の高校生活としても中学から変わらず通常運転だった。


 女子に嫌われないようにと影に隠れて男子達は俺に当たってくる。妬みや恨み、いろんな理由の嫌悪感を俺にぶつけてきた。


 数日が経った頃、机の中に一通の手紙が入っていた。

 黄色の封筒に丁寧に畳まれた便箋、クマさん柄が可愛いななんて思いながら授業中にこっそりと読む事にした。


 『入学式のとき見かけて驚きました。

  ずっと話がしたいなって思ってて、

  そしたらまさか同じ高校だったなんて。

  もしよければ仲良くなりたいです。

  お昼休みに2F広場の自販機の所で待ってます』


 封筒の裏には『1-A 藤川蓮菜(ふじかわはすな)』と書いてあった。

 この手のイタズラは受けたことがない。じゃあ普通にラブレター、でいいんだね。

 あれ?俺嬉しいの?なんか緊張してきた。

 藤川さん、やばいわからない。誰?どこで会った?


 記憶を手繰りながら頭を抱えていた。嬉しいと不安と緊張で頭の整理ができない。ぷちパニックだ。

 一呼吸おいて少し落ち着くと、ゆっくりと恐怖に近い変な重圧が全身を覆い始めていた。

 

 中学時代にぐちゃぐちゃに壊れて乱れた恋愛観と今尚続く耐え難い日々。正直まともに恋愛できる精神状態じゃなかった。


 四限終了のチャイムが鳴った。


 校舎二階の中央に少し広いフロアがある。教室一つ分以上に広く長椅子がたくさん置いてあり、昼食をとっている生徒がたくさんいた。その広場の角にある自販機の前で女子が一人そわそわしながら前髪を何度も手ぐしで整えている。


「き、来てくれたんだね。嬉しい。あの!覚えてる?私のこと。中学のとき千鶴ちゃんと一緒に一度遊んだことあったよね?・・・えっと、それでずっといいなって思ってたんだ」


 どうしよう。本当に申し訳ないけど、覚えてないです。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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