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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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こんな所で後輩に出会いました。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。

 キーンコーンカーンコーン


 ここが学校と言う事を象徴するような音。前の学校より少しだけ高級感を感じる、透き通っているのに重みのあるようなそんな電子音が周りのざわつきを一気に相殺した。


 先に立ち上がると「あの!」と声がした。制服の裾を引っ張られる方向に振り向くと、階段に腰掛けている黄瀬瑛美が何かを躊躇してもじもじとしていた。


「えっと、その。また、こうやって話したりとか、したいなー、なんてーちょっと思ったり、してるんですけど」


 知り合って初めて見る表情。怒ったり笑ったりはいっぱいあったけど、こんな不安そうな顔してる黄瀬瑛美は初めて見る。テレを隠しながら相手の反応を心配しながら、少し赤くなった顔を隠すようにそっぽ向いた彼女がいた。ちょっと可愛い。

 しかし、素直に目の前の子を可愛いと思えない自分がいる。なんとなく一昨日の紫ノ宮とかぶって、少し苦い気持ちだった。

 ただ、俺にそんな繊細な感情を表現するスキルなんてない。できるのはいつものように、笑顔で相手の望んだ言葉を口に出すだけ。


「俺も」


 その言葉を聞いて彼女が笑顔になったのがわかった。そっぽ向いて表情も見えないのに彼女を包む空気に色が付いたような、そんな明るい変化だけは感じた。


「でもさ、その。あまり授業サボるわけには・・・」

「で、ですよねー!えっとー、あ、昼休み!お昼はここで食べましょう二人で!今日から!」

「それならまあ、いいけど」


 今日一のパーフェクトスマイルだった。


 これかなり好意持たれてるって思っていいんだよね?そうだよね?普通に。俺はラブコメの主人公みたいにお気楽鈍感ヤロウじゃないし普通に受けとるけど。いいんだよね?


 ただ問題があるとしたら俺だ。今ちょっと女性に対して恐怖心感じている、もしもこれが勘違いだったとしたら完全に女性不信になる自信がある。マジで。


 人の気持ちと言うのはわりと単純で真っすぐだ。それぞれの性格がわかってしまえば、その言動から紐解いていき本当に求めていることがなんとなくわかる。


 まず理性で制御できない本音と言うか本心というか、その思いが先行する。"その気持ちや思いを一番に"と自身の生き方とする者は、そこに信念という言葉や行動で武装し前に進む。

 一方、その思いすりゃ理性や知性で制御し自身のスタンスを変えたくないとする者は、決意やプライドと言った分厚い壁を張ってそこに構える。

 完全に自論だが、まあそんなもんだと思っている。ちなみに俺は後者だ。

 まあ子供から見て子供を見極める子供の浅知恵と大人に言われてしまえばきっとその通りだろう。ただ実際、今まで大抵この考えで上手くいっている。と思う。


 しかし例外はある。たとえば紫ノ宮風華だ。あれは俺自論で言う前者のフリして取り繕い相手を翻弄する計画的な後者だ。悪女とか小悪魔とかそういうたぐいのタイプだろう。そこまでいくともうわからん。


 今目の前にいる黄瀬瑛美はそう言った特殊なタイプではないと思う。そして多分前者だ。


 ほんと心からの笑顔って言うのはこういうのを言うのかな。なんて思うくらいだ。


 今日の昼の約束を交わした後、その可愛い顔で可愛い声で「はい」と答えた。


 こういうの結構くるな。ヤバいほんと可愛いこいつ。そういうのをさ、紫ノ宮に教えてあげてマジで。


 その後、二限が始まる前に教室に入った。すぐに黒坂が飛んで来ていろいろ聞かれてちょっとめんどかった。

 ほんとこいつは俺のこと大好きだな。


「白井朝居たよな?どこ行ってたんだよ」


 別に隠す理由は無いけど報告義務もないので、なんとなく黄瀬の事は話さなかった。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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