誤解から始まりました⑥
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
私には今凄く気になっている男子がいる。
いつも反応は素直でとにかく真面目、誠実で真っ直ぐな姿勢は同じように生きてきたつもりの私でも尊敬する。ただ、彼はとても弱く人に流されていつも損な役回りをしてたりするし、目の前の誰かを助けても自分は守れずにすぐ傷付くとこがある。
そんな不器用な彼の事が私はとても気になっている。
最近、予期せぬ所から彼の変な噂を耳にした。
数多くの女子に手を出して欲に塗れた裏の顔があるらしい。
彼が四葉に転校してくる前から彼の事を知っている私にも全く想像もできない話。今でも信じられない。
でもそんな彼の裏側に触れた子が実際に何人もいて、その子達が事実だと言っている。
もう何が何だか。
ただ、もし本当にそんな人が四葉にいるというのなら、私はそれを許す事はできない。不純に汚れ校内の風紀を乱されるのは我慢ができないし、そんなクズは絶対に許せない。
好意と嫌悪が心の中でグルグルと掻き乱すように胸の奥が痛い。
私はいったいどうしたいんだろう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
体育祭は無事に終了した。
「よーシロ!実行委員で頑張ってたのにワリーな、俺ら赤組が勝っちまってよ」
祭り事の後、更にテンションが上がるヤツっているよな。
「え、いーよ。俺ほとんど競技出てないし、ってかこういうのは苦手だし」
「何だよもっとノってこーぜ!よしっ、じゃあ帰りファミレスかどっかで打ち上げしよーぜ!」
黒坂の掛け声に自然と男女数人が集まってくる、結局は山本や吉野さん達いつものメンバーで盛り上がっていた。
「あー、ご、ごめんっ。委員会の作業あるから、それと今日はすぐバイトでっ」
口を挟むタイミングも見つからず、とにかく叫ぶように言い切っては逃げるようにその場を離れた。
「あっ、き、金城さんっ。俺もやりますっ」
昨日苦労して設置したその全てを黙々と片付けていった。今日は先生達も皆協力し、ものの数十分で終わってしまった。
昨日あんなに大変だったのに、人海戦術恐るべし。
「金城さんも今日シフト入ってたよね、じゃあまた店で」
「・・・あ、うん」
なんだろう、また微妙な距離を感じる。昨日は普通だったのに、俺何かしたかなぁ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
バイト先のKFC(喫茶FavorCoffee)に付くと金城さんと紅林さんが準備を済ませ楽しそうに話しをしていた。
「あっ、先輩おはようございます」
「・・・おはよう」
微妙な空気を感じつつもいつもの笑顔で挨拶をし、そのままカーテンの向こうへ直行した。
「え?あれ、潤香さん先輩と喧嘩でもしたんですか?」
「ええ!?いや、別に。まぁなんもないよ」
「そーですかぁ」
この空間でこの距離、コソコソ話しても聞こえてるからね!それ俺も気になってはいるんだけどね!
とりあえず『なんもないよ』を信じます!
仕事を始めると、こんな時に限ってというように金城さんと衝突が多かった。衝突と言っても喧嘩する訳じゃなく文字通りの接触。
「わっ!ごっごめん!」
これで何度目だろう。忙しいってのもあるけど、事あるごとに金城さんにぶつかってしまう。と同時に何度も金城さんの胸の柔らかさを顔面に感じ恥ずかしくてしょうがない、そしてちょっと気まずかった。
こんな時にいらないんだよ、ラッキーなんとか。
金城さんも仕事に集中してるのか、特に警戒してる感じもなく体に触れたのに嫌がってる訳でも無さそう。なのにたまに鋭い視線を感じる。
なんだろ、いい加減めんどくさい。あぁ帰りたい。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。