誤解から始まりました⑦
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
バイト上がりの休憩室、俺ら三人は順番に着替え待ちをしながら少しの歓談を楽しんでいた。
「先輩、ちょっと恋バナしてもいいですか?」
「い、いいけど。好きな人できたの?」
「違います違います!先輩の、恋バナが聞きたいんです!」
「ええ!?俺?と、特に無いよ?」
突然ぶっ込んでくる後輩、彼女は唐突にこういう事を言ってくるクセがある。ちょっと困る。
「ちなみなこないだの彼女はなんで別れちゃったんですか?」
「え、あー、なんだろう。フラれた側だしな、俺も知りたいくらいだよ」
「じゃあその前の彼女は?」
「・・・同じ、かな。いつもすぐフラれちゃう。なんでだろうね、はは。何が悪いんだろう」
「それだけの経験あったら何か気付いたりしないんですか?例えば先輩の方からフった時に思った事とか」
「んー、フった事無いからなぁ、わからないよ」
「え?え?じゃあじゃあ、今まで何人と付き合ったんですか?」
「え?えぇーっと・・・」
あらためて何人と聞かれても正直わからない。でもちゃんと覚えてる、だから一人づつ思い出していけば・・・
「ってどんだけいるですかー!!!今指何回折りました!?ってか折り返しましたよね!?」
「あーまあ、そんだけフラれてるんだけどね、はは、はは」
「・・・・・」
あぁ言わなきゃよかったな。多分彼女の中の俺の株は大暴落、それに金城さんにも聞こえてるよね。ちょっと失敗した。
「あ、あのさ。それ私も聞いちゃって大丈夫だったのかな。なんかごめんね」
気まずさ全開といったご様子の金城さんが着替えを終え学制服姿で出てきた。つかさず紅林さんが軽快に更衣スペースへ消えていった。
そして机に対面で座る俺と金城さん。
紅林さんの着替えの衣擦れ音が響くほどの沈黙がこの空間を覆っていた。
紅林さん!やりたい放題投げっぱなしかい!
どうしてくれんのこの空気!
着替えの終わってない俺は帰るに帰れない。更にこんな状況に手を出せるほどのコミュ力も無く、ただ目を泳がせるだけ。
「ええーっと、しっ白井君って今好きな人いないの?」
どうしたんですか金城さん、この空気で更にそのネタ続けるんですか?
それに何とか出してくれたであろうその質問、俺にとってはちょっと難問で、なんて答えたら・・・
「え?いるの!?そうなの誰?」
「いやっいやっ、その。す、好きってなんなんですかね」
とっさに出た俺の言葉は真意ではある、だか金城さんはわかりやすく頭に?を浮かべていた。
「その、なんて言うか。み、みんな好きだから」
「え?いやいやいや異性のって話だよ?」
「そうです、金城さんも紅林さんも、クラスの女子だって、それに言ってしまえば別れた人達だって今でも・・・」
「これから付き合ってもいいって思うくらいの好きって気持ちだよ」
「まあ、そうです・・・」
金城さんは変わらず頭に?がのったまま顔を赤くしていた。
「い、一番を決めなきゃいけない事、なんですか?」
俺が俺の中でずっと抱いていた疑問をそのままぶつけてみた。ちょっとだけ発散したかった。
「ん〜そっか、そうだね。白井君はそうなんだね。なんかわかった気がするよ」
金城さんは何か勝手に自己解決したようだ。
「じゃー!!先輩私の事好きなんだー!そっかー知らなかったー、あぁどうしよっかなー」
バーンっと勢いよくカーテンを開け出てきた紅林さんがふんぞり返りながら上機嫌に叫び始めた。
「先輩って女の子ならみ〜んな好きなんですね」
そうだけど、そうなるけど。言い方ってのがあるんじゃないですか?
「先輩って・・・チョロいっすね」
「チョ!?なっ!!」
「可奈ちゃんっ」
チョロいゆーな!!そうゆーの黄瀬だけにして!
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。