いくとこまでいこうと思いました。②
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
いろんな鬱を抱えてながら今日も黄瀬からのスタンプを無視。そして昼休みはこないだ見つけたぼっちスポット、じゃなくて一人静かに落ち着ける穴場へ向かい歩いている。
コの字型の校舎の廊下を渡り折り返した先からは特別教室が並んでいる。こっち側は基本生徒は来ない為静かに一人の時間を過ごせていた。
特別教室は鍵が掛かっていて入れないが、この廊下から見える中庭を眺めながらの昼飯も悪く無いと思っていた。
すると、遠くから足音が聞こえて来た。あえて音を立てているのか力強い足音がだんだん大きくなって近づいてくる。
「あー!見つけましたー!」
廊下の角を曲がり姿が見えた所でそう叫ぶのは黄瀬だった。
いつものカラフルな包みのお弁当を片手に、もう片方は腰に当て仁王立ちした黄瀬がご立腹な様子で現れた。
「先輩私のこと避けてますよねー」
冷たい視線、そして低く重量のある声が飛んできた。
「え!?いやっそんなこと、ないけど」
「じゃあなんでメッセ無視するんですか!」
「いや、その、最近ちょっとそういう気分じゃなくて」
「はあ?そういう気分ってなんですか?じゃあ気分で無視してたんですかー?ならそう言えばいいじゃないですかー!意味わかんないんですけどっ!」
べらぼうにブチ切れっすね、もはやライオンだ。
熱が入り過ぎてる黄瀬は叫ぶようにその怒りを俺にぶつけてくる、歯を食いしばるような表情がいっそ泣き出しそうに見えた。
そしてゆっくりと俺に近寄りワイシャツの端を掴んだ、今度は怯えるような様子で。急に黄瀬が小さく見えた。
「あの、私なにかしました?・・・ごめんなさい、許して下さい。無視は、辛いです」
『無視は辛い』
そんなの誰だって知ってること。それにたくさん経験してきた俺だからその重さがよくわかる。
今凄く辛いから
悩まされる事がたくさんあったから
何かに逃げたくなるほど苦しいから
自分の心もよくわからなくなるくらい、たくさん傷付いてしまったから
そんなもの誰かを傷付けていい理由にはならない!
俺は黄瀬を傷付けた。その事実をゆっくりと自覚していく、全身が何かに押し潰されるように苦しくて中々声が出せなかった。
「・・・ごめん、本当に違うんだ。俺が悪いから、本当にごめん、傷付けるつもりはなくて」
黄瀬は何かを必死耐えるように小刻みに荒い呼吸をしている。
「本当・・・ですか?」
「ごめんなさい」
「こないだ私が変なこと言って怒ったからとかじゃないんですか?」
「ちっ違うよ!」
俺が何度も否定すると、だんだんと普段の黄瀬に戻っていく、ちょっと安心した。
「じゃあ、なんなんですかー!」
おっとプンスカ子猫復活ですね。まあいいけど。
「それは、俺の問題で、だから」
「関係ないとか言っちゃうやつですかー?」
「いや、その」
「先輩が悪い、そうなんですね!」
そう、だけど・・・怖いんですけど。
「いちごミルク」
ツンッと尖らせた口から可愛い単語が飛び出した。
買ってこいと?
「わかった、今行ってくるから」
「ちょちょちょっ、違います違います!私そんな安くないんですけど!」
いつも大喜びしてんじゃん。
「駅前のKFCって呼ばれてる喫茶店、知ってますよね?」
「・・・え」
「そこで今季節外れのいちごフェアをやってるんです。そのメニューにある『いちごミルクパフェ』食べたいです!」
よく知ってるよ。こないだ新メニュー研修が甘ったる過ぎてしんどかったのを覚えてる。と言うか・・・
「あ、あのさ。えっと、知ってて言ってんの?」
「は?何のことですかー?金城先輩が実は超美人って事ですかー?学校じゃそっけなく隠してバイト先でいちゃいちゃしてる事ですかー?それともそんな金城先輩だけじゃ物足りず他校の一年生にまで手を出してよろしくやってる事ですかー?」
えっとー・・・ああ、これもうダメだ。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。