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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
196/231

いくとこまでいこうと思いました。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

「お兄ちゃん今日帰ってくる?」


 珍しく朝目が覚めると茜も目を覚ましていた。布団の中でコアラのように俺に抱きつきながら心配そうに呟く茜。


「遅くなると思うけどちゃんと帰ってくるよ」


 女の感と言うやつだろうか、根拠の無い不安を感じてのことなんだろうか。


「茜はお兄ちゃんのもの、だからお兄ちゃんがいなくなったら茜は死んじゃうからね」

「変なこと言わないの、大丈夫ちゃんと帰ってくるから」


 茜を落ち着かせるのに時間がかかる朝だった。その後、朝食を手早く済ませ家を出た。


 例えばPTSDやADHDなど、少し重たい過去を持っている茜はそれになりえる可能性があるかもしれない。パニックだって起きた事は無いけど、危ない時は何度もあった。

 でもきっとそれは俺も同じなんだと思ってる。

 俺に依存する茜に、多分俺も依存している。それは共依存に近いのかもしれない。

 こうやって冷静に状況判断だってできるのに、自分の辛さから逃げたくて茜を利用し最低の方法で状況を悪化させている。そんな確信犯的思考のクズが今の俺だ。


 バイト先に着くと朝をメインにしている大学生やフリーターの方達が休憩室で賑やっていた。

 八時を回りオープンの時間、さすがこの辺りじゃちょいと有名な人気店。こんな時間からでもお客さんが続々と来店し大繁盛。忙し過ぎて目が回りそうになりながらこの店スゲーななんて考えていると、明るい挨拶が聞こえ振り向くと金城さんがいた。


「あ、おっおはようございますっ」

「あーうん、おはよう白井君」


 未だぎこちない雰囲気を引きずったままの金城さんからの淡白な挨拶。


 ちょっと寂しいけど、まあしょうがないんだろうな。


 そんな金城さんと交代で仕事を上がった。


「黄瀬との時間まであと三十分以上ある、でもまあいっか。このまま座って待ってよ」


 駅前には大きな木を中心にちょっとした広場があり、その木を眺めながらベンチに座っていた。


 そーいやここでイブに振られたんだっけ、まあいいけど。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 駅からバスで三十分ほどした住宅街の一角で時間に追われ慌てる女子二人がいる。


「ちょっと瑠奈(るな)急いでー」

「エーミが服悩み過ぎなのよ!」


 慌てながらギリギリでバスに間に合い一息。空いた席に腰を下ろしたところでその異変に気付く。


「ん?エーミどしたの?」

「・・・やってしまいました」

「は?」

「スマホ家に忘れた・・・連絡取れない、終わった」


 呆れて言葉が出ない、そんな表情でため息が出た。


「そーゆうとこあんた昔から変わんないわね。ってそんな人生終わったような顔しないでよ。なに?そんな大事な人なの?これから会う人って」

「・・・うん。いっちばん、大事」

「ちょっ、泣かないでよ!スマホ無くったって会えればいいでしょ?」

「でもぅ、もし今何か大事な連絡来てたら〜」


 呆れつつわかったわかった言いながら、停車ボタンを押して席を立った。


「はいはい、エーミはここで降りてスマホ取り行きな!」

「えっでも、したら間に合わないー!」

「だーかーらっ、あたしが伝えといてあげるから」


 戸惑う彼女を強引にバスから下ろし、ドアが閉まる前に慌てて名前を聞いた。


「白井巧太!」

「わたったー!まかせといてー!」


 乗った次のバス停で降りた彼女はその道を戻るように走っていった。


「ふぅ。なによ、男じゃない。そりゃ必死になるわね。しょーがないわね、親友の為に一肌脱ぎますか」


 そう言ったはいいものの、彼女自身小中と女子校だったため男性に対しての耐性があまり無い。正直ちょっと緊張していた。


「あれー?この辺にいるはずなんだけどな、どんな感じのヤツかもう少し聞いとけばよかった。あーどうしよ」

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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