マジでヤバい二人でした⑥
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
「そ、その。私は別に平気だから」
俺は今そんな言葉に流されて青木さんと同じベッドで寝ている。いや寝れないでいる。
『まあ男女で別れて積もる話もあるだろうけど。悪いけど俺達にとっても一晩一緒に過ごせんのマジで久しぶりだから』
そう言って顔を赤くした一ノ瀬さんを連れて上の階へ行ってしまった。そして用意されたこの客間にはダブルベッドが一つ。
変な気を起こさないように青木さんに背を向けていた。
「ねえ、もう寝た?」
話しかけてくるんですか!?
「ま、まだ、だけど。変な声とか聞こえてくる前に寝てしまおうかと」
「へ、へへ変な声!?変な声ってっ、その、その」
あー多分今テンパってんだろうな、見たいな。
『あ、他に布団なんてねーから。そこはそっちでなんとかしてくれ。そんで邪魔はすんなよな』
邪魔って何?そゆこと?そゆことすんのあんたら。
「まま、まさか、こんな風になるとは思わなかったよね」
天使の青木さんには刺激が強すぎる状況。何もできないけど、何もしない内に終わらなきゃ。
「じゃ邪魔するなって言ってたし、俺達は、もう寝ちゃった方が、い、良いと思う」
「え、邪魔?邪魔ってなんの・・・はっ!?」
あー、また自爆してんだろうな、見たいな、可愛いな。
沈黙の間があり、俺はそのまま寝る事を選択した。
ふわっと背中に小さい暖かさを感じ一気に目が覚めた。
何かが・・・これは手?
「もしも・・・もしもさ・・・私達がまだ、つ、付き合っていたらさ。このまま・・・し、しちゃう、のかな」
この一瞬で心臓が破裂したかと思った。
俺は何の反応もできない。何の言葉も掛けられない。
「し、白井君もさ・・・その・・・」
掛け布団の動く振動が伝わってくる。背中に感じる暖かさが広がっていく。
だめだ!今振り向いたらきっと襲ってしまう。俺だって本当は、本当は!
「お、俺!・・・俺は、えっと、その。振られたばかりで、なんて言うかよく分からなくてっ」
その瞬間、背中に感じた暖かさがフッと消えた。
「ごっごめん!私、またこんな酷い事・・・」
そっと横目で彼女を見ると丸くなった小さい背中が見えた。
「私・・・最低だ・・・ごめんなさい、ごめんなさい」
ごめんなさいを連呼し続ける彼女の背中を見ていた。何回目かのごめんなさいから声が震えているのがわかった。
今の俺は何かをしてあげる資格もない。以前に散々彼女を傷付け俺にそんな資格は無い。
何も出来ない自分を恨みながら忘れていた罪悪感を思い出し、ゆっくりと彼女に背を向けて瞼を下ろした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
朝になり気が付くと信じられない光景に一気に目が覚めた。
「えっと・・・おはよう白井君」
気まずさいっぱいの困った笑顔で挨拶をくれる俺の天使。しかし何故か俺に抱き付くように手足を絡め、今目の前には胸元がはだけギリギリで見えないセクシー天使の青木さんだった。
「その、なんか起きたらこうなってて・・・動いたら起こしちゃうかなって思って・・・」
「いやっ、あのっ、そのっ、胸元が、やややヤバいからっ」
「え?・・・あっ!?ご、ごめんなさいっ」
「あっ!待って今動いたらっ、痛っ」
「え?ごめんっ。あれ?何、これ・・・!?」
湯気出した見たいな顔で慌てて部屋を出て行った俺の天使。相変わらず反応がアニメっすね。
はあ、全然治らないや。俺最低。
まさか俺にもあったのか、ラッキーなんとか。違うか。
少ししてツヤツヤの一ノ瀬さんが朝から元気いっぱいに絡んできてちょっと困ったりした。
しかも青木さんは握ったであろう右手を眺めて赤くなったり、そんな姿見て変な揶揄い入れてくる黒坂と一ノ瀬さんがウザかったり。低血圧の俺にとっては迷惑な事この上無い。
そして午前中には黒坂家を出た俺と青木さん。駅まで一緒に歩いている間少しだけ話をした。
「お、男の子って、そそその、あ、朝大変なんだね」
そーゆうのいらないですっマジで!
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。