いくとこまでいこうと思いました。⑤
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
ベンチに座り目の前の大きな木を見て黄昏ている。
俺、なんか悲しくない?周りからどう見られているんだろう、まあいいけど。
そういえばもう三時になった。黄瀬どうしたんだろう。あいつの性格なら早めに来るかと思ったんだけどな。まあいいけど、とりあえず来るまで待つか。
そしてまた黄昏る俺。なんとなくぼーっと目の前の広場を眺めていると、割とカップルが多いことに気が付いた。駅前ということもあり待ち合わせに最適なんだろう。
そんな中、少し前からこの広場を何やらずっとうろうろしている少女の姿があり暇つぶしに眺めていた。
何だろう、待ち合わせの彼氏が見当たらないとか?あんな可愛い子待たせるとはけしからんヤツだな。
離れては戻りを繰り返し、また中央の木の周りをぐるぐると何週も回っている。次第に少し慌てるような雰囲気で闇雲に何かを探し始めた。
ってそんなベンチの裏には人はいないよ?
人じゃないの?どうしたんだろう、もしかして何か失くし物なのかな?ずっと探しているし何か大切なものなのかも。
人を待ってるだけってこともあり、いてもたってもいられず勇気を出して声をかけることにした。
「あ、あっあの。ど、どーかしたのですか?」
「え?あーそういうのあたし間に合ってるんで」
ナンパか何かと間違われたのだろうか、俺に背を向けたまま実に素っ気ない態度だった。
しかし、声を掛けてしまった以上ここで引いたらほんとにナンパみたいになってしまう。
「あのっ、な、なんかずっと探してるみたいだし、な、なんか大切なもの失くしたのかなって」
「いやっ物じゃなくて・・・」
警戒心が解けてくれたのか、言葉を吐きながらゆっくりとこちらを向いた。
明るめな髪でポニーテールがよく似合う健康的な美少女だった。
若そうに見えるけど中学生くらいかな。間近で見ると本当に可愛い子だな。
「んー、君ルックス悪く無いんだから、あまり背伸びしないで年相応の子にしておきなさい。ほら、あっちにいる子達とか可愛くていいじゃない」
そう言われて指差された方を見ると少女達が屯っていた。ランドセルを背負って。んなバカな。
「まっ、もう少し大きくなったら相手してあげてもいいわ。大人になったらまた来なさい」
え?何なんなの?その痛々しい感じからしてやっぱ中坊だよね?じゃあなに、俺年下に年下扱いされてんの?ははっ、泣きそう。まいいけど。
「いっいや、ほんとにナンパとかじゃなくてっ。何か探し物じゃ無いのかなってっ」
「え?あーそうね。人をね、探してたのよ」
ベンチの裏まで?
「友達が待ち合わせしてて、遅れるから伝えてあげようかと思ったんだけど・・・」
「どんな人ですか?俺三十分くらいここいるから特徴あれば覚えてるかも」
「知らないわ」
は?
「知らないのよ、名前しか聞いてなくて。エーミの事だから多分高校生か大学生くらいのイケメンだと思うんだけれど、それっぽい人いないのよね」
名前だけで?なんてムチャな、でも優しい子なんだな。
「まっいいわ、ありがとう。君も誰か待っているんでしょ?もう行っていいわ」
完全に上から目線、こいつスゲーな。じゃあもう知らないよ?
軽く言葉を交わしその少女に背を向けさっきまで座っていたベンチの方へ足を運んだ。
「まあ、こっちも来ないんだけどね。ったくどーしたんだよ黄瀬のやつ」
バンッ!!
突然勢いよく肩を掴まれた。
驚きながら振り向くとさっきの少女が息を上げながらそこにいる。綺麗なポニーテールの髪が興奮した馬のようにブンブン揺れていた。
「ちょっと!君今なんて!?」
「えっ!?えっ!いっいやこっちも来ないなってっ」
「じゃなくてっ!その後!」
「き、黄瀬のやつって」
元々大きく可愛い目を更に大きくしながら俺を凝視している。
目を見るのは本当に辞めてほしい。人と目が合わないように心掛けているせいで、いざ合ってしまうとちょっとテンパる。しかも相手が可愛い子のせいか無性に照れてしょうがない。
もうマジ勘弁して。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。