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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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バイト先で後輩ができました。③

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 四月下旬、ピンク色のトンネルのようだった通学路は早くもあちらこちらで少し緑がかった葉が目立って来た。


 この道を歩いて三週間は過ぎたかな。

 通学中に見る色彩の変化を楽しみ謳歌する、なんてそんな清らかな心は持っていない。ただ、日に日に落ちて来たパンチラ回収率に淋しさを感じながら表ズラ良く笑顔で歩いているだけだ。


 しかし、こうやって何もしないでただ歩いているだけの時間というのは結構好きだ。風景に同化したように世界の流れに乗って漂っているだけ。そんな時はいつも脳内会議を行なっている。


 臆病な表面の俺と強気な内面の俺がいつもケンカしている。そしてそんな言い争いを他人事のように離れて見ている俺がいる。見て聞いて知って理解して、それでも何もできない傍観者の俺がきっと本当の俺なんだと思っている。


 本当は全て解っている。とそんなアドバンテージで気持ちの余裕を感じながら、知らぬ顔で起きる事象に後手で対応する。冷静?違うよ、なんとも情けなく卑怯な立ち振る舞いだ。

 目立ちたくない、でも物語の主人公でありたいと思っている俺は、どこまで中二病を磨き続けるんだろう。


 『作り笑い』得意スキルの一つ、バレた事なんて無い。


 誰に勝ったでも無い得意げな気持ち、きっとキモくニヤついていただろう。


 どうして解ってくれないんだろうなー、ホントにちょっとイヤなんですけどー。そこ俺の席なんですけどー。


「白井くーん、おはよー」


 俺の席に座っていた女子が立ち上がり、ここに座れと招いている。数人の女子がニコニコ顔で早く早くと急かしている。


 ・・・なんすか?ちょーイヤなんすけど。まあ、俺の席なんで座るけどね。


 誘われるがまま自分の席に座ると、乗り出すように数人の女子達が詰め寄って来た。座る俺を囲むように。

 俺はこれから集団リンチに会うのだろうか。


「白井君、白井君。たまにはさ、うちらとも話しよーよ」

「なんかさー、女の子みたいで可愛いーよねー」

「どんな曲聴くー?」

「聞いたよー彼女と別れたんだって?」

「家庭の事情だっけー?なんで転校して来たのー?」

「シャンプー何使ってるー?ちょーキレイなんだけどー」


 えーちょーウザいんですけどー

 ってちょっと待て。聞いたって誰にだ。何をだ。


 心の中で散々文句言いながら、実際には何もできない情けない俺。恐れを隠すのがやっとでキョドりながら困惑するしかない俺。

 あたふたしている反応がまた楽しいのか次第にエスカレートしていく。簡単に言うと揶揄われて遊ばれている。


 もうこれムリ、これムリ、これムリ。誰か助けて。


 シャンプーの話をしていた女子が手を伸ばし俺の髪を触ろうとして来た。

 それに気づいた瞬間、無意識にビクンっと反応してしまった。自分でも気づかなかった自身のトラウマを知ってしまい、無性に怖くなって震えていた。


「・・・・・」

「え?・・・大丈夫?」

「もー白井君怖がってんじゃんー揶揄い過ぎだってー」

「えーウソーちょー純じゃん、可愛いんだけどー」

「でも彼女いたんでしょ?じゃあ超純愛だったのかなー?」

「きゃー可愛いー」

「ねぇねぇ、なんで別れたの?」

「どんな子タイプ?元カノどんな子だったの?」


 思考が停止しそう。もうムリですこれ。

 女子の集団に出会うとよくこんな感じになる。どこでもそうだった。それにこれはやっぱトラウマだ。自分がこんな風になるなんて思わなかった。

 

 去年の今くらいの時期、十数名の女子に囲まれ必要に迫られ半ば強引に付き合う事になった。そんな元カノの事をふとを思い出した。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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