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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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バイト先で後輩ができました。①

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 今週からシフトを増やしてもらい今日はバイトの日。昼はほぼ毎日のように誘ってくる黄瀬だが何故か一度も放課後や休日のスケジュールに入ってくる事はない。女心?むずい。


 学校から駅を通り過ぎて少し行くと雑居ビルが立ち並び、その一つのビルの一階が俺がバイトをしている店である。


 『喫茶 favour coffee』


 自営店だかこの辺りでは大手チェーン店にも負けない人気があるコーヒー屋だ。地元では頭文字三文字で呼ぶ者もいるけど、決して大手ファーストフード店では無い。


 人気の理由は三つ。

 まず一つ目はこの広い店舗、自営店の割にイートインフロアは最大五十名は入るだろう。また正面は入口含め全面ガラス張りで見通しが良く入りやすい。

 二つ目はメニューの豊富さだ、喫茶店と名乗っているだけあってコーヒー以外にも自慢のフードがあり今月のおすすめはラップサンドだ。

 最後の三つ目は制服だ、もしかしたらこれが一番の人気の理由かもしれない。とにかく可愛い、コスプレに近いかも知れないがセンスが良くてスタッフとしてもお客としても絶大な人気がある。


 そんなこの店で今年に入ったくらいからバイトを始め三ヶ月が過ぎた頃となる。

 普段はどこかで少し時間を潰し丁度いい時間に合わせて来るのだが、今日は考え事してるうちに店まで着いてしまった。


 三十分くらいなら休憩室で時間潰すかな。


 建物裏の従業員用出入口の前で佇んでいると後ろから声を掛けられた。


 「白井君?今日は早いね、どうしたの?入らないの?」


 さすがの俺も聞き慣れているので声で誰かはわかる。この店で一番良くしてくれる先輩だ。一ヶ月くらい俺の教育係をしてくれた事もありすぐに仲良くなった。本人は認めてくれないけど、いちおう同い年だ。


 金城潤香(きんじょう うるか)


 学生服は変わらないのにどこか高級感を感じる。立ち振る舞いが違うんだろうか、腰まである髪は艶やかなストレートだがふんわりと柔らかさも感じる。まさに清楚系お嬢様だ。


 俺流"いつもの笑顔"で軽く挨拶をし、ドア開けて彼女を先に通した。紳士の基本、レディーファーストだ。


「ありがと。でも私お嬢様じゃないからねっ」


 少しくだけた笑みで返された、意図が伝わってしまったらしい。まあいつものじゃれ合い、ちょっと楽しい。


 休憩室に着くと更衣スペースを先に譲った後、椅子に座ってスマホを取り出し時間を潰す事にした。


 更衣室兼休憩室であるこの部屋はそんなに広くない。十人分くらいのロッカーが壁に並び、中央にテーブルがあり椅子が六個だけ。そして部屋の角に一人分の更衣スペースがあり、カーテンで隠れている。


 静まった部屋でファスナーの音や布の擦れる音が響く。


 ひたすらにスマホをいじりながら意識は完全に持ってかれていた。俺の心音も聞こえて無いか心配になる程に。

 そんな変な緊張と申し訳ない興奮で居心地がいいんだか悪いんだか。

 全く見ていないスマホを眺めながら頭の中がぐるぐるしていると、シャーっとカーテンが開きキラキラと輝く金城さんが現れた。高級感ある大人の笑顔が俺を見ている。


「先ありがと。白井君もどうぞー」


 チャコールカラーを基調としたメイド服、といったデザインでシックな感じが遊び過ぎてなく程よく可愛い。柔らかく艶やかな髪も束ねられアップにすると制服姿の時とは別人となる。

 この人、可愛い服着た美人さん。これ最強じゃね?


 そんな事を思いながら彼女に返事をした後、学生カバンで前を隠しながらカーテンの中へ駆け込んだ。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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